射手の頂点に立つ   作:クロアブースト

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遠征部隊帰還後からです。相変わらず直接戦闘に関わらないから展開が速すぎる気がする。
少し更新が遅れそうなので時間差で3話分投稿します。


遠征と訪問

遠征部隊が帰還する。これまでにやることは終えてある。情報解析という形で協力してるから玉狛には言ってない。下手に行くと迅さんに未来予知でバレる危険性があるし、というより確実に襲撃予定の近界民を見れば分かるだろうな。そして確実に邪魔しに行くだろう。

 

代表として太刀川隊、風間隊の各隊長の二人と冬島隊の隊長は船酔いでダウンしてるので代わりに当麻さんが代理で来た。そして三輪隊からの報告で玉狛に黒トリガー使いの近界民がいることと黒トリガー奪取の任務が与えられる。何時行うかを決めようとしたら太刀川さんが今日決行しようと言い出した。三輪が反論するが時間が立てば解析されるから即行で行った方が良いと判断したと伝えて作戦決行は今日の夜になった。そして俺は帰還までにやらされてた解析の報告をする。

 

「俺が解析出来た結論から言うと黒トリガーの確保は不可能です」

「「「「「「「「「!?」」」」」」」」」

 

全員が驚く。無理もない、確保作戦が前提から崩れたからだ。

 

「どういう事だ?」

「黒トリガーが近界民を生かす為に作られたタイプらしく、所持者から奪うと供給源が絶たれて死んでしまい、黒トリガーが砕け散るからです」

 

風間さんに俺は無理な理由を話す。つまり持ち主が手離すと壊れる厄介なタイプなのだ。

 

「黒トリガーが壊れるのはどうしてだ」

「まあ黒トリガーの発生パターンは大きく分けて二つあります」

 

太刀川さんの疑問に答えるべく順序よく話していく。

 

「一つは自身の命が助からないと判断して他者を生かす為に黒トリガーになるタイプ、二つ目は大切な人が死にかけた時に生かす為にトリオン体を作って保護する為に黒トリガーになるタイプです」

「そいつは後者ってことか?」

「そうです。特徴は相手に最適化する形で黒トリガー化するので他の者は適合しない事と死んだ場合に役割を終えて自壊してしまうんです」

「ってことは態々奪っても近界民が死んで黒トリガーが使えなくなるってことか」

「そうです。しかも壊れるまでの間にも使えない欠陥品という名の粗悪品です」

 

つまり戦力をひっくり返すのではなく排除するだけの任務なのだ。この事実は士気低下に繋がってしまうだろう。何せ黒トリガーは手に入らず壊すだけなのだから。

 

「だがパワーバランス崩壊と近界民が野放しというリスクは無くなる。作戦は確保から排除に切り替え引き続き行う」

 

士気が下がりかけてたのを城戸さんが立て直す。まだやる意味はあるからだろう。

 

「他に伝える事はあるか?」

「俺が依然話してた通りにコピーされても同じトリガーでやり合えば勝てますね。多重使用は出来てるからそこは気を付けるにしても基本ランク戦と同じ感覚でやれるでしょう。ここには個人総合上位が3人もいますからね」

「それなら楽勝だな」

「そうだな」

 

今話した攻撃手の1位と2位、更に狙撃手の1位がいるのだ。隊員同士での戦いに手慣れてる奴等が揃ってるのだから心配はない。

 

「後は、予知持ってる迅さんが向こうにいるから確実に邪魔しに来るのを忘れずに……」

「それは楽しみだ」

 

襲撃のタイミングが分かってるのだから確実に戦いは避けられないだろう。そして太刀川さんは嬉しそうにしているのは好敵手だからだろうな。

 

「じゃあ解析は終わったんで後は任せます」

 

俺は話を終えて出ていく。

 

 

 

 

 

 

「ということで後は遠征部隊と三輪隊が頑張って失敗して敗走待ちって所だ」

「その根拠は?」

 

久し振りに仙と二人きりでレストランに行って食事をしている。ここ最近忙しくて構わなかったご機嫌取りでもある。勿論奢りを強制されている。

 

「予知があるなら勝てる未来が見えるまで戦力を揃えるからだ」

「なるほど」

 

仙の食べているハンバーグの一切れをフォークで刺して口に入れて貰う。お返しに俺は今食べているステーキの一切れをフォークで刺して仙の開いた口に入れる。

 

「流石に一人じゃ厳しいから玉狛第一が出るだろうな」

「いや、入隊させるなら訓練させる師匠が必要だし、不安にさせない為に他から忍田派と組んで嵐山隊を出すだろうな戦力的優位も示せるし」

「確かに二つが組めば数も戦力的にも上回るからな」

 

俺の言葉に仙も納得する。そして物足りないのか俺の皿から直接一番大きい肉の一切れをかっさらっていく。

 

「やばくなったら玉狛第一に増援するかもしれないから仙の言うこともあってるよ」

 

お返しにハンバーグではなく、付属品のポテトを貰う。

 

「なっ!?……けどどちらにしろ任務は失敗して敗走するな」

 

既にこちら側のポテトは空なので余り物の人参で我慢するかと思えば一番高そうなデザートを頼んだ。こちらの財布を軽くするつもりである。

 

ピピピピ!

 

ボーダー専用スマホが鳴ったので出ると案の定失敗と俺に召集命令が来た。今度は俺か天羽を使うつもりだろうが俺は動きたくないのでお断りのメールを送る。

 

「迅さんが交渉しにやって来て解決するだろうと思うので頑張って下さい……っと」

「サボる気か…後、交渉って何をするんだ?」

 

仙は注文したスペシャルパフェというボリュームあるのを食べる。

 

「風刃渡して入隊を認めろと交渉する。城戸派は戦力up出来るからかなり有利な取引だ」

「はむ………どうしてそこまで有利な条件を出すんだ?」

「派閥争いに興味ないのと天羽が出れば確実に町が壊れるから避けたいんだろう。後は後輩を守るのが実力派エリートの努めだとか?」

「まああり得そうだな」

 

現場を見てないので机上の空論でしかないが大体の予測を立てる。

 

「もし…共也が出てたらどうなってた?」

「近界民は死亡、黒トリガーは回収出来ずって所だ」

「勝ち前提か…そこまで実力差があるのか?」

 

見てたら美味しそうだったので俺もスプーンを取り出して掬いパフェを食べる。

 

「実力もそうだが何より相性が悪い。多分コピーが一番役に立たないタイプだと思うなぁ……このストロベリーアイス凄い旨いな。すみません、これもう一つお願いします!」

「私のも食べたんだから共也も寄越せよ。確かに数という最も大きいステータスが覆せないならコピーしても無駄だな」

「そうそう、しかも操作の質も確実にこっちが上回るから戦わせても拮抗すらせずやられるのが落ちだ」

 

何だかんだ食べさせ合うのが習慣になってるので俺は仙のスプーンを取って俺が掬う。

 

「共也もやるのが好きだな」

「仙がやらないとむくれるからな」

 

目を瞑って仙は口を開いたので食べさせる。

 

後日目撃したボーダー隊員にリア充爆発しろとか言われるが中学生の頃からやってるので気にしなかった。

 

 

 

黒トリガー争奪戦から数日が経ち、派閥争いが終結した今、ぶっちゃけ暇である。

 

「そうだ!玉狛に行こう」

「え、何故だ?」

 

俺が突発的に思い付いて言ったからか理由を尋ねる仙。

 

「玉狛に入隊させたって事は今頃チーム組んで入隊日まで鍛えてるんだろうよ。せっかくだし挨拶でも行こうぜ」

「本音は?」

「直接会ってどんな奴か知りたい」

「ただの興味だな」

 

呆れる仙だが何時も着いてきて手伝ってくれるのだから俺は仙が大好きである。

 

「じゃあ差し入れ買いに行くぞ」

「おう、どら焼きが鉄板かな」

「いや、ワッフルケーキも安い割りに見た目も楽しめるからそっちにしないか?どら焼きはよくあるからな」

「確かに玉狛はどら焼き多いから別の味の方が良いか、ならワッフルケーキにしよう」

 

美味しいと評判のお店に向かう。

 

「所でお前が食べたいからじゃないだろうな?」

「ギクッ…何の事だ?」

「口にしてるし目をそらしてるからバレバレだ。仕方ない一つ多めに買うか」

 

差し入れを買いながら玉狛に向かう。今は昼間だし近界民である遊真や新人B級入りのメガネこと修もいるだろう。

 

そうしてインターホンを押すと中にいたらしい宇佐美からどうぞと言われたので入る。

 

そして目の前にはカピバラに乗ったヘルメットを付けたお子様、林道 陽太郎がいた。

 

「よく来たな」

「お、お前は玉狛専属S級隊員、カピバライダー!?」

 

俺は驚いた振りをする。

 

「ふっふっふっ、このおれがいるかぎり玉狛はむてきだ」

「くっ、まさかボーダー唯一のカピバライダーが来てるとは!?ワンパンで片付く小南と違って手強いぞ仙!」

「何だその茶番は……そもそも玉狛専属S級とは何だ?」

「小南と違って仙は騙されないな。戦闘参加は出来ないが玉狛の隊員に命令をとばす司令塔だ」

「陽太郎が?」

 

ふっ、と星を出して決める陽太郎。

 

「そして玉狛の隊員は命令を拒否することも出来る」

 

またまたキラリンと星を出す陽太郎。

 

「そこは威張るところじゃないんだが………戦闘員では無いだろう」

「トリオン資質は高いから将来に期待だな」

 

つまり現状では戦力外である。

 

「じゃあ差し入れ持って来たから案内してくれ」

「よかろう!いくぞ雷神丸」

 

雷神丸は欠伸をして目的地へ歩いてくれる。そして扉を開けると玉狛第一のメンバーと新人らしい子達が揃っていた。

 

「あ、共也!?」

「出たな怪人ダマサレータ」

「何よそのダサい名前!」

「騙した奴じゃなく騙された原因に襲い掛かる迷惑な怪人だ」

「言えてる…」

「仙!?」

 

驚く小南。主に被害に合ってるから仙は納得しているだけである。

 

「「久しぶり宇佐美、烏丸、レイジさん」」

「久しぶりだね~二人とも」

「お久しぶりです」

「久しぶりだな」

 

先に二人で挨拶を済ませる。

 

「ちょっと!?私は無視!?」

「あ、小南!?何時からいたんだ?」

「さっきからいたわよ!」

「いや、さっきはお前に似た怪人ダマサレータがいたんだけど消えたな」

「まだその設定続いてるの!?」

「あ、お前!ダマサレータだな。小南なのに設定とかいって人を騙すなんてあり得ない!」

「私を何だと思ってるのよ!」

「マサカリ担いだ金……小南」

「今、金太郎って言う気だったわよね!」

 

怒りながら肩を揺さぶられる。

 

「おふざけはここまでにして小……金太郎そろそろ止めてくれ」

「なんでわざと金太郎に言い直したのよ!」

「だからそろそろ止めてくれと言ってるだろうコナン」

「こ・な・み・よ!」

 

取り敢えず序でに買ってきたどら焼きを突っ込んで黙らせる。餌付けしてれば大人しくなる。騙すのもいいが俺はからかう方が楽しいのでそうしている。

 

「じゃあ自己紹介をしよう。俺は鳴神 共也だ」

「私は槍水 仙だ」

「俺は空閑 遊真」

「三雲 修です」

「雨取 千佳です」

「おお、空・雲・雨と大空を連想出来る組み合わせだな」

「指摘するのはそこか……」

 

仙は呆れるがエンブレム作るのに何か特徴を示す物が良いからな。まあ戦術をエンブレムにする奴も多いからどうなるかは分からないが……

 

「ん?」

 

遊真と修と一緒にいる千佳を観察する。

 

「ロリコンは犯罪だぞ」

 

ジト目で俺を見る仙。

 

「俺小南みたいな飴を舐めて大きくしようとして失敗した貧乳には興奮しないんだ」

「何ですってぇー!」

「すぐ噛み付く困った狂犬だ」

「いや、噛み付いてるのに痛がってあげた方が良いんじゃないか?」

 

ガシガシと頭に噛み付かれるがたいして痛くないので無視する。

 

「黒トリガー並みのトリオン量だな。それに気配感知系のサイドエフェクト持ちだ」

「「!?」」

 

それに驚く、修と千佳。遊真も俺を警戒してるようだ。

 

「俺のサイドエフェクトは『トリオン同調体質』、相手のトリオン性質に同調して相手の情報が分かる能力だ」

 

それに驚く三人。情報を調べられてしまうのだから当然だろう。

 

「まあ分かるのはトリオン関連だけだけどね。生身だとトリオン量とかサイドエフェクトとかだな。トリオン体ならもう少し鮮明に分かるけどな」

「なら俺は分かるの?」

「ああ、トリオン体で出来てるからよく分かる。嘘を見破るサイドエフェクトだろう。トリオン量も多い方だし戦闘力を削った代わりに再生機能まで備わっている」

「へぇ…」

「どちらにしろボーダーに入ったなら味方同士だ。敵なら戦うが味方なら襲ったりはしないさ。よろしくな」

「ふむ、よろしく」

 

遊真と握手をする。

 

「逆に修はトリオン量が少ないな。トリオン増やすなら使うのが一番だけど何より技量で補うしかない頑張れ」「は、はい!」 

「あ、宇佐美これ差し入れだ。一つ多めに買ってあるから今これ食べようぜ」

「わぁ、ありがとう。ワッフルケーキだね」

 

突然話を降られたからか緊張しているのを感じたので切り替え差し入れを食べながら話す事にした。遊真は食べた事がないのか興味津々だった。

 

「師匠方に質問したいけど玉狛第二ってどのくらい強いの?」

「迅さんが態々引き抜いたり庇ったりした位だから素質はあるんだろう?」

 

仙が引き抜いたと言ったのは近界民である遊真、庇ったのは隊務規定違反でクビになりかけた修の事である。

 

「小南先輩から10本中3本取ってます」

「ほう、それは凄いな…」

「ごめん、ワンパンで片付く小南じゃ初心者じゃない事位しか基準が分からない」

「何ですってぇ!」

 

ウガーと飛びかかってくるが額に指を当てて動きを止める。指を離しても身体がプルプル震えてるのに前へ進めないのが証拠だ。

 

「これが北斗真拳の金縛り封じだ」

「え、本当に動けない!?」

 

世紀末救世主の様に指を差し

 

「貴様は既に騙されやすくなる」

「え、そうなの!?」

 

駄目だこいつ、既に手遅れである。

 

「ただの秘孔止めだろ。後五秒もしたら硬直も解ける」

「そうだよ仙。小南が騙されやすくなったのは直接手を下さずに言葉巧みに相手を誘導させる頭脳を持つ修だ」

「え、僕!?」

「お前のせいかー!」

 

硬直が解けた小南が修に飛びかかる。本当の原因は烏丸だけどな。

 

「言葉巧みに相手を誘導して相手を操る事を教唆術と呼ぶ。初対面の俺を意のままに操るなんて恐ろしいメガネだ」

「違いますから!」

「騙したなこのメガネ!」

 

本当に騙した相手じゃなく騙す要因に飛びかかる所が変である。

 

「鳴神先輩は強いの?」

「ん、それは近界の中でじゃなくてボーダーの中での話か?」

「鳴神先輩も近界に行ったことがあるんですか?」

 

俺がどちらの話か分からなかった時に千佳が尋ねて来た。

 

「ああ、第一次大規模侵攻……ボーダーが出来る前まで旅しながら傭兵として各地を点々としてたし」

「鳴神先輩も近界民なの?」

 

遊真が疑問に思うのもそうだろう。ボーダーが出来るまでこの世界はトリガーが無かったのだから

 

「いや、俺は4年前からこそこそ出てた近界民に拉致られた一人だ」

「「「!?」」」

 

その事に驚いたのは遊真と修、千佳。

 

「誰か知り合いが拉致られたのか?俺が知ってる範囲なら話せるけど……」

 

そして聞いたのは千佳のお兄さんと友達が拉致られたらしい。しかし俺と拉致られた時期が違う。

 

「時期的に俺とは違う国だな。当事未開の惑星として他の国はこの星に迂闊に手を出さなかったが追い詰められた小国が幾つか来ていた」

「その国が何処だか分かりますか?」

「小国と言っても来てない星もあるし、情報が出回るのは大国とかばかりだからないな。その時期は俺はこの星へ帰るのに必死だったし」

「鳴神先輩を拉致した国の他の人達は……」

「全員死んだ」

「「!?」」

「死体を全部確認したわけじゃないが遠征挺が誰かに壊されたらしく事故で落ちた場所が第一級危険地帯『白亜の森』だからな」

『惑星アプリストスか』

 

遊真の指輪から炊飯器みたいなトリオン兵が現れる。

 

『初めまして私はレプリカ、遊真のお目付け役だ』

「話は聞いてたっぽいから自己紹介は省くとして自立型トリオン兵か」

『その通りだ。しかしあそこからよく無事で帰れたものだな』

「まあ極寒の雪原にトリオンを使う狼がいるからトリガー使いですら命を落とすのも珍しくないしな」

 

そんな所に拉致られただけの生身の人間が行けばすぐ死ぬ。実際俺が目が覚めた時点で凍死してた奴もいたくらいだ。

 

「考えるとよく無事で帰って来れたな」

「運があったんだろうさ。それ以外の渡った惑星では困ったがな」

 

仙には話したがあそこで二人と会わなければ俺は死んでいた。そして師匠と傭兵時代に会わなければ玄界には帰ってこれなかった。そして悲惨としか言えない地獄を見た。運が良かったのだろう、それを引き起こした元凶は既に過ぎ去った後だったのだから……

 

「脱線したな。ボーダーだと割りと上位にいるよ。基準が分かりにくいだろうが玉狛のメンバーには一対一で勝てる位だ」

「上位と言っても共也は射手トリガーだけで個人総合3位だ。一番得意なインファイト込みなら恐らくトップになるぞ」

「ふむ。そこまで強いなら戦ってみたいな」

 

なるべく経験を詰みたいのだろう。しかし慣れないトリガーじゃ良くてA級止まりだ。

 

「ポジションは?」

「攻撃手だよ」

「じゃあ射手の俺より仙の方が適任だ。射手でタイマン強いのは俺ともう一人だけで稀少だから経験を得たいなら一番多い攻撃手と戦った方がいい」

「何故私が?」

「帰りに何か奢ってやるから……」

「良しやるか。仮想戦闘室借りるぞ」

 

そう言って仙は遊真を連れて行った。

 

「槍水先輩って強いんですか?」

「スコーピオン3位でポイント自体は俺や格上とやりあってばっかで負け越すからランキングは低いが実力なら攻撃手4位かな。小南には勝ち越してるし」

「小南先輩より強いんですか!?」

「玉狛独自の接続させる大斧じゃない同じ規格のトリガーでの話だ。使われると流石に勝ち越せないが仙は反射神経と直感がトップクラスで地力が高いから小南と違って自分より弱い奴には徹底的に上回り、まぐれ勝ちがしにくいタイプだ。小南より苦戦するだろうな」

 

下手すると10-0で終わる可能性も高い。

 

「仙は戦いのセンスがあったわけじゃない。あいつが誰よりも努力し続けたのを俺は知っている」

 

勝てない戦いに挑んで負け続け、テクニックなどの派手な業に逸れずに基礎を徹底的に鍛える。殆どの奴は勝ちに拘り勝てない相手は避けるし、基礎練習で強さを実感出来ずに疑問に思ってしまうだろう。だが仙は強くなるためにそれを耐え抜いた。

 

「【10】-【1】で負けてても大事な局面でその【1】を出して勝てる奴は誰もが嫌がる道に踏み込んで行ける奴だ。そして仙はそれを実践したからこそ強い」

 

「勝ち続けたいなら基礎を怠るな。それが一番の近道だ」

 

近界では敗北=死である以上勝ち続けなければいけない魔境なのだから………




戦闘描写はカット。決着が着いたら玉狛から二人は帰りましたので次回も話が飛んでいます。

黒トリガーの生産法はオリジナルです。まあ状況的には妥当だけど壊れたり適合しないかは保有率を下げる為に設定しました。もしこれが無ければ共也なら遠征で他国から黒トリガーを容易く回収出来てしまうのでその為の措置です。

共也の黒トリガーの一端に触れましたがまだ設定はあります。射手じゃなくなるからあまり使わせたくないのが実情です。この情報だけで本質全て見極められたら凄いな……
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