ハイスクールD×D Eternal story   作:銃剣

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それからやっちゃった感あります


Dの罠/加速する騎士

神殿の入り口に入り、オカルト部がオーディンから貰った通信機を耳に付ける

 

 

『無事か?こちらアザゼルだ。オーディンの爺さんから渡されたみたいだな。「

 

 

通信機からアザゼルの声が聞こえる

 

 

『言いたい事もあるだろうが、まずは聞いてくれ。このレーティングゲームは「禍の団」旧魔王派の襲撃を受けている。そのフィールドも、近くの空間領域にあるVIPルーム付近も旧魔王派の悪魔だらけだ。だが、これは事前にこちらも予想していたことだ。現在、各勢力が協力して旧魔王派の連中を撃退している。外に居る連中はNEVERがやってる』

 

 

オーディンの報告通り、観戦側の方も敵が乗り込んでいる

 

 

『最近、現魔王に関与する者達が不審死するのが多発していた。裏で動いていたのは禍の団の旧魔王派。グラシャラボラス家の次期当主が不慮の事故死をしたのも実際は旧魔王派の連中が手にかけてたって訳だ。来人の奴の話で、こっちも調べたらドンピシャだ。首謀者として挙がっていたのが旧ベルゼブブと旧アスモデウスの子孫だ。狙撃されたカテレア・レヴィアタンが同じだった様に、旧魔王派の連中が抱く現魔王政府への憎悪は大きい』

 

 

「それに先日のアスタロト対大公アガレスの一戦からも今回の件を予見出来る疑惑は生じていた」

 

 

「このゲームはご破算ってことね」

 

 

全ては仕組まれたことに腹立つリアス

 

 

「奴等の考えることだ。これに乗じて自分達の事を知らしめる絶好のチャンスでもある。だが、それも想定していて正解だったけどね」

 

 

『あぁ、お陰で被害も最低限で抑えることが出来るだろう。あと最後にこれだけは聞いていけ。大事なことだ。奴らはこちらに予見されている可能性も視野に入れておきながら事を起こした。つまり多少的に勘付かれても問題ない作戦でもあるということだが、大概はNEVERの急襲で狂いが出ただろう」

 

 

アザゼルがそういうと来人は笑みを浮かべる

アザゼルも通信越しで笑う

 

 

『それとそこのフィールドが危険な事に変わりはない。ゲームは停止している為、リタイヤ転送は無い。危なくなっても助ける手段は無いから肝に銘じておけ。――――充分に気をつけてくれ』

 

 

そこでアザゼルからの通信が切れる

 

 

「小猫、ディオドラは?」

 

 

「……あちらからディオドラ・アスタロトの気配を感じます」

 

 

リアスが小猫にサーチを促し、小猫は猫耳を出すと、神殿の奥を指で示す

全員が無言で頷き合うと神殿の奥へ向かって走り出す

 

 

 

 

 

 

 

神殿の中は、広大な空間だった

大きな空間がずっと続き、広間に巨大な柱が並ぶぐらいで他に目立ったものはない

神殿を抜けると、さらに前方に新たな神殿が現れる

 

 

「やぁやぁ、お久だね~」

 

 

その神殿の前には白髪神父フリード・セルゼンが立っていた

 

 

「フリードッ!」

 

 

「まだ生きていたんだなって、思ったっしょ、イッセー君?イエスイエス。僕ちん、しぶといからキッチリキッカリ生きてござんすよぉう?」

 

 

狂人染みた笑顔をするフリード

その態度に以前出会った一誠は違和感を感じた

 

 

『フリード!どういうつもりだ!?』

 

 

そこへどこからかディオドラの声が神殿中響く

 

 

「おやおや~どうしましたディオドラ?そんなにプンスカしちゃって」

 

 

『お前は眷属が全て倒された時の保険だ!最終防衛ラインを守るのがお前の役目だろ!!』

 

 

「……せぇな」

 

 

ディオドラの怒鳴り声にフリードは態度が急変する

 

 

「うるせぇなクソ草食悪魔がぁぁ!!テメェみたいな雑魚が俺に指図してんじゃねーよ!!俺がどうしようが俺の勝手なんだよぉぉおおおおお!!?」

 

 

怒りを露にするフリード

その豹変ぶりにアーシアは怯え、その他は驚く

 

 

「黙って聞いてれば好き勝手言いやがってぇぇ…憂さ晴らしに眷属全員食ったによぉ…」

 

 

「っ!何言ってんだ。食った?」

 

 

一誠はフリードの言葉に疑問に感じる

小猫は鼻を押さえながら目を細める

 

 

「……その人、人間をやめてます」

 

 

「予想はしていたが、ディオドラが持ってるという事は彼も」

 

 

小猫は忌むように呟くと来人が顎に手をやり考える仕草を見せ、納得した

フリードは、人間とは思えない係争で哄笑を上げる

 

 

「ヒャハハハハハハハッハハハハハハハッハハハハハハハッ!てめえらに切り刻まれたあと、ヴァーリのクソ野郎に回収されてなぁぁぁぁぁぁあっ!腐れアザゼルにリストラ食らってよぉぉぉぉぉおおっ!行き場なくした俺を拾ったのが『禍の団』の連中さ!奴ら!俺に力をくれるって言うから何事かと思えばよぉぉ。コイツを渡されたんだよ!!」

 

 

フリードは神父服からある物を取り出す

それはガイアメモリ。獅子の頭、羊の胴体、蛇の尻尾など複数の動物が合わさり一匹の獣がCの文字で書かれたメモリだった

 

 

「ガイアメモリッ!?」

 

 

「大~正~解~…最初は何か分からなかったがよぉ。コイツを使ったら体中に力が沸いてきて今まで以上にクソ悪魔を殺しまくれて最高の気分なんだよ!!ゲハハハハハハハハハハハハハハハハッ!!」

 

 

フリードが大声を出す際、舌を大きく出す

舌には生体コネクタがあった

 

 

「今からお前等も殺してやるから有難く思えよなぁぁぁ!!」

 

 

《Chimera》

 

 

スイッチを押し、舌の生体コネクタに挿し込む

舌にガイアメモリが入ると体が膨張し変貌が始まる。背の片側にはコウモリのような翼とドラゴンの頭が生え、もう片側には巨大な腕と山羊の頭が生えてくる。顔はライオンのように変形し、凶暴な牙も生え、胴体に甲羅のような鎧が纏われる。下半身は羊のような形状になり、蛇の尻尾が生える

フリードは合成獣の超人…キメラ・ドーパントになった

 

 

「どうよこれ!超人な俺誕生ってか?…ヒャハハハハハハハッ!!」

 

 

「…あれはガイアメモリの毒性で自我も性格も変わっている。もう取り返しが付かない」

 

 

来人が冷静にキメラ・ドーパントと化したフリードを見る

 

 

「そう言えばアーシアちゃんが居るねぇぇぇぇ!ディオドラに捕まらなかったんだぁぁ……。そうだッ!!良い事教えてやるよ!あのディオドラの悪趣味をさぁぁぁ!これが素敵にイカレてて聞くだけで胸がドキドキでよぉ!」

 

 

フリードは突然、ディオドラの事を話し出した

 

 

「ディオドラの女の趣味さ。あのクソ草食坊っちゃん、教会に通じた女が好みなんだってさぁぁ!!教会に通じた女が好きで好きで堪らないんだって!そ、シスターとかそう言うのさ!」

 

 

『女の趣味』『シスター』。この二つのワードを聞いた一誠は、すぐにア-シアと直結する

知っている者は、さらに顔を強張る

 

 

「しかも狙う相手は熱心な信者や教会の本部になじみの深い女ばかりだ。俺さまの言ってることわかるよねー?さっきまで此処に居た眷属悪魔の女たちは元信者ばかりなんだよ!自分の屋敷で囲ってる女どもも同じ!ぜーんぶ、元は有名なシスターや各地の聖女さま方なんだぜ!ヒャハハハ!マジで趣味良いこったぁぁぁぁっ!クソ悪魔の草食坊ちゃんが教会の女を手篭めにしてんだからよ!いやはや、だからこそ、悪魔でもあるのか!熱心な聖女さまを言葉巧みに超絶うまいことやって堕とすんだからさ!まさに悪魔のささやきだ!」

 

 

「ちょっと待て。じゃあ、アーシアは――」

 

 

一誠の言葉にフリードは哄笑をあげる

 

 

「そういう事~アーシアちゃんが教会から追放されるシナリオを書いたのは元をただせばディオドラ・アスタロトなんだぜ~。シナリオはこうだ。ある日、シスターとセッ○スするのが大好きなとあるクソ悪魔の草食坊ちゃんは、チョー好みの美少女聖女さまを見つけました。会ったその日からエッチをしたくて堪りません。でも、教会から連れ出すには骨が折れそうと判断して、他の方法で彼女を自分のものにする作戦にしました」

 

 

「……ちょっと、待ってて。そ、そんな、アーシアは」

 

 

「ここまで来れば理解出来たようだね。兵藤一誠」

 

 

フリードの話で一誠は理解した

来人は一誠の反応を見て言う

 

 

「聖女さまはとてもおやさしい娘さんです。神器に詳しい者から『あの聖女さまは悪魔を治す神器を持っているぞ』というアドバイスをもらいました。そこに目をつけた坊ちゃんは作戦を立てました。『ケガをした僕を治すところを他の聖職者に見つかれば聖女さまは教会から追放されるかも☆』と! 傷痕が多少残っていてもエッチできりゃバッチリOK!それがお坊ちゃんの生きる道ってねぇ?…ハハハハハハハハハハッ!!」

 

 

――あの時、彼を救った事、後悔してません

 

 

一誠の脳内で、笑顔でそう言ったアーシアが思い出される

 

 

「……そんな」

 

 

アーシアもここまでの事を理解し、涙を流す。そこにフリードのトドメとばかりの言葉が飛ぶ

 

 

「信じていた教会から追放され、神を信じられなくなって人生を狂わされたら、簡単に僕のもとに来るだろう、と!ヒャハハハハ!聖女さまの苦しみも草食坊っちゃんにとってみれば最高のスパイスなのさ!最底辺まで堕ちたところを掬い上げて犯す!心身共に犯す!それが坊っちゃんの最高最大のお楽しみなのでした!今までもそうして教会の女を犯して自分のものにしたのです!それはこれからも変わりません!ディオドラ・アスタロトくんは教会信者の女の子を抱くのが大好きな悪魔さんなのでした!ヒャハハハハハハハハハッ!」

 

 

一誠の心の憎悪が湧き上がる

握りしめる拳からは血が噴きだし、フリードを激しくにらみ、1歩前へ出ようとした

 

 

「しっかしイッセー君とアーシアちゃん以外はどうにもリアクションが薄いねぇぇ」

 

 

「それはそうだが。知っていた分、逆に怒りがさらに増してくるよ」

 

 

「…オイ木場。どういう事だ」

 

 

「それは、君等二人以外にディオドラの計画を話したからだ」

 

 

来人がそう言うと、一誠はすぐに胸倉を掴む

鬼のような形相をし、怒りをぶつける

 

 

「どうして黙ってた……どうして俺とアーシアにこの事を隠してたんだ!?」

 

 

「アーシア・アルジェントは精神が弱い。そして君の場合は激怒と共に感情に流されるままディオドラに勝負を挑むだろう。何も作戦を練らずに一人で戦いに行く事は死にに行くようなものだ」

 

 

胸倉を掴まれても来人は態度を変えない

それは一誠にとって逆に癇に障った

 

 

「お前、アーシアが酷い目に在ったっていうのに…お前にとってはどうでも良い事なのかよ!!」

 

 

「……どうでも良くないだろ!!」

 

 

来人は始めて怒りの表情を表す

一誠と同じように胸倉を掴み、怒号する

 

 

「僕だってこんな事はしたくない。けど、これ以上無駄に被害を広げない為にはこうするしかなかった。今でも心苦しいさ……でも時には非情にもならなければならない。これまで戦いで一番に学ぶべきは冷静に判断し、状況を見て、策を練る。それが僕のやり方だ」

 

 

一誠は来人の思いに答えたのか、胸倉を掴む力を弱める

すると木場はそんな一誠に呼びかける

 

 

「イッセーくん。気持ちはわかる。だが、キミのその想いをぶつけるのはディオドラまで取っておいたほうがいい」

 

 

そう言う木場の瞳には怒りと憎悪に満ちていた

 

 

「ここは僕が行く。あの汚い口を止めてこよう」

 

 

迫力ある歩みで木場は一誠の横を通り過ぎていく

一誠の怒りが一瞬冷めてしまいそうなほど、木場の全身から放たれるオーラは攻撃的な殺意に包まれていた

木場はドーパントと化したフリードの前に立ち、手元に聖魔剣を一振り創りだす

 

 

「やあやあやあ!てめえはあのとき俺をぶった斬りやがった腐れナイトさんじゃあーりませんかぁぁぁっっ!てめえのおかげで俺はこんな素敵なモデルチェンジをしちゃいましたよ!でもよ!だいぶ強くなったんだぜぇぇ?ここに居た眷属意外にも、奥にいた『騎士』2人もペロリと平らげましてね!そいつらの特性も得たんですよぉぉぉっ!無敵超絶ドーパントのフリードくんをよろしくお願いしますぜぇ、色男さんよぉぉぉっ!」

 

 

フリードがそう言うと

木場は剣をかまえると冷淡な声で一言だけ言う

 

 

「キミはもういないほうがいい」

 

 

「調子くれてんじゃねぇぇぇぇぞぉぉぉぉっ!!」

 

 

憤怒の形相となったフリードは全身の毛が生物的な棘になり、突進するが

 

 

フッ!

 

 

木場が視界から消え――――

 

 

ズバババババババッ!

 

 

刹那、キメラ・ドーパントのフリードは無数に切り刻まれて四散した

 

 

「オイオイ、最初から本気かよ……余裕ないのか…」

 

 

後頭部だけで笑っていたフリードに木場は容赦なく拳を突きたて、絶命させる

木場は聖魔剣についた血を空で払う。飛び散った血液が半円を描いた

 

 

「――続きは地獄の死神相手に吼えるといい」

 

 

 

 

 

 

 

 

「お前がな」

 

 

「ッ!?」

 

 

絶命したと思われた後頭部だけのフリードの声

それと共に木場は、背後から来る殺気に気づき前に飛ぶ

木場の襲い掛かったのは、四散したと思われた体が再生し、首無しで動くキメラだった

 

 

「まさかあれで倒せたと思ったのかよバァァァァァァカァァァァ!!」

 

 

胴体は首を拾い上げくっ付ける

すると切り口が無くなり、さらに顔の刺し傷も無くなる

 

 

「再生能力!?」

 

 

「その通りぃぃぃぃ!!俺の使ったキメラメモリは合成獣……つまりこのメモリには複数の生物の力が宿っている。その中には再生能力が高い物もある!例え切り刻まれようが爆散しようが再生すんだよぁぁぁぁぁ!!あっ…そういや言い忘れてたぁぁ」

 

 

フリードは思い出した仕草を見せると木場同様に視界から消える

木場は咄嗟に聖魔剣をもう一本出しクロスさせるとフリードの豪腕がクロスさせた聖魔剣に当たる

しかしパワーに押される木場

 

 

「(さっきより速いッ!?)」

 

 

「生物って言っても、その中には神話上の生物も混じってんだよ!!」

 

 

三本の豪腕を振り被るフリード

その攻撃を回避しながら聖魔剣で斬る木場だが、すぐに傷が再生される

 

 

「木場ッ!!」

 

 

『Boost!!』

 

 

木場の危機に見かね、ドラゴンショットを撃つ

さらにリアスの破滅の魔力、朱乃の雷撃が後に続く

ゼノヴィアと小猫も接近しようとするが

 

 

「うざってぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」

 

 

頭のライオン、背のドラゴンと山羊の口から咆哮を轟かせる

攻撃をかっ消し、周りの物を吹っ飛し、地面や柱に亀裂を走らせる

 

 

「なんて咆哮なの!?」

 

 

「これもガイアメモリ力ですの!?」

 

 

リアスと朱乃がフリードの力に驚く

木場もさっきの方向で吹っ飛ぶが、なんとか着地する

 

 

「いくら斬ってもすぐに再生する……もしかするとフェニックスの力があるかもしれん」

 

 

「フェニックスですって!?…それが本当なら対処しようが無いじゃない!!」

 

 

「でも部長、ライザーの時と同じようにひたすら攻撃すれば」

 

 

「それは無理だ。例えフェニックスの再生能力が尽きたとしても他の再生能力を持つ生物がカバーする。それにフリード・セルゼンの精神状態はガイアメモリの影響で極めて不安定だ。幾ら殺しても、彼が死による精神的苦痛が無い以上その方法は無意味だ」

 

 

「じゃあどうすれば良いんだよ!?」

 

 

一誠の案を却下する来人

弱点を見つけない限りフリードを倒すことが出来ない。走行しているうちにフリードが迫ってくる

 

 

「どうしたよぉぉぉぉぉぉぉぉ!!クソ悪魔ァァァァァァァァ!!俺を倒すんじゃないのかよぉぉぉぉ!!さっさと死にやがぁぁぁぁッ!?……ァァァァ…ぁぁぁ」

 

 

途中まで威勢があったフリードが突然苦しみだす

 

 

「なっなんだよコレ!?……体がぁぁぁ!…クソォクソォクソォォォォォォォ!!あの野郎俺のメモリに何かしやがったのか!?……アァァ…アァァ!…アァァ!!…アアアアアアアァァァァァァァァァァァァ!!!!」

 

 

フリードの叫び声と共に体に異変が起こる

腕が異様に膨れ上がり、爪が鋭くなる。もう片方の腕も同じようになる

胴体に関してはより獣っぽく膨張し、背のドラゴンと山羊の頭はライオンの顔の横まで盛り上がる

尻尾の蛇がとり凶暴化する。さっきまでキメラ・ドーパントの面影が無くなり巨大化した

 

 

「何よコレ!?」

 

 

「恐らくメモリの暴走だ。井坂深紅朗のウェザーメモリのように多数の能力を扱えるように調整されていなければ使えない。だが、あのメモリは調整せず能力の容量を超え、噴出した結果だ。もはやアレは超人じゃない、ただの怪物だ」

 

 

「でもこのまま放っておく訳には行きませんわ」

 

 

朱乃の言う通り、放っておく訳には行かなかった

このまま野獣の如く暴れ、外に出ればパニックになる可能性がある

 

 

「……でも、傷つけてもすぐに再生されます」

 

 

「あぁ、それを何とかしなければ成らない」

 

 

小猫とゼノヴィアの言葉に悩むオカルト部

しかし木場は覚悟を決めたような顔をし、前に出る

 

 

「先に行って下さい」

 

 

「何を言ってるの祐斗!?貴方一人じゃ無理よ!!」

 

 

リアスの反論が飛ぶが、木場は暴走したキメラの睨みながら前に出る

 

 

「僕はずっと聖剣を憎んでいました。でもイッセー君達に仲間の大切さを教えられました。死んでいった同士の敵を討つ事も出来たのはイッセー君達のお陰かもしれません。あの化け物は僕の今までの憎悪と憤怒が固まりなのかもしれません」

 

 

木場は聖魔剣を消すと新たな剣を出す

それは大型の剣、柄はグリップのようになっており引き金を引くトリガーのような物がある

その剣が出てくると重さで地面に強く突き刺さる。その重さは普通の人間では振りかぶれないぐらいだ

 

 

「だから僕は、あの忌わしき思いと共に……ここで倒します」

 

 

木場は大型の剣の柄を両手で持ち上げ前に突き刺す

そしてドライバーを取り出す。そのドライバーはバイクのメーターやグリップが搭載されているベルトである

 

 

「木場。それはッ!?」

 

 

一誠だけでなく、他もそのベルトが何なのか分かった

木場は目を閉じ、ある事を思い出す

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それはイリナと来人の歓迎会の終わった時だった

 

 

「来人君。用って」

 

 

「あぁ木場祐斗。君に頼みたいことがある」

 

 

場所は旧校舎の屋上

木場と来人以外に人は居らず、来人の手にはケースが持っていた

 

 

「頼みたい事?」

 

 

「あぁ、その前に君に聞きたい事がある」

 

 

来人はケースを開け、中身を見せる

 

 

「悪魔と相乗りする勇気、あるかい?……まぁ君は悪魔だけどね」

 

 

ケースの中にはベルトとメモリだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「今度は僕が…みんなを守る!!」

 

 

木場はドライバーを装着し、ポケットからメモリを取り出す

メモリにはタコメーターで表したAの文字

 

 

《Accel》

 

 

「変ッ……身!」

 

 

メモリのスイッチを押し、ドライバーに差し込み右のグリップを捻る

するとエンジンが掛かる音と吹かす音が響く

 

 

《Accel》

 

 

アクセルドライバーのメーターのランプが光り、エンジンの音が鳴り続ける

そして赤い閃光が走り、体を包み込む。深紅の鎧に身に纏ったかのような騎士が立っていた

メカニックな全身の装甲、そしてバイクのヘッドライトにあたる頭分がそのまま頭部の単眼として青く輝いている

 

 

その戦士の名は

 

 

「僕はアクセル…仮面ライダーアクセル!」

 

 

木場は叫び、地面に突き刺さった剣を引き抜く

 

 

「さぁ、振り切るぜ!!」

 

 






えぇ今日更新した話について色々あり、アンケートを取りたいと思います
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