ハイスクールD×D Eternal story   作:銃剣

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克己の神器についての話になると思います
若干厨二っぽい名があると思います


Oへの潜入/会合からの契約

NEVER新拠点 実験室

 

 

手術台に置かれたカテレアの死体

それを前にする伊坂。彼の隣の台にはメモリが内蔵された多数の手術機

 

 

「それにしても旧魔王だけあって魔力の器が大きい、蛇によるドーピングでさらに力を増している肉体。実に素晴らしい、これなら良い体が出来そうですね」

 

 

井坂は入念にカテレアの死体を調べる

その顔は笑みを浮かべ、異常なまでの不気味さすら感じるぐらいに

しかし、井坂は後ろの視線に気付き調べる手を一旦止め振り向く

そこには殺気を出しながら今にも殺しに掛かるであろう目で睨むレイナーレが居た

 

 

「…怖い目だな。これは治療及び手術ですよレイナーレ君。メモリの調整に間に合わせるので、しばらく待って下さい」

 

 

「そんな魔力だけの取り柄の悪魔が私より大事だって言うの?」

 

 

「ッフ…今はね」

 

 

それを聞いたレイナーレは光のナイフを井坂の顔を真横に投げる

ナイフは壁に刺さり、レイナーレはそのまま実験室を出る

井坂はそんな事を気にせず、注射型の手術機を持つ

 

 

「さて、始めましょうか」

 

 

井坂は手術機のメモリのスイッチを押す

 

 

《Gene》

 

 

ガイアウィスパーが鳴ると同時に井坂はカテレアの胴体に刺し注入する

 

 

 

 

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

 

NEVER新拠点 会議室

 

 

楕円型のテーブルを囲みながら座っている『NEVER』

伊坂と来人以外がおり、リーダーである克己は前にいた

 

 

「俺達の次の目的地、冥界について話す。今回『NEVER』の存在に気づいた連中は俺達の事を警戒している。禍の団(カオス・ブリゲート)も襲撃の一件で俺達の事も無視できなくなった」

 

 

克己はメンバーに今の現状を話す

 

 

「今俺達が冥界に行けば必ず奴らは俺達を潰しに来るだろう。しかしこのまま冥界に行っても途中でバレる。そこでこいつを使う」

 

 

克己はアタッシュケースを出す

それを開け中身を見せる。9本の漆黒色のガイアメモリ、メモリケースの上に蝙蝠の羽が付けられていた

 

 

「克己、それってガイアメモリ?」

 

 

「普通とは違う特殊な奴だ。説明するより実際に見せた方がいいな」

 

 

そう言って克己は一本のガイアメモリを手に取る

メモリには王を示す王冠を表したKの文字

 

 

《King》

 

 

ガイアウィスパーが鳴り、腕に刺し込む

メモリは体内に入ったが特に体に変化はない

しばらくすると

 

 

バッ!

 

 

克己の背中にメモリケースに付けられていたのと同じような蝙蝠の羽が生えた

 

 

『!?』

 

 

「このガイアメモリは悪魔の駒(イーヴィル・ピース)を元に作ったイーヴィルメモリ。悪魔の駒(イーヴィル・ピース)同様に女王(クイーン)が一つ、僧侶(ビショップ)が二つ、戦車(ルーク)が二つ、騎士(ナイト)が二つ、兵士(ポーン)が八つだ。各駒の属性が与えられ属性に合わせた能力を持つ」

 

 

 

メンバーが驚く中克己は冷静に説明する

 

 

「冥界に行くんだ。当然レーティングゲームに参加する」

 

 

「その為のメモリという訳か克己」

 

 

「しかし堕天使である私達が悪魔になるのは少し気が引けますね」

 

 

ドーナシークは苦い顔をしながら言う

そんな時ザフキエルが素早くイーヴィルメモリを手にとった

メモリは歩兵を表したPの文字

 

 

《Pawn》

 

 

ガイアウィスパーが鳴り、腕に刺し込む

克己と同じく体に変化はないが同じような蝙蝠の羽が生えた

 

 

「俺は元から自分の種族なんてどうだっていい。俺は俺の道を貫くだけだ」

 

 

それを見た他のメンバーは各々自分のメモリを取る

 

 

「克己ちゃん!女王(クイーン)のメモリが無いんだけど!?」

 

 

しかし京水はお目当てのメモリが無い事を指摘する

駒として無いのは女王(クイーン)一つと騎士(ナイト)一つと兵士(ポーン)四つがない

 

 

兵士(ポーン)騎士(ナイト)に関してはドクターと来人が使用するから無い。女王(クイーン)はある奴に使ってもらう」

 

 

それを聞いた京水は少し文句を垂れるもしぶしぶ納得する

メンバーの駒は

 

克己は【(キング)

 

ドーナシーク、レイナーレは【僧侶(ビショップ)

 

剛三、ミッテルトは【戦車(ルーク)

 

カラワーナは【騎士(ナイト)

 

レイカ、賢、京水、ザフキエルは【兵士(ポーン)

 

 

全員悪魔になり準備が整った

武器を持ち、立ち上がる

 

 

「用意は良いか?」

 

 

『おう(えぇ)!!』

 

 

「ドーナシーク、頼むぞ」

 

 

「分かっている、ミック」

 

 

「にゃ~」

 

 

ドーナシークがガイアドライバーを付けテラーメモリとスミロドンメモリを出す

そして名前を呼べれ側に来る猫のミック

すでにガイアドライバーを付けている状態

 

 

《Terror》

 

 

《Smilodon》

 

 

ガイアウィスパーが鳴り、上に投げる

一本はドーナシークのコネクトに刺さり、テラー・ドーパントになる

もう一本はミックのコネクトに刺さり変貌する

獣人を思わせる形態、口には紅い鋭く出た大きな牙

さっきの面影は無い獰猛とも言える姿

ミックはスミロドン・ドーパンントになった

 

 

「準備は良いかミック?」

 

 

「シャアアアッ!」

 

 

「では…行こう!!」

 

 

テラーは足元から粘液状な物質を部屋一面に広げる

そして『NEVER』全員は粘液状な物質に入り込む

 

 

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

都市ルシファード・建物の地下

 

 

誰一人居ない場所で粘液状な物質が溢れ出る

そこから出てくる『NEVER』

 

 

「良し、移動する」

 

 

全員頷き、移動し始める

しばらくして克己が待てと手で合図を送りる

物陰から顔を少しだす

 

 

「情報だと、あのエレベーターに乗る必要がある」

 

 

克己は待機しているボディーガードの後ろにあるエレベーターを指す

 

 

「ドーナシーク」

 

 

「はい」

 

 

テラーはボディーガードの足元に粘液状な物質を溢れ出す

 

 

「な、なんだぐぁああああ!」

 

 

「一体コレは!?がっはぁぁ!!」

 

 

ボディーガードは粘液状な物質からくる精神攻撃が気を失う

異変に気づき警備の悪魔が駆け寄ってくる

 

 

「オイどうしたぐぁああ!」

 

 

「何か通ってぎゃああ!!」

 

 

駆け寄った警備が高速で動く者に吹っ飛ばされる

遅れてきた警備も同じように吹っ飛ばされ気を失う

 

次第にブレが遅くなり動いていた者が姿を在らす

 

 

「シャアアアッ!」

 

 

その正体はスミロドン

テラーが攻撃する直前、高速で移動し警備を全員無力化していたのだ

克己は誰も来ない事を確認しエレベーター前に移動する

 

 

「急いで乗るぞ」

 

 

エレベーターを開け全員乗り込んだ後、最後に乗り込む克己

上に動き出しすエレベーター。克己はスミロドンに向かって指示を出す

 

 

「ミック。エレベーターが開いたと同時に外の連中を無力化して来い」

 

 

「シャアッ!」

 

 

スミロドンは頷き、エレベーターの扉の前に立つ

しばらく上に上がったところで、エレベーターが停止し、扉が開く

 

 

それと同時にスミロドンの姿がブレた

スミロドンメモリの持つ高速移動と猫であるミックの反射神経によりスミロドンの速さはドーパントの中では最速である

その最速を誇るスミロドンは、まず広いホールに出たあと使用人らしき悪魔を吹っ飛ばし厳重に警備していた悪魔達の頭を殴り気絶させる。その間に掛かった時間は約10秒も満たない

 

 

「ミック。良くやった」

 

 

テラーがスミロドンの頭を撫でて褒める

テラーはガイアドライバーからメモリを排出し、ドーナシークに戻る

周りを確認し誰も来ない事が分かった『NEVER』は新人悪魔の会合が行われている場所に向かう

そして、それらしき場所の前まで辿り着いた時

 

 

「新人悪魔同士のレーティングゲームで執り行うつもりだったんだ。リアス、ソーナ、戦ってみないか?」

 

 

そんな声が聞こえた克己は笑みを浮かべ

持っていた銃を発砲する。会合していた者達は全員振り向いた

 

 

「だったらそのゲーム…俺達も参加してもいいか?」

 

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

俺は銃を発砲し、全員の注目を集める

 

 

「き、貴様らは『NEVER』!?」

 

 

「オイ!警備は一体何をしている!」

 

 

偉そうにふんぞり返った悪魔達がギャーギャー吠え出す

 

 

「悪いが俺達が来る時に少しばかり眠ってもらってる。呼んでも来やしないぜ」

 

 

「何だと!?」

 

 

俺が前に出ると新人悪魔達は構える

特にリアス・グレモリーと眷属達は前に俺達と戦っているため警戒が強い

 

 

「さっきも言ったが、俺達もレーティングゲームに参加したい」

 

 

「…どうしてレーティングゲームに参加するんだい?」

 

 

俺の話にサーゼクス・ルシファーが聞いてくる

老害の悪魔が何か言ってるが無視する

 

 

「駒王学園でも言ったが『NEVER』は、未来永劫全ての者達の記憶に刻み続ける存在。レーティングゲームも記憶に刻み続ける一つの方法に過ぎない」

 

 

「なるほど。冥界で起きた誘拐事件もその一つだって事だね」

 

 

「調べたのか、まぁいい…さっきも言ったが俺達はゲームに参加したい。もちろんタダとは言わん」

 

 

俺はサーゼクス・ルシファーにある提案を言う

その提案とは

 

 

「お前達禍の団(カオス・ブリゲード))を潰したいんだろ?そこでだ…俺達を雇わないか?」

 

 

『!?』

 

 

俺の提案を聞いた魔王以外悪魔達は驚愕する

サーゼクス・ルシファーは冷静に答えた

 

 

「僕達に力を貸すメリットがキミ達にあるのかい?」

 

 

「有るか無いと言えば無いに近い。だが俺達もこれ以上他を敵に回すのは面倒になる。だからここは休戦という形で互いに攻めるのをやめにしないか」

 

 

「…信じられないわ」

 

 

俺に提案を反対してくるリアス・グレモリー

 

 

「貴方達が私達を攻めないなんて確証はない。駒王学園で貴方がやった亊を忘れたとは言わせないわ」

 

 

「お前の赤龍帝を倒したのは事実だ、今更隠す気はない」

 

 

俺にとって現赤龍帝を倒したって何にもなりはしない

 

 

「それに信用なんてどうでもいい。これはビジネスで言っているんだ。雇うからには其れ相応の報酬を払ってもらうが、詳しい話は少数でやりたい」

 

 

話す事を話し悪魔達との交渉は続いた

付き添いは3人までという条件で成立した

 

 

 

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 

大広間

 

 

さっきまで若手悪魔が集合していた場所

そこにはサーゼクス、一誠、リアス、グレイフィア

向かいには克己、ザフキエル

 

中央には椅子とテーブルがあり、テーブルの上には契約書らしき紙が置かれている

 

 

「以上が俺達を雇うことに関しての条件だ」

 

 

克己は契約書に書かれている条件を説明した

その条件とは

 

・互いに攻撃行為(レーティングゲーム以外)を禁ずる

 

・互の監視及び尾行を禁ずる

 

・上の連中の『NEVER』の対処及び対策をする事を禁ずる

 

・大道克己対しての命令は四大魔王のみ

 

・もしも条件を破った時

悪魔側の場合:四大魔王と神器(セイクリッド・ギア)の記憶を貰う

『NEVER』の場合:出来る範囲内の望みを一つ聞く

 

 

以上のことである

そして克己は次の話をする

 

 

「次のお前達の条件を聞く。ここに書かれている意外で何かないか」

 

 

「それじゃあ僕から」

 

 

サーゼクスが手を挙げる

 

 

「キミの神器(セイクリッド・ギア)とあのメモリについて話してもらいたい」

 

 

克己の少し考えた後、いいだろうと返す

 

 

「俺の神器(セイクリッド・ギア)は『記憶の創造(メモリアル・クリエイション)』だ」

 

 

それを聞いた一誠以外が驚愕した

そこに一誠がリアスに質問した

 

 

「あの部長。『記憶の創造(メモリアル・クリエイション)』って何ですか」

 

 

「イッセー。現時点で神滅具(ロンギヌス)がいくつあるか分かる?」

 

 

「えっと………13ですか?」

 

 

一誠は悩みながら答える

 

 

「正解よ。でもイッセー、今のを除いてあと一つだけあるのよ…それが『記憶の創造(メモリアル・クリエイション)』突然と無くなり所有者すら認知出来ず、また神の子を見張る者(グリゴリ)ですら、その正体を掴めていないことから失われし神滅具(ロスト・ロンギヌス)と言われているの」

 

 

失われし神滅具(ロスト・ロンギヌス)?」

 

 

「他にも呼び方があってねイッセー君。古くから存在し生物誕生と同時に生まれた神器(セイクリッド・ギア)古き神器(エンシェント・ギア)とも呼ばれている」

 

 

サーゼクスが『記憶の創造(メモリアル・クリエイション)』の事を詳しく話す

 

 

「まさかその所有者がキミとはね」

 

 

失われし神滅具(ロスト・ロンギヌス)古き神器(エンシェント・ギア)か。お前達は『記憶の創造(メモリアル・クリエイション)』の怖さを何も知らないな」

 

 

克己は呆れ気味で答える

その反応に疑問を抱く4人

 

 

「サーゼクス・ルシファー。お前は『記憶の創造(メモリアル・クリエイション)』についてどれくらい把握している?」

 

 

「記憶を元に力を引き出し、また所有者以外の物の記憶も使えるって亊くらいかな」

 

 

「確かにそれはあっている。でも『記憶の創造(メモリアル・クリエイション)』自身が起こす事は知らないようだな。さっきの名とは別に災厄を持たらすという意味でこうとも呼ばれている呪縛の神滅具(スペル・ロンギヌス)と…何故だかわかるか?」

 

 

4人の反応を見てから

次に克己はある事実を話した

 

 

「『記憶の創造(メモリアル・クリエイション)』は所有者すら認知出来ないといったが、それは違う。認知出来ないのではなく、所有者が『記憶の創造(メモリアル・クリエイション)』に関する記憶(・・)が無かっただけだ」

 

 

記憶(・・)が無かっただけ?それってどういうこと」

 

 

リアスの質問に対し克己は

 

 

「『記憶の創造(メモリアル・クリエイション)』は記憶を使って力を発揮する。だがその反動で大量の記憶を欲しがり貪りかねない。だから所有者から記憶を喰らうが、それでもコイツは満足しない」

 

 

克己は胸を指差しながら言う

 

 

「一度喰らった記憶は目もくれない。次に喰らうのは所有者と関わりある人物だ」

 

 

「なんで所有者と関わりある人物なんだ?」

 

 

「その人物に対して深く関わりがある記憶が欲しがるんでね。だが喰らい続ければその人物の記憶から所有者は初めから居なかったことにされるが」

 

 

「い、居なかったことにされるって!?」

 

 

一誠は立ち上がりながら声を上げる

 

 

「事実だ。やがて他者から忘れ去られ所有者自身の記憶も全て喰らい尽くされた時、その存在すらも消え去る」

 

 

克己が話し終える

4人は未だに信じられない顔をする

 

 

「これが俺の話せる事全てだ。あとの事はまた連絡する」

 

 

克己はそう言って大広間を出た

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