ハイスクールD×D Eternal story   作:銃剣

13 / 26
ご都合展開になっていると思います
あと短いです


Pの日常/閲覧と過去

「羊羹ですか。ありがとうございます来人君」

 

 

僕は小猫ちゃんのハンカチを届けた後、真っ先に拠点に戻り

伊坂深紅郎に羊羹を渡した

 

 

「それじゃ、僕は部屋に戻るよ」

 

 

「えぇ…あっ少し待ってください」

 

 

部屋に戻ろうとした時

伊坂深紅郎に呼び止められた

 

 

「克己君からキミに渡して欲しいものがありました」

 

 

伊坂深紅郎はデスクの引き出しから大きい封筒を取り出し渡してきた

 

 

「これは?」

 

 

「冥界に侵入する時までに目を通しておいて下さい」

 

 

そう言って伊坂深紅郎は行ってしまった

僕はその場で封筒を開き、中身を取り出した

 

中身は資料の束だった

資料には〈リアス・グレモリーとその眷属〉と書かれていた

リアス・グレモリー…「元72柱」グレモリー家の次期当主

魔王サーゼクス・ルシファーの妹であり「紅髪の滅殺姫(ルイン・プリンセス)」の異名を持つ

 

 

僕にはそれぐらいしか分からない、まだ全て閲覧していないのだから

冥界に行くのは先だが、いつまでものんびりしている訳にもいかない

 

 

「部屋に戻って早く検索しよう」

 

 

 

 

 

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふぅ…全て閲覧した」

 

 

部屋に戻り、リアス・グレモリーとその眷属達の事を閲覧した

リアス・グレモリー、姫島朱乃、兵藤一誠、木場祐斗、ゼノヴィア、アーシア・アルジェント

そして今ギャスパー・ヴラディの全てを閲覧した

 

 

「これで最後だ」

 

 

僕は最後の資料を見た

そして驚愕した。最後に書かれていた人物は

 

 

「小猫…ちゃん」

 

 

塔城小猫

僕がさっき会った彼女で間違いない

まさか悪魔だったというのは驚きだ

 

 

「…でも彼女も『NEVER』に敵対する可能性もある」

 

 

そう考え、僕は愛用の本を持った

パラパラッとページをめくる。厚手の表紙。そして白紙のページがずっと続く本

これは僕がある能力を使う時、愛用しているツールだ

 

本を手にした僕は目をつぶり、両手を広げた

さーっと全身から緑の光が走った

 

 

 

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

不意に周囲がホワイトアウトし、広大な「無」の空間となった

その中に僕は一人だけがいた。風が何かの接近を伝えに来る

 

 

ブワッ バババババババッ!

 

 

無数の書架が迫り、空間を埋め尽くしはじめた

あっという間に白い僕だけの世界は本で埋め尽くされた

これが僕がガイアメモリ生成に関わる証、『NEVER』の活動になくてはならない切り札となった能力

地球(ほし)の本棚』である

 

地球(ほし)の本棚』は僕だけでなく相棒である克己も使えるが、情報や閲覧に関しては僕の方が優れている

 

 

「さあ、検索をはじめよう。キーワードは…「塔城小猫」」

 

 

僕はキーワードとして『koneko touzyou』と入力した

あっという間に本棚が間引かれていき、本の数が減っていた

そう、この行為は検索なのだ

 

地球(ほし)の本棚』は地球の記憶そのものだ

それが僕にとって分かりやすい『本』という形をとって具現化している、と考えている

地球という惑星には、それ単体の意思性があるのだ

そしてここで生まれた生物、文化、道具などありとあらゆる事象がこの惑星のデータベースに刻み込まれている

 

ガイアメモリには、この地球の記憶がデータ化されて注入されている

だから伊坂深紅郎の「ウェザー」のメモリを刺せば、気象人間が誕生する

僕と克己は、この地球という名のデータベースにアクセス出来る唯一の人間…いやあと一人、一匹と言えば正しいか、克己の体内に居るメモリドライグも検索出来ないが居ることは出来る

 

 

「追加キーワード…「転生悪魔」「ランク」」

 

 

追加入力し、さらに本が減り

『rook』『power』などという題名の本が残った

これが検索した結果の地球の記憶だ

この中には戦車なら戦車の地球史のすべてが記されている

僕はパラパラと手にとって読んでみた

 

しかし、どうもピンとこない

他の眷属達のランクや戦闘スタイルなどを閲覧したが、どうも今回は何かが引っかかる

僕がそう思い『rook』の本を戻すと気になる物を見つけた

本棚に一つだけ残っていた本

 

 

「これは?」

 

 

僕はその本を手に取り閲覧しようとしたが

 

 

「閲覧できない!初めてだこんなの」

 

 

本には施錠されて閲覧が出来なかった

僕は本の題名を調べた

 

本には『Nekomata』と書かれていた

 

 

「猫又?」

 

 

小猫ちゃんと猫又

一体何の関係があるんだ

 

 

 

 

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

「猫又…妖怪のひとつ。外見は猫そのものだが、尻尾が二股に分かれているのが特徴」

 

 

「特筆して大きな体を持っていたり、人間に化ける能力を持つものも居る」

 

 

「山の中にいる獣といわれるものと、人家で飼われているネコが年老いて化けるといわれるものの2種類がある」

 

 

僕は猫又について閲覧し始めて数時間

未だに小猫ちゃんと関わる情報はない

 

しかし何故こうも彼女の事になると必死になるんだ

それに連絡先を教えたのは……何故だか分からないが、そうしたいと思った

彼女とは何か…自分の過去に関わることに

 

 

《GAAAAAAYOOO!!》

 

 

地球(ほし)の本棚』に響き渡る声

恐らくファングが僕を呼んでいるだと…

 

 

「ファング…猫又…」

 

 

僕とファングに関わること

これはあくまでも自分の予測だが

 

 

暴走

 

 

この言葉が当てはまる

しかしどういった暴走なのかが分からない

僕は一旦『地球(ほし)の本棚』から出ることにした

 

 

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

僕が『地球(ほし)の本棚』から離脱し、精神が肉体に戻った

部屋の時計を見たら深夜を回っていた

 

 

テーブルには僕の分の料理が置かれていた

検索の邪魔をしないようにこっそり置かれたのだろう

 

 

「子猫ちゃんについて、人間界(・・・)の『地球(ほし)の本棚』では見つからない。やはり冥界の『地球(ほし)の本棚』に入ってみるしかない」

 

 

その為には冥界に行かなくてはならない

僕はそう思いながら食事を済ませ、眠ることにした

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。