傭兵としての契約を済ました克己
全員冥界にあるもう一つの拠点に行き、会議室に集まる
「まず俺達がレーティングゲームに出る際、エターナルのマキシマムの使用禁止と人数制限を条件が出された。俺としては問題は無いが、お前らはどうだ?」
克己がメンバーを見渡しながら言う
全員問題無いのか答えず黙る
「良し、俺達が出るのはグレモリーとシトリーのどちらかが敗北した方とやる。その次の日が勝利した方とやる。期限は人間界で言えば8月20日、現在7月28日になる。それまで各自ドクターから受け取った訓練メニューと
『おう(えぇ)!!』
メンバーが返事すると各自バラバラで会議室を出て行った
残ったのは克己だけ。克己はポケットから携帯を取り出しかける
『克己君ですか』
「よぉドクター。アイツは今どうしてる?」
『彼なら適当に寄り道してからそっちに向かうと言ってました。体を慣らしたいとかなんとか』
「まぁいいさ。アイツが来ればこっちの戦力は大幅アップだからな。ドクターも早く来てくれよ」
克己は携帯を切り新しいメモリの製作と訓練をしに会議室を出た
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「う~ん。やっぱり何かが足りない」
僕はここ数日ずっと検索している。訓練はそこまでハードにやらず、殆どの時間をここで費やしている
ちなみに拠点に居るのは僕と井坂深紅郎とレイナーレ達だけだ
克己達はサーゼクス・ルシファーの依頼でパーティーの護衛に行っている
僕は興味がないからこうして検索に没頭している
しかし小猫ちゃんと猫又の関係性についてだが、未だに分からずにいる
人間界より冥界の『
「彼女の駒としての能力から察すればパワーだが、グレモリーの眷属には彼女より強いオフェンスが多い。でもそれだけの事じゃ閲覧できない。もっと彼女との関わり…接点のある人物が居れば」
…待てよ、そう言えば彼女に肉親が居ただろうか
もしかしたら猫又に関する情報が閲覧出来るのかもしれない
「キーワード『肉親』『兄弟姉妹』」
僕はキーワードを入れ本を絞る
すると一冊の黒い本だけが残った
表紙を手に取る。本の題名は『Kuroka』だった
「ビンゴだ!これで猫又に関する事がつかめる!」
僕は本を開き閲覧をし始めた
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「……そういう事か」
『
僕は彼女の肉親…姉である『黒歌』について全て閲覧した
閲覧する途中で怒りが湧き起こったりしたがグッと抑えた
そして、それと同時に猫又に関する事を閲覧する事も出来た
仙術はとても興味深かったが、僕はある事実を知ってしまった
塔城小猫 黒歌 猫又 仙術
これらのキーワードで全ての事を知った
そして僕が一番気にしている事があった
「彼女は自分の力を恐れている。嘗て昔の僕のように」
そう考えていると電子音が鳴り響くと同時に僕に向かって何かが飛んできた
それはクワガタの形をしたガジェットのスタッグフォンだった
スタッグフォンは携帯として使っているがそれ以外にも様々な機能がある
僕はスタッグフォンのギジメモリを抜きライブモードからガジェットモードに切り替える
そして電話に出た
「もしもし」
『…フィリップさんですか』
電話の相手は小猫ちゃんだった
私はオーバーワークで倒れてしまいベットで休んでいた
強くなりたい…私だけが弱いまま
でも猫又の力は使いたくない、あんな物!
けど強くなりたい…一体どうしたら
《何かあったら連絡したまえ。相談ぐらいなら聞くよ》
ふとあの紙に書かれている事を思い出した
私は鞄から携帯を取り出す。そして耳を傾けた時に気づいた
私が居るところは冥界。あの人は人間界
電話に出るわけ
『もしもし』
ッ!?嘘…どうして
人間界にいるんじゃ…それよりも電話に出なきゃ
「…フィリップさんですか」
『そうだけど、もしかして小猫ちゃん?』
「…はい」
電話の相手は間違いなくフィリップさんだった
『それで何か僕に用かい?』
「えっと…それは」
電話をしたのはいいが何を話せばいいか考えていなかった
悪魔の事を話すことは出来ない。どうしたら
『何か困り事かい。遠慮せず話してみてよ』
「いえ、その電話したかったというか、なんと言うか」
『……一つ良いかい』
フィリップさんが改めて話しかけてきた
『誰しも話したくない事があるかもしれない。けどそれをずっと奥底に溜め込むのはストレスの元になる。さらにストレスを溜め続けると生体のバランスが崩れる恐れがある。何かストレスを発散させる事を偶にはした方がいいけど、小猫ちゃんは何か趣味とかあるかい?無ければ僕がお勧めするストレス発散の方法を…』
「い、いえ結構です」
私はフィリップさんの話が長くなりそうになると予感し慌てて話を切った
『ふふっ…少しは気が紛れたと思うけど大丈夫?』
「…遠まわしな気遣いですね。でもありがとうございます」
でも私を正直嬉しかった
気にしてくれた事を
『あぁ。それじゃあ僕はこの後用があるから切るね』
「…はい。また何かあったら掛けます」
『あぁそれじゃ』
そう言って電話が切れた
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僕は電話を切りスタッグフォンを仕舞う
「ファング」
《GAAAAYOOO!!》
ファングを呼ぶと僕の肩に乗る
僕は側にあるケースを机に置き開ける
そこには克己と同じロストドライバーが入っている
「僕としてはこの件に首を突っ込むのも野暮だけど、知ってしまった以上無視する事は出来ない」
ロストドライバーを持って部屋を出た
そして僕は二つのガジェットにギジメモリを装填する
《Stag》
《Bat》
ガジェットモードからライブモードに変形し各々別の方に飛んでいく
スタッグフォンには発信機を付けさせた
「僕達も行こう。ファング」
《GAAAAYOOO!!》
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「……行きたくない……。私は塔城小猫。黒歌姉さま、あなたと一緒に行きたくない!私はリアス部長と一緒に生きる!生きるの!」
闇夜の森の中で響く声
魔龍聖タンニーンと美猴が空中、黒歌と一誠は地上で激戦を繰り広げていた
途中一誠がリアスの乳房をつつき、禁手に至ったという事もあった
小猫とリアスは悪魔や妖怪にだけ効く毒霧により動くことは出来ない
「食らえぇ!」
「遅いにゃ!」
一誠は黒歌殴りかかるも避けられる。避けた所で黒歌が魔力を撃つ
「当たるかそんなの…!?」
一誠は黒歌の魔力を避けるが、避けた場所には小猫が居た
一誠はすぐに向かおうとするが黒歌に阻まれる。リアスは毒霧を吸い続けたため魔力がうまく使えなかった
「「小猫(ちゃん)!!」」
一誠とリアスが叫び、小猫は魔力が迫っているのを見てに目を強く瞑った
そして頬に涙から落ちる
(…生きたい!生きたい!!助けて…先輩…部長………フィリップさん!!!)
《GAAAAYOOO!!》
その時だった
小猫の後ろから何かが飛び出し迫る魔力を弾いたのだ
小猫は少し目を開くとそこには白い機会恐竜が守るように立っていた
「彼女を連れてかれると困る」
森の奥から声が聞こえ、全員がその方に視線を向ける
徐々に足音が近づき月明かりが、その姿を現す
「…フィリップさん?」
「やぁ小猫ちゃん」
その正体は『NEVER』のジャケットを来た来人だった
飛んでいたスタッグフォンとバットショットを回収する
黒歌は来人を警戒しながら尋ねる
「何者にゃん?」
「僕はフィリップ。そして」
来人がロストドライバーを装着し右手を前に差し出す
《GAAAAYOOO!!》
小猫を守っていたファングが来人の方に飛び手の平に乗る
手にした来人は一瞬のうちにそれを直線状に変形させ、先端の尻尾を弾くとガイアメモリが出てくる
メモリには引っ掻いた傷跡のようなFの文字
《Fang》
「変身!」
スイッチを押しロストドライバー装填し開く
《Fang》
《GAAAAYOOO!!》
装填し開いたロストドライバーからガイアウィスパーの後からファングの鳴き声と共にロストドライバーに恐竜の横顔のような装飾が付けられる
そして水色の光があふれ、変貌を遂げる
その身体の各部からは鋭利なディテールが突き出した
身体の中心に走る銀のライン、複眼状の巨大な目とV字型の銀の触角、白い強化皮膚に全身を覆われたような戦士がそこにいた
「仮面ライダーファングだ……!」
ハイスクールD×D Eternal story !!
「大道克己と同じ仮面ライダー!?」
「君はどうして偽り続ける。何故彼女の前で正直になれない」
「お前は、まさか…!?」
「さて、話も終わったしウォーミングアップの続きだ」
《Boost》 《Cyclone》
これで決まりだ!
今回だけの次回予告です