ハイスクールD×D Eternal story   作:銃剣

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Pの日常/ちょっとした出会い

「よし、完成だ」

 

 

僕の名は来人、フルネームは大道来人

どうして僕が相棒である克己と同じ名字なのか

克己の神器(セイクリッド・ギア)記憶の創造(メモリアル・クリエイション)』に関係している

記憶の創造(メモリアル・クリエイション)』の能力は、簡単に言えば記憶の具現化と言えるだろう。その能力で克己はある物を出したからだ

 

それは『ガイアゲート』

 

地球の意思とも言える膨大なエネルギー。それは緑色に輝く泉のようになっている

ガイアメモリは、そこから作られていて、僕を入れて克己・伊坂深紅郎の三人で生産している

『ガイアゲート』は克己が地球というネットワークと接続した事により、接続ポイントを割り出すことが出来た。そして『ガイアゲート』を掘り当てた

 

 

『ガイアゲート』は大量に湧き出る情報の噴水

僕はそこから生まれた。肉体は『ガイアゲート』のデータそのものから構成されている。性格・一人称・ステータスに関しては、構成されてからこの状態だった

情報関連で伊坂深紅郎が困っていたらしく、克己も戦い行くことがあり行けない

だから僕という存在がある。僕は戦いにも行くが、主に情報収集がメインだ

 

 

そんな僕が今やっと一仕事を終えた所だ

作業台にはオレンジと黒のゴーグル状のような物が置いてある

そして同じオレンジのメモリがあるが、これはガイアメモリタイプの思考型AIが組み込まれるギジメモリ。メモリにはカタツムリの絵がある

 

 

「試しに使ってみよう」

 

 

僕はゴーグルにギジメモリを差し込む

 

 

《Den-Den》

 

 

ゴーグルは変形し、カタツムリの形状をとった

これはメモリガジェットと呼ばれる捜査ツーツの一つ、デンデンセンサー

ゴーグル状態では不可視状態の目標を可視化とする暗視ゴーグルとなり、変形するとあらゆる光の波長、変動をキャッチするセンサーになる見張りや敵の探索が可能となるライブモードの二つある

 

 

デンデンセンサーは今さっき作った新作メモリガジェットである

他にもメモリガジェットは何体かいるがここまでにしよう

 

 

コンコン

 

 

「来人君、部屋にいますか?」

 

 

僕の部屋の扉をノックする音

その後に伊坂深紅郎の声が聞こえる

 

 

「あぁ、入ってきてもいいよ」

 

 

「では失礼」

 

 

そう言って入ってくる伊坂深紅郎

いつもの白衣姿だ

 

 

「それで、要件はなんだい?」

 

 

「いえ、大した要件ではないですが…すいませんがお茶請けを買ってきて欲しいんですよ」

 

 

「お茶請け?」

 

 

「えぇ、何分研究で忙しいですからね。甘い物が食べたくなったんですよ」

 

 

甘い物か

確か糖を摂取すると頭の回転が早くなるというが

 

 

「ですから何でも良いので、甘い物を買ってきてくれませんか」

 

 

ようするに外出か

たまには外の空気を吸うのも悪くないか

丁度バイクもある

 

 

「分かった。その要件引き受けるよ」

 

 

「助かりますよ来人君」

 

 

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

「さて、お茶請けは何にするか」

 

 

僕は伊坂深紅郎の頼みでお茶請けを買いにバイクで走っていた

格好は『NEVER』のジャケットではなく、ノースリロングパーカーの下に長袖のボーダーTシャツにジーンズ

黄色のアームウォーマーと腕時計を付けている

 

 

「彼の事だ。洋菓子より和菓子の方が良いな」

 

 

伊坂深紅郎の年齢を考えれば、和菓子が的確だと判断した

日本人の味覚にダイレクトに感じる饅頭や団子、大福が良い所だ

 

 

「確かこの辺りに……ここだ」

 

 

僕はお目当てのお店を見つけバイクを止めた

ちなみに洋菓子と和菓子の美味しいお店に関しては世界一詳しい

それとお菓子に関しても世界一詳しいと思う

もちろん情報を全て閲覧したからだ

 

 

 

 

 

 

店内

 

 

「さて、何を買うべきか」

 

 

僕はどの和菓子にするか迷っている

緑茶・煎茶・ほうじ茶などお茶の種類も様々だ

どの和菓子にどのお茶が合うのか

 

 

「う~ん…これかな」

 

 

僕が見つけたのは羊羹。それも栗入りの少し高い羊羹がラストひとつ

伊坂深紅郎も何でもいいと言っていたし、これでいいだろう。

そう思い、栗羊羹に手を伸ばす

 

すると、伸ばす手が誰かの手と当たった

 

 

「あっ…すまない」

 

 

「……いいえ、こちらこそ」

 

 

僕はすぐに当たった相手を見て謝った

その顔は無表情で小柄、制服姿で可愛らしい女の子がいた

 

 

「キミも栗羊羹(コレ)を?」

 

 

「はい」

 

 

「…キミが取りたまえ」

 

 

「……いいんですか?」

 

 

「あぁ。僕は普通の羊羹で構わないさ」

 

 

僕は隣に置いてあった普通の羊羹を取る

女の子も栗羊羹を取る

 

 

「……ありがとうございます」

 

 

そうお礼を言ってレジの方に向かった。別にお礼を言われるような事はしていないが

でも、お茶請けが手に入っただけでも良しとしよう

 

 

「早く帰ってガジェットを……ん?」

 

 

僕も買って帰ろうとした時、何か落ちている物に気が付いた

それは白いハンカチで猫の刺繍が入っていた。僕はそれを拾う

これは恐らくさっきの女の子の落とし物だろう

 

 

「しかし、どうやって返すか」

 

 

ここは交番に届けるか

あの子もハンカチを無くした事に気づいて真っ先に行くだろう

僕はハンカチを無くした事に気づいた姿を想像していたら、ある事に気づいた

 

 

「そう言えばあの制服、確かあれは駒王学園の」

 

 

だとしたら行く所は駒王学園しかない

そうと分かった僕は会計を済ませ、止めていたバイクに乗り、走り出す

 

 

 

 

 

 

駒王学園前

 

 

「ここか」

 

 

僕は駒王学園の正門前に着いた

外から部活動をしているのを見れば、まだそう時間は経っていない

僕はバイクから降り、あの子が来るまで本を読むことにした

 

 

「ねぇあの人!カッコ良くない!?」

 

 

「えぇ!カッコイイよりカワイイの方よ!」

 

 

「どこの人だろう?」

 

 

正直に言って居づらいの一言である

私立駒王学園、数年前まで女子校であったが今は共学となり

そのせいで男子よりも女子の割合が多いと聞いている

ただこれほど女子に注目されるとは思わなかった

 

 

「……あの」

 

 

「うん?」

 

 

そう考えていたら誰かが僕を呼ぶ声が聞こえた

僕は本を閉じ、声がした方に視線を向く。そこにはさっきのお店であった子が居た

 

 

「やぁ、また会ったね」

 

 

「……どうしてここに」

 

 

「キミに届けたいものがあってね」

 

 

僕はハンカチを取り出す

 

 

「それは…」

 

 

「これはキミが落とした物で間違いないかい?」

 

 

「……はい」

 

 

ハンカチを受け取る

彼女の物であって本当に良かった

 

 

「……これを届けに」

 

 

「あぁ。キミの制服を見て駒王学園の生徒だと気づいてね」

 

 

「……態々すいません」

 

 

彼女が頭を下げながら謝ってくる

 

 

「キミが謝る必要ない。僕が勝ってにした亊だ」

 

 

僕はそう言ってバイクに跨り、ヘルメットを被る

 

 

「それじゃあ僕は行くよ」

 

 

「……あの。…名前聞いてもいいですか」

 

 

「名前?」

 

 

彼女から名前を聞かれた

ここで大道来人と言う訳にも行かない

ここは…

 

 

「僕の名はフィリップ。キミの名前も聞いていいかな」

 

 

「……塔城小猫です」

 

 

塔城小猫…それが彼女の名前か

 

 

「ありがとう名前を教えてくれて。それじゃ!」

 

 

僕はお礼を言ってバイクを走り出した

 

 

 

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

 

私は部活に行く前に羊羹を買いに行った

 

今日は普通のではなく、栗羊羹にしようと思った

そして見つけ手を伸ばした時、誰かの手と当たった

 

その手が当たった人は優しそうな人だった。そして私に栗羊羹を譲ってくれた

お礼を言い、栗羊羹を買い、学園に戻った

 

学園が見えた時、何か正門前で賑わっていた

少し気になり、見てみると

 

 

「あの人」

 

 

さっきのお店で私に栗羊羹を譲ってくれた人だった

何故あの人が学園の前に居るのか、気になって話しかけた

 

そしたら私のハンカチを取り出した

さっきのお店で落としたと言った

 

私はお礼を言い、不意に名前を聞いてしまった

どうしてこんなことを言ってしまったかは分からない

 

 

でもその人は微笑んで名前を教えてくれた

フィリップ…さんと

 

 

フィリップさんも私の名前を聞いた後、バイクに乗って去っていった

私は届けてくれハンカチを見た

 

 

「……これ?」

 

 

私はハンカチの中に紙が入っている事に気づいた

それを取り出し開いた

 

 

《何かあったら連絡したまえ。相談ぐらいなら聞くよ》

 

 

そして、その一文の下に電話番号が書かれていた

私はハンカチと一緒に紙を大切に仕舞い、部室に向かった

 

 

 




Zを継ぐ者を読んでなるべくフィリップぽく書いたつもりです
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