転生した。
言葉だけならわずか4文字で済むのだけれど、意味するのはとんでもなく非常識では済まないものだ。
いや、そもそもあり得ないと言ってもいいような事象だ。仮に転生があったとして、意識を持ったまま転生などということをするなんて絶対にありえない。
「ほー。こらすげぇ。その年でもうプログラム走らせてんの?」
でも、実際はそのありえないは実在したのだ。不幸か幸か。私はそれに出会ったのだ。
「……わかるの?」
「わかるわかる。ズルはしてるけど、こちとら子供心の夢のために十何年も触ってきてんだぞ?」
そんな存在に出会ったのは、周りが滑稽な存在としか感じなかった、幼稚園にいるときだった。
「……十何年もって、まだ小学校行ってないのに何言ってんだか……」
「だからズルしてるって言ってるだろ?」
初めて会ったときの会話は、彼のいうことが理解できなかった私が苛立っていたのを見て苦笑して、本当なら驚きか侮蔑を顔に出すはずの言葉を、彼はこう言ったのだ。
「俺ね。前世の記憶もってんの。すごいでしょ」
いろんな感情を巡りめぐって、結果的に呆れしか感じさせないそんなことを、笑顔で言ってきたのだ。この馬鹿は。けど、今までの行動や考え方は一部子供みたいなところもあるけど、それでもどう見ても大人のソレだ。むしろ転生して人生2度目だと言われて納得できるような、そんなやつだった。
それからだ。彼が転生して前世の記憶を持っていると知った私が彼と一緒にいることになったのは。
彼は私のやっていることを理解できるのか私のやっていることを見つめ、疑問で首を捻ったり驚きで歪ませたり納得で笑みを浮かべたりと顔を忙しく動かしていた。
他にそんなことをしてくる人は誰もいない。だから、珍しさから、邪魔にもならなかったからそのままにしておいて私は目障りでしかなかった人たちを無視してひたすらにプログラムを打ち続けた。
けど、そんな
「ねぇ。なんでそんなに笑っていられるの?」
きっかけはほんの僅かな気まぐれだった。世界を変えるきっかけとも言える私の自信作の雛型を完成させた私は、同じことをしている彼に自慢げに見せたのだ。
悔しがれ。妬め。憎め。怖がれ。他の人たちと同じように自分に畏怖し、化け物を見る目をするだろうと、心のどこかで達観していた私は、しかし彼の表情に驚きを隠せなかった。
あぁ。もうここまで来てるのか。先立ちとして情けないというか、悔しいなぁ。
悔しそうにはしていた。けど、それだけで私に対しては何も、畏怖も嫉妬も憎悪もせず、逆に私を褒め称えるかのような言葉すらかけてきたのだ。
これが私には理解できなかった。例え十分な大人であっても、むしろ大人だったからこそこんな子供の才能に嫉妬して、恐怖して、憎悪するはずだ。大人は無駄なプライドが大きいのだから。でも彼はそれはなかった。完全にないわけではないが、それでもとてつもなく薄い、吹けば飛ぶようなものでしかなかった。
だから、私は彼に聞いた。問うたのだ。
「どしたんだ急に?」
「……束さんみたいな天才がここにいるのに、こんな小さな子供に何年も何年もやって来た分野で負けて!なんで笑っていられるの!?」
私のことをよく知っていて。だから私が何を作ったのかを知ったのに悔しさしか見せなくて。私に頼ることなく作業をやって。
鬱陶しかった。不愉快だった。目障りだった。
私に負けたのに、私に見下されてるのに、私と比べられてるのに。それを受け入れて、笑って、祝ってくれて、恨まなくて、妬まなくて、怖がらなくて。
他の人とは全く違う、
「……そりゃ悔しいさ。ずっとやって来たことを後から来た人に抜かされるのは」
「なら!」
どうして恨まない!どうして妬まない!どうして、怖がらないの……!?
「でもね。こればっかりはしょうがないんだよ。天才と凡人はどうしても埋められない差はある」
「違う!なんで私を憎まないの!?なんで私を認めてくれるの!?なんで、私と、一緒に……!?」
それ以上、言葉は出なかった。私の口から出されている言葉は、罵倒から段々と弱音に変わっていくのを感じた私は、これ以上弱味を見せてなるものかと必死になって口を閉じ、目の前の敵をひたすらににらみ続けていた。
そんな私を見て、彼は目を瞑って、なにかを思い出すかのようにしながら口を開けたのだ。
「……凡人は天才を理解できない。逆に天才も凡人を理解できない。だからそこに近づくのが怖いんだ。人は理解できないのが怖いからね」
「…………」
まるで体験してきたかのような、そんな口ぶりで話す彼に、私は口を挟まなかった。
共感したのではない。ただ、それが私は恐ろしかったのだ。それを認めることが。それを実感することが。それが、今の私であることを。
「でもね。世界にただ1人だけの孤独なんて、ないと思うんだ」
「……何言ってるんだ。理解されない人間なんて、孤独でしかない」
理解の外にあるものを拒む。それは人だけでなく、動物界全てに共通して言えることだ。
アルビノというだけで群れから追い出される。姿が違うから食い殺す。理解できない存在には、決して近づいたりはしない。
「世界にはね、束。ほんの数人でも、数億分の一人だけでも、理解してくれる人はいるんだよ」
でも、彼はそんなことを知って知らずか懐かしむような、同時に悲しむような複雑な感情を見せる。
その表情は、私の心を深く掴んだ。鷲掴みではなく、かといって包み込むようにでもない。逃げられないように強く、けど傷つかないぐらいに優しく、私を縛り付けたのだ。
「その人たちは同じ夢を見ている。出来るわけがないって笑われても、狂っている人だって思われていても、いつかできるんだって信じている人はいるんだよ」
そう言う彼のその顔を、私は一生忘れることはないだろう。
なぜなら、彼の今の表情は、私と同じ苦しみを受け、しかしそれを乗り越えた優しさを知っているような、そんな表情だったのだから。
「世界には同じ顔の人間が3人いる。顔は、姿形だけでなく心って、考え方って思えばあり得ない話じゃないでしょ?だから、どんなに孤独だって思っていても、わかり会える人がいるんだから、本当の意味での孤独じゃない。探せばきっといるんだ」
だから、人は孤独じゃない。そう言いきる彼に、私は下を向いた。
嬉しかった。私と同じ人がいることが。嬉しかった。私と同じ苦しみを知っている人がいることが。嬉しかった。それを乗り越えられるんだと理解できたのだから。
そして、その言葉は、私の今まで生きた人生全てを否定した。
「……くだらない。本当にくだらないよ、そんな考え方」
安心させてくれるような、けど傷つけられているかのような。そんな矛盾を抱えて出た言葉は、震えだしそうな声を無理矢理抑えているのが判るほどに、情けないものだった。
「…………」
「本当の意味で孤独じゃない?そんなはずあるはずがない!理解できないというだけで人はいなくなる!離れていく!それが気の合った友達でも!気にかけてくれた先生でも!血の繋がった人であっても!異端は怖がれて!遠ざけられる!なのに孤独じゃない!?ふざけたことをいうな!」
私の親がそうだ。私の妹がそうだ。私の親友がそうだった。私の弟分がそうだ。
普通じゃない異常の私の側にいても、誰も私を見てくれない。私の隣には、誰もいない。誰も居ようとしてくれない。誰も、理解してくれる人はいない。
「……孤独ってね。束」
私の心を知ってか、それとも身に覚えがあったのか。今となってはわからないことだけど。
でも、彼は、彼の言葉は、私を救ってくれた。孤独だった私の心を、暖めてくれるかのように。
「結局は自分が孤独だと思うから孤独なんだよ」
実感のこもったその言葉に、思わず束は言葉を失った。いや、実感だけならばそれも一蹴して罵倒を続けていただろう。けど、その言葉と一緒に、あんな、悲しそうな、寂しそうな、苦しそうな、でも私を諭そうと必死な表情をされたら、なにも言えなくなる。
「隣に誰もいないと思うから、前に誰も歩いていないと思うから孤独に見えるんだ。誰も理解しようとしない、自分を遠ざけようとしていると思うから周りに人がいないんだと感じるんだ。
でもね、後ろを見れば追いかけてくる人はちゃんといる。理解しようと歩み寄る人はちゃんといるんだ。
友情とか、血とか、そんなの関係ないよ。見てくれる人はちゃんといる。見ようと努力している人はちゃんといるんだよ」
普段のヘラヘラとした表情とは違う、苦しみに耐えてそれを隠そうと必死になっている彼を、私はただ見て、聞くことしかできなかった。
どうして大人しく聞くことができたのか。どうしてその表情が気になったのか。このときの私は分からなかったけど、でも、今ならわかる。
「現に、君の周りにいるでしょ?横にいて一緒に歩こうとしている人が。君から来るのを待っている人が」
その顔は、表面上で笑って心で嗤っている胸くそ悪いその表情は、もしかしたらなっていた未来の私なんだって、そう感じたからだ。
恐らく、こいつは私と同じタイプの人間だった。テンサイだった故に理解されず、怖れられ、誰も近づこうとされない、孤独に生きる人間なんだと、私は理解した。
「……お前は、違うのか?」
ポツリと、目の前の敵が口を閉じて少し経ってから私は声を震わせながら彼に問いかけた。
「お前は、あなたは、私に近づこうとは、思わないの?」
私を知ることのできる唯一の人。私を理解できる唯一の人。私を判ってくれる、ただ一人の人。
震える声の私を、今にも泣きそうな私を見てこいつは、この人は包み込むような笑みを浮かべて、こう言ったのだ。
「とっくの前に、君を見つけてからずっと君の隣で歩こうと追いかけているよ。不器用で、稚拙で、遅い足の動かし方でね」
今でも胸に残っているこの言葉は、不安定だった私の心を、
そして、私は彼の胸のなかで、初めて自分の意思で泣いた。痛みを、苦痛を、恐怖を吐き出すように、大声を上げて。
それからの私は、みんなからすれば変わったらしい。私はただ後ろを見ることをしただけなのに、みんなはそう感じるみたいだった。
けど、そこからの生活は劇的に変わっていったのは、間違いないことだった。
ちょっとしたことでイラつかなくなった。私への怯えが少しずつ少なくなっていた。私に話しかけてくれる人がほんの少しずつ増えてきた。私の周りが、賑やかになった。
私をわかってくれる。私をわかろうとしてくれる。私のとなりにいてくれる。私のとなりに近寄ろうとしてくれる。私に笑いかけてくれる。私に話しかけようとしてくれる。
それだけで、何もなかった私の世界が変わっていくのを感じた。
極々僅かしかなかった世界の色が、だんだんと色付いてくる。痛みしかなかった世界の臭いが、柔らかい香りが漂ってくる。冷たさしかなかった世界の温度が、徐々に温かみを増してくる。
あぁ。そうなんだ。世界は、私のいるこの世界はこんなにも綺麗なんだ。
見ることも、聞くことも、嗅ぐことも、味わうことも、触れることもしたくない汚いものだけではない。
楽しさが、嬉しさが、落ち着きが、幸福が、心地よさが。手を伸ばせば、足を動かせば、歩みを止めても、待ち構えても、それは私に近づいてきてくれる。
それを教えてくれたのは、
「やっぱり、メカと言えば巨大人型ロボットだよなぁ」
「ふんだ!束さんのパワードスーツのほうがいいもんね!」
「お前はわかっちゃいない!男のロマンはパワードスーツじゃあない!大型の!人が乗って操縦するロボットだ!」
「君こそわかっていない!今の時代はそんな大きなものじゃない!人が纏えるパワードスーツなんだよ!」
下らないことで喧嘩して。
「へっへーん!束さんが先に夢を叶えちゃったもんねー!見よこの美しい完成形を!」
「マジでか!?くっそー!やっぱソフト面じゃなくてハード面を先に完成させておくべきだったのか!?」
「いやハード面無しでなにしようとしてたの?」
「動かし方さえ出来ていれば人型ロボットを作るときに必要なものが見えてくると思って」
どうでもいい勝負に笑いあって。
「これが、束の求めていたもの……」
「ふふん。かっこいいでしょ?綺麗でしょ?美しいでしょ?」
「……あぁ。言葉にできないぐらい、感動的だ」
「……ありがとう」
私の喜びを理解してくれて。
「そういえば、こいつに名前はないのか?」
「名前?ふっふっふーん!ちゃぁんと決まってるよー!束さん最初の娘だもん!」
「そっちもだけど、束の作った作品なんだし、パワードスーツじゃあ味気ないだろ?だったらその通称とかもあった方がいいだろ?」
「通称?ふっふっふー!ちゃんとあるよ!心して聞きたまへ!」
私の心を癒してくれて。
「限界の無い空、無限の制空権。インフィニット・ストラトス!」
終着点のない夢。限りなく私を領域に入れてくれる世界。それこそが私の願いであり、この子たちへの願いだ。
彼は私を、孤独から救ってくれた。ひとりぼっちの世界から、手を差し出してくれた人を教えてくれて、そこまで連れて行ってくれた、大切な人だ。だから、その人に胸を張って自慢できるものを、自慢の娘たちで喜ばせたかった。
「……かっこいいな、インフィニット・ストラトスか」
「へっへーん!束さんのセンスに怖れ戦慄くがいい!」
「ホントいいセンスしてるなぁくそぅ!」
「にぎゃー!髪!髪乱れるからぐしゃぐしゃするのやめれ~!」
彼からしてみれば、それは当たり前なのかもしれない。ごく普通に見て、ごく普通に言って、ごく普通に怒って、ごく普通に悲しんで、ごく普通に笑って、ごく普通に喜んだ。
その当たり前が、ごく普通であることが友達を作ってくれた。その当たり前が家族を繋げてくれた。その当たり前が、理解の外にある孤独を、寂しさを、悲しさを癒してくれる。
「くそ~。宇宙への第一歩は束に先越されたのか~」
「ふっふーん。悔しかったら君のいうロボットを早く作ることだねー!」
「当たり前だ!何年かかっても、俺の夢である宇宙を駆けるロボットを作って見せる!」
「その間に私はもっとすごいのを作るもんねー!」
だから、私は彼のそばにいた。本当ならすぐにできることをわざと遅らせて、彼の作業を手伝おうとしてそれを断られて、
ほうきちゃんやちーちゃん、いっくんと一緒にいる空間よりも、彼と一緒にいる空間が楽しくて、嬉しくて、いとおしくて、私は彼の側にいた。
拒絶でない否定を、依存ではない肯定をしてくれること数少ない、世界を変えてくれきっかけとなった人の側にいることに悦びを感じて。
でも、世界は私の幸せを拒絶するかのように変わっていった。私の作ったものを利用して、自分のためだけに他者を蹴落として。
「なんだよ!せっかく束さんがもっていってやったのに!子供のやることなんて考えるにも値しないって!?ことの重大さもわからない連中ばっかりなの!?」
「しょうがないって。他の人から見たら子供の戯れ言にしか聞こえないんだから」
「ふざけるな!図面も見ずに!説明もろくに聞かず!アイデアだけ奪い取ろうとするなんて!あの男は生きてる価値なんてない!」
「それは俺も思うけど、今は抑えて。あの豚顔を驚きと後悔で歪めてしまおうじゃないか」
初めての失敗で、それも私を見ずに私の身体だけを見ていた気持ちの悪い豚を思い出すだけで吐き気と苛立ちが胸に込み上げてくる。
それを彼は否定することもなく、柔らかい言葉を使って私を道から外さないように誘導してくれる。
だから私は道を外すことはなく、前を向いて歩くことが出来た。
それから、豚の企業以外にも数多くの企業を回っていったけど、どこの企業も、どこの誰も、私達のことをまともに知ろうとも理解しようともしなかった。
子供だから、名もない若輩者だからという理由で見ようともしないのはまだよかった。理解しようとも思わなかったけど、でもまだ気持ちはわかるからだ。でも、私を見て、私の身体だけを目的としているような家畜が多くいたことが、私には我慢ならなかった。
どうして誰も理解してくれない。どうして誰も私を見てくれない。どうして彼の能力を理解できない。どうして、彼の、私の夢をわかってくれない。
結局、どこの企業も私の、私達のことを理解しようとせず、私の自信作は世の中に出すことはできなかった。
悔しかった。誰もが私の自信作を馬鹿にしたことが。
不快だった。多くの人間が肉欲だけで私を見ていたことが。
切なかった。私の夢は妄想であると言われたことが。
悲しかった。誰も私の、私達の夢を理解してくれなかったことが。
負の感情がぐるぐると頭のなかで渦巻いて、誰も理解してくれないことに怒りと殺意を覚えた私は、地獄への第一歩とも言える、世界的にも有名なあの事件のハンマーを、ゆっくりと引いた。
「……ねぇ。もうOSは完成してるの?」
「ん?あぁ。戦闘もできる程度には自由なモーションも作ってあるし、変更も効く。それに、扱いにくいけど手動でもいけるよ?」
「……お願いがあるの。あなたにしか頼めない、でもあなたを侮辱するお願いが」
「……テンサイ、篠ノ之束の頼み、ね。それはそれで気になるね。子供はそんなこと考えてないで遠慮せずにおじさんに言ってみ?」
「……私を子供扱いするのはあなただけだよ。ありがとう。それで、お願いっていうのはね。」
「私と一緒に、世界を変えて欲しいの。私のインフィニット・ストラトスと、あなたのそのマルチ・ワーキング・システムを作り出した技術を使って」
彼の夢は自分の力で、人が乗り込むロボットを作り出して世界を変えること。
私の夢は女性蔑視の世の中を、男と女の格差を無くして世界を変えること。
そして、私達2人の
その夢を叶えるために、
そうすれば、世界は平等に、とは言わない。けど、私たちの夢を叶えてくれる世界に変わるんだと。そう信じて、私たちは自信を持って世界に私たちの夢を、公開したのだ。
それが世界のバランスの崩壊とも知らずに、私たちは夢だけを見て。
発表してからの世界は、私たちにとって地獄のようだった。
私の
後になって私たちは気付いたのだ。いや、気付かざるを得なかったのだ。
私は、私達は引き金を引かされていたのだ。私たちの夢が、世界を壊す引き金だと、腐った猿どもの食い扶持にされていたのだと知らずに。
そして、世界は私たちの望まない方向に堕ちていった。
私と彼が相談し、温かいものをくれた人たちを信じて広めた技術は、しかし男に抑圧された女と女に重圧された男たちの怨念によって、唾棄したくなる欲望によって、
他を侮辱することでしか自分を保てない女と、他を辱しめることでしか自分を保てない男のイカれた戦争は、両者に決して埋まらない溝を作り出した。
男は兵士を作り出すために捕らわれては種馬として扱われ、女も性欲の捌け口と兵士を作り出すために人形として扱われ続けた。
どうして。どうしてこうなったの?私たちはただ、認めて欲しかっただけなのに。
私たちの夢を。私たちの希望を。私たちの、大切な、認め合った子供達を、ただ認めて欲しかっただけなのに。
これを知った
愛する人を失った
そして、これは奇しくも世界を救う英雄を、かつての
人を信じて狂った