ここは核が落とされた世界、植物は枯れ、全てが荒廃した世界。
そんな世界に彼女はいた。
「ここはどこなんでしょうか···?」
と、彼女は呟いた。彼女の名前は、射命丸 文 新聞記者だ。
彼女は気づいたらここに立っていた。一体どうやって来たのか分からない。
「とにかく、立ち止まっていても仕方ないですし、探索···してみましょうか。でもその前に···」
と言うと、少し膨らんでいるポケットに、何が入っているのか確認しはじめた。
そして見つけた。
「これは私のカメラですね。こっちは···銃?」
銃はハンドガンだった、しかし少し違っていた。
勿論文は、銃に関しての知識は乏しいため、こんな銃もあるんだなーという程度で終わった。
荷物を確認し終わった文は、飛ぼうとした。
「···あれ?」
だが飛べなかった。
その後も何度か飛ぼうと試みたが、飛べる事はなかった。
そして気づいた、この世界では能力は封じられ身体能力などは、成人女性と同じぐらいになっている事に。
「ど、どうして···」
彼女は暫く生きる意味を失った顔だったが、ようやく
「頑張りましょうか...」
という言葉をいって歩き始めた。
暫く歩いていたら、人がいた。しかし見た目はどう見ても世紀末な見た目だった。
何ですかあいつら、と内心文は思いつつ
近くにあった車に隠れて様子を見る。人数は5人くらいだった。
たまたまそこに普通の人が通り、ヒャッハー達はその人に気づいた。
するとヒャッハー達はその人に銃で襲いかかり、殺したらその人の荷物を漁りはじめた。
それを見ていた文は、見つかるとまずいと思いその場から離れようとしたが、
運悪く足元には木の枝があり、バキッという比較的大きな音がなった。
「何の音だ?」
と一人のヒャッハーは言い、文が隠れている車に近づいてきた。
文は逃げようとして走った、勿論バレた。ヒャッハー達は追いかけつつ銃を撃ってきた。
そして銃弾が文の足に当たってしまい
「痛っ!」
文はこけてしまう。
「もう逃げらんねぇぞ!」
ヒャッハーの一人が言う。
「死ねぇ!」
と言って銃の引き金を引こうとして、ヒャッハーの頭が弾けた。
その場にいた全員が、銃声がなった方向を向いた。
ヒャッハー達は反撃しようとしたが、全員頭を撃ち抜かれた。
「やっぱり文だったのね。」
「あ、あなたは!」
それは文も知っている人物だった。
「咲夜さん!」
ヒャッハー達の頭をピンポイントで撃ち抜いた彼女の名前は
十六夜 咲夜だ。
「さっき撃たれていたけど大丈夫···ではなさそうね、これ使いなさい。」
と言って文の手に何かを放り投げる。
「···何ですかこの注射器みたいな物?」
「スティムパックというものらしいわ、使えばすぐ傷は治るから騙されたと思って使ってみなさい」
「使うって···刺して使うんですか?」
「ええ、そうよ」
「何処にです?」
「何処でもいいんじゃないかしら」
「何処でもですか···」
それを聞いた文は腕に刺した、
すると不思議なことに、足の傷がみるみるふさがっていった。
試しに文は足を触ってみたが傷なんてものはない。
「凄いですねコレ」
「この世界の回復薬みたいな物よ」
「へー、そうなんですか。」
「ところで話は変わるけど貴方、銃は持っているのかしら?」
「銃?ああ、これの事ですか?」
と言い、一番最初に見つけた銃をだす。
「やっぱり持っているのね···何故その銃で反撃しなかったの?」
「···あっ」
はぁ、と咲夜は溜め息を吐く。
「忘れていたか使い方が分からないのどちらかかしら?」
「どっちもです···」
この後滅茶苦茶銃の使い方教えられた。
「で、どうするんですか?」
「そうね···私達以外にも誰か来ていないか探す、でいいんじゃないかしら?」
「分かりました!じゃあさっそく頑張りましょう!」
「ええ!」
そして歩き始めた。
そんなに彼女達は、背後から迫ってくる一つの影に気が付かなかった。
変な所がないか不安でヤバいです、ヤバいよヤバいよです