「明日(あす)の昼、織田信奈と会う。同席してくれんか?」
「は?」
場は斉藤道三の茶室で二人の男が座っていた。
この小説の主人公で裏雑賀当主の雑賀孫一と美濃の蝮と呼ばれる斉藤道三だった。
「いやいやいや、何故?何故私が?」
「お主だけじゃないわ。十兵衛も居(お)る」
「いや、そーいう問題じゃねーよ」
孫一は焦りすぎて、もはや素に近い言葉を出してしまい。焦りつつも冷静なツッコミを入れる。
「あの、ね。何故と聞いてるんだ」
「何故だと思う?」
ニヤリと正座で道三は笑い、孫一は胡座になって左腕を左足の膝上に乗せて頭を掻く。
「義龍と離すのが主な理由か・・・」
「ほう、分かっておるな。」
孫一は「それ以外無い」とぼやき、今更ながら義龍との関わり合いが大きくなった事を後悔していた。
義龍とは大筒を売って以来、義龍は暇さえ有れば孫一の元に尋ねて大筒の稽古を頼んでいた。
孫一は、それを断らなかった。主な理由は雑賀衆や根来衆そして裏雑賀衆との繋がりが強くなり、栄えやすくなるからだ。
斉藤道三は、そこに気が付いていた。
ましては穏健派の武将であり、戦事(いくさごと)を強いる武力派(義龍)の後ろ盾(孫一)が居るのに対して良くは思わない。そこで後ろ盾を引き離す事にしたのだ。
「で、どうじゃ?」
「否定するのは、無理なんだろ?」
孫一は、いまだに頭を掻き続けながら溜め息をついた。
日は進み、とある崖に光秀率いる鉄砲軍と孫一、道三、光秀が草木に隠れながら織田軍を見ていた
「なんとまぁ、命知らずな。オデコちゃんは、この場面をどう見る?
相手は火蓋を切り、進軍を進めるコレを見て・・・」
カチャリと南蛮人から買い入れた望遠鏡をたたみ、光秀に渡した。
「気が触れてるとしか思いませんよ師匠」
光秀は望遠鏡を目に通さずに道三に渡した。
「ほう、これはこれは。うつけと呼ばれる程の大胆さじゃわい」
道三は望遠鏡を受け取り、覗きながら豪快に笑う。
「だろうな。うつけ、どころか命知らずな輩だと思えるがね。しゃーない、オデコちゃん。迎撃する形になっているから不意討ちなしでいこう」
「わかりましたです。」
孫一はそう答えを光秀から聞くと道三に近づく。
「道三殿、あなたは何を考えている?」
「さぁ、何かのう?」
パチリと望遠鏡たたみ、孫一に顔を見せぬまま、道三は光秀を連れて正徳寺に向かった。
そして孫一は最後に残り、先程覗いていた光景・・・織田の当主に訴えていた足軽の服装を思い出していた。
「あれは、制服だよな・・・まさか未来人か?」
しかし、その呟きは誰も聞かれぬまま青い空に溶け込んでいった。
孫「あとがたり~、この企画は作者の暇つぶしで書かれ、そして話を解説するためのスペースみたいなものである。
と、いうわけで主人公の孫一です」
明「今回も補助する明智光秀です」
「げすとの道三じゃ」
孫「今回の議題はこれ!」
アニメとオリジナル展開
明「うすうす気づかれて思いますが火蓋を切って行進するなど原作には無い行為です」
道「あにめで書かれた描写を使ったほうが良いと感じたそうじゃ」
孫「そして現在武力派の後ろ盾にいる理由は武器の買い込みが良いし。義龍殿は買い物上手なためだそうです。その金はいずれタグの科学チートに結果が載ります」
明「では次回の更新まで終わりです」
オマケ、サーの独り言スペース
ちなみにヒロインは今川さんでOK?
もしヒロイン希望があれば、物語の改変しますから是非感想にてご投稿を