織田信奈の野望~雑賀孫一に生まれ変わり~   作:ミスターサー

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蝮とうつけの会談

正徳寺の本堂。三人の人物が座っていた。

壁に寄りかかりながら胡座(あぐら)をして座る雑賀孫一。

正装でもない楽な茶色の着流し姿である斉藤道三。

その斉藤道三の後ろで正座をして控える小姓、明智十兵衛光秀。

の三人である。

 

しかし、その外に控えている者も居る。

物静かに正面入り口に正座する、まだ無名の槍使い、前田犬千代。

そして前回孫一が気になっていた制服青年がいた。

 

「・・・織田の姫、遅くね?」

 

最初に物静かな空気を破った孫一は、そう言いながら種子島の焙烙をメンテをし始め、もはや礼儀知らずな行動しはじめた。と同時に道三は欠伸をして「確かに遅いのう」とぼやきながら茶をすする。

 

制服青年はそれを見て顔をしかめる。

だが待たせれているのも事実で、織田軍が着いたのは現代の時間で言うと三十分前。約束の時間よりも待たされた方は異常に長く感じた。

 

「美濃の蝮!待たせたわね!」

 

すると突然に戸が開き、京友禅の着物を着た美しい少女が入ってきた。

その少女は、織田(おだ)信奈(のぶな)。織田の姫武将で先程の奇怪な服装では無く、顔に泥も無い美しい白肌が出ていた。

 

道三は茶を噴出しそうになり、織田の姫にかけぬように孫一の方に向い噴いた。

 

「ぶう!」

 

「うわ!きた-ってオレの焙烙にお茶がぁあああああ!」

 

孫一は立ち上がり、急いで焙烙を分解して水(お茶)が入った部分を徹底的に拭き取る。

その間、光秀は、密かに心の中で孫一の相棒に経を唱えて前を向いた。

 

「うお、お、おお!なんという美少女」

 

あ、まだ駄目だこりゃ。と分かりやすい顔になりそうになった光秀は、再び師である孫一に顔を向けたが既にその場に居なく、織田の前田犬千代の横で焙烙を天日干しして膝を縁側に着け、顔を下に向けて落ち込んでいた。

 

「あぁ、師匠が白くなっていくです」と密かに呟いた。

 

 

「蝮、単刀直入に言うわ。あんたの娘を頂戴。尾張には、いえ、今の私にはアンタの力が必要なのよ」

 

「ほう、しかしじゃ。言うまでも無く、ワシはそなたを信じてはおらぬ。しかも尾張一国も押さえつけられぬ、まとめるのも出来ず。どこを信じれば良いのかさっぱりじゃ」

 

と、いつも間にか大将同士で真面目な顔で話し合いを行い始めた。

道三は、いつもの目ではなく、まさに獲物を狩る蝮の目をしていた。

しかし織田の姫は退かない。そして眉さえ動かさない。

 

「蝮、あんたの器なら実力を一目で見抜くはずよ」

 

「ほう、だが、それほどワシは見た目だけでは判断せん」

 

「あらそう、意外ね」

 

「意外じゃろう?さてといくつか尋ねたい」

 

「いいわよ。」

 

「では孫一よ。織田の姫武将(うつけ)に質問せい」

 

しかし返事が無い。

 

「あの道三様。失礼ながら今、師匠は、その、あんな状態でして、です」

 

光秀が指した指の先には、シクシクと泣く孫一が居た。

 

「焙烙がぁ、焙烙がぁ・・・。親友から貰った焙烙がぁ、妹から貰った木彫りの柄がぁ・・・」

 

「さて、姫よ。そなたは、尾張のうつけと呼ばれるが-」

 

「え、無視!?」と制服青年は言うと前田犬千代に「うるさい」と一喝され、蝮とうつけ姫の話は進んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・で、だ」

 

「なんじゃ軟弱者」

 

「おい禿げ、てめー、まずド頭(あたま)打ち抜いてやるからさ、そこに立てや」

 

会談が終わった後、孫一は完全復活した焙烙を片手に取って、イイイヤホォオオオオオオ!と跳ねて喜んだのだが・・・

 

「怖いのう。じゃから、はよう逝け」

 

「勝手にオレを話のダシにしておいて挙句の果てに織田に売りやがる。てめー本当に人間か!!」

 

そう、道三は織田信奈の天下統一の夢を聞き、さらに制服青年が戦を止める仲介役になり。なんやかんや同盟する事になったのだ。

そして美濃の譲り状を書き終えた道三は[織田信奈に我が客将の雑賀孫一を種子島指南役として渡す]と書いたのだ。

 

「師匠、ここは本堂ですから罰当たりですよ」

 

と光秀が仲介に入り、宥める。

 

「でもよ!オデコちゃん!」

 

「それに美濃の武力派の後ろ盾になる者を、まして天下の傭兵軍団の頭を送った方が向こう(織田陣)と交流しやすいですし、信用も得ます」

 

「そりゃそうだ・・・。ってオレが言ってるのは、そういう以前の問題で!美濃で内乱したらどうすんだって話だ!」

 

孫一の意味は良く分かる。美濃の破格の譲り状を作り、次期当主の義龍にも、美濃三人衆、そして家臣達に相談もせずにアカの他人の織田家に無償、しかも娘まで譲るという気の狂った行動。この行為はまさに「内乱を起こせばよい」と言っているものだ。

 

「それは分かっておる」

 

「なら」

 

「じゃがワシは、もう一度夢を見たいのじゃ」

 

「夢?」

 

「天下人という夢じゃ。ワシはもう良い歳・・・ならば天下を、新たな世を作ろうとする者に賭けたいのじゃよ。」

 

「・・・それが、あの織田の姫さんか」

 

道三は無言で頷く。その顔には今まで無かった闘志を表す男の顔つきになっていた。

 

「わかったよ、わかりましたよ!」

 

孫一は頭を右手で掻き、本堂の外に向かうが突然振り向き、光秀に言う。

 

「オデコちゃん、もし蛇(道三)が死にかけた時はオレは助けないからな。」

 

「・・・分かりました」

 

「んじゃ、お世話になりましたよ~」

 

今度こそ孫一はフラフラしながらも本堂を去っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おまけ、新たな場に仕官

「ふざけんじゃないわよ!エロ猿!」

 

「うっせえ!ばーか、ばーか」

 

「たのしそう」

 

「・・・そうなのかい?」

 

「うん」

 

だが、孫一は新たな主とその足軽の喧嘩を見て溜め息を吐いた。

その後、槍使いの少女に曲者扱いされたのはココに簡略させていただく。




孫「あとがたり~、もはや三回というありがた迷惑なこのコーナー。今回も語らせていただきます。主人公の雑賀孫一です。」

「げすとの前田犬千代」

「明智光秀に代わって、この天下の美少女!織田信奈よ」

明「あれ?私降板?めいんじゃないですか?」

サー(ディレクター)「違いますから行きましょうね」



ズリズリ・・・

「は、離してくださいです!離して!H・NA・SE!!」


一同「・・・」

孫「えっと・・・今回のお題はこれ!」

お題「裏雑賀の説明」

孫「です」

信奈(以下、奈)「これは分からない人も居るんじゃないかしら」

犬千代(以下、犬)「犬千代も知らない」

孫「だろね。ま、作者の考えたネタはこんな感じ。」

雑賀衆は傭兵集団だが闇に存在する忍者集団も面白いかもしれない。
なら、影武者も居ても面白いし、雑賀孫市が死んだ年も不明ならもう一人居ても良いんじゃね?

孫「って感じかな」

奈「随分、適当ね」

犬「安直」

サー「ひでぇ・・・」


孫「ま、詳しく説明すると今後のネタばれするからココまでにするよ」

奈「で、ひろいんは誰にするの?」

孫「感想にオデコちゃんと書かれてるね。どうもありがとうございます。もしかするとヒロイン候補は今川さんと取り合いになるかもしれない・・・オイ、作者ヨベ!アイツはハーレム嫌いだろうが!」

奈「あれ、じゃあ私は天下一よ?」

孫「いや、それは無いよ。確実に・・・自称だし、年下はあまり」

奈「なんですって!この年増好き!」

孫「嫌な言い方だな!おい!」


ギャーギャー!
ドパン!
タネガシマヲウツナー!

犬「・・・かんぺが来た、もし宣伝したい方が居れば作者の方にメッセージを送りください。少しでもご協力できたら幸いです。

・・・無謀、批判くる。ちなみにこんな感じ」

今回の提供は
いつも元気な○○!「-タイトル-」
イエぇぇぇぇガぁぁ!「-タイトル-」
の提供でお送りします

犬「・・・じゃれあいが終わらない。あ、おーけーさいんが出たのでこれにて閉幕。次回もお楽しみに」
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