ハニアの風   作:いち領民

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第7話 「ヤンのアーヴ帝国への赴任」

連邦暦1051年、ヤン・ウェンリーが中将に昇格と同時にアーヴ帝国の首席駐在武官に任命された。その報告を聞いたとき、ラインハルトやキルヒアイスも少なからず動揺した。

なぜ、この時期にしかも、ヤン・ウェンリーがアーヴ帝国の首席駐在武官に任命されるのか、彼らにも最初は理解できなかった。

その報告を聞いたとき、ヤン・ウェンリーはその意図を一人、正確に見ぬいた。それは、ラインハルトの勢力拡大の危機に軍部の名門豪商派が外交委員長と結託して、今回の人事異動を命令したと。

連邦軍では、英雄として人気と実力をラインハルトと二分するヤンから離脱させて、アーヴ帝国に送りこんで、その名門豪商派の味方になるように説得なり、アーヴ帝国に釘つけなりさせて、ラインハルトの勢力の分断に図ることを考えたのは、明白であった。そして、この人事は、一回首席駐在武官にしてしまえば、その人事権は、ハニア連邦の大使に移ることになっていた。つまり、ラインハルトが統合作戦本部長に就任する直前にこの人事を決定して、統合作戦本部長に彼がなったあとでも、ヤンの帰国を容易ならざるものにすることができた。

それで、ヤンは今後の対策をするためにも自分の幕僚の首席であるムライを参謀長代行として、そして、フィッシャーを司令官代行という役割を与えて、せっかく集めた幕僚陣を解体させないように統合作戦本部長に就任したばかりのラインハルトに要請書を出した。それと同時にチュンリーをラインハルトかキルヒアイスの幕僚に一時的に入ってもらうことも要請したのであった。

 

 

要請書はほどなく受理されたが、当の本人のチュンリーは、それを聞いたとき不満顔であった。

 

 

「兄さん、どうして、私をアーヴ帝国までつれていってくれないの。私は兄さんの副官よ。」

その黒い瞳には、あきらかに寂しさと怒りがあった。

 

 

 

「残念ながら、それは、できない。私一人身が人類を半分支配する帝国へ行くようにと命令があった。命令した人物の意図は、私一人をとりあえず、孤立させることかもしれんな。チュンリー、わかるだろう。軍人なら命令に従わなければならない。」

ヤンはさとすように言った。

 

 

「嫌よ………。私が軍人になったのは兄さんの役に立ちたいから、兄さんの側にずっといたいからよ。それがやっとかなって、これからだというのに………そんなところに兄さんが行くなんて……」

そういって、兄に抱きつくと、その美貌の瞳には、涙があふれていた。

 

 

 

「チュンリー……そういえば、涙を見せたのは、両親が死んで以来か…。チュンリー、とりあえず、聞いてくれ。妹と離れることは、私も寂しい。でも、それを変えることは、あのローエングラム閣下もできない状況だ。だから、閣下の元で色々と情報を集めて、今後の私のささやかな野望に力を貸して欲しい。」

 

 

 

「ささやかな野望?」

涙で濡れた瞳でチュンリーはヤンを見上げた。

 

 

「私がローエングラム閣下に期待しているのは、独裁者による民主共和制の革命かな。はっきりいって、矛盾にはなはだ満ちているものだが、彼が改革を推進した後、私のように権力というものに、興ざめしたらチャンスはある。もっとも、それには、いくつかの諸条件が必要だが、やる価値はあると思っている。だから、チュンリーも彼の側にいて、その可能性についての情報を伝えて欲しい。」

 

 

「それが、兄さんの夢なの……でも………わかった。私は、その野望のために尽力を尽くすわ」

 

「そうか、ありがとう。このことは、チュンリー以外には言っていない。とりあえず、秘密で頼むよ。でも、兄としては、失格かな。妹にこんな役目を期待するなんて。」

 

 

「私は兄さんの側で役に立てれば良いの。ただ、それだけで幸せなの。それが私の願いなの。」

いっそう、チュンリーは兄を力強く抱きしめた。

 

 

ヤンは、この人事で妹がこれほど動揺することは、驚きであった。そして、妹に心配かけたと感じた。彼の人事異動は、ヤンの責任ではないのだが、10年ぶりの妹の泣き顔は、彼にショックを与えた。そして、妹の想いを感じていた。いや、本心では、妹の想いに対して考えることを拒んでいたことを今更であるが痛感せざろうえなかった。

 

 

 

「チュンリー……その離れてくらないか。恥ずかしいよ。」

 

 

「嫌よ。アーヴ帝国にいったら、いつ帰ってくるかもしれないし………もう、しばらく、こうしていたい」

 

そういって、チュンリーは兄を抱きしめたまま、黙り込んでしまった。その状況にヤンは、困り果てていたが、ふいに、チュンリーの頭に手をのせると、優しく撫で始めた。

それは、チュンリーが幼いときから彼女が泣いたり、機嫌悪くしたりすると、繰り返し、やってきたことであり、彼女はこれをされると、安心して、いつも機嫌がもどったものだった。

そして、優しくなでながらヤンは、真剣な表情でヤンはいった。

 

 

「チュンリー……その……向こうにいったら、私との……関係を考えようと思う……妹とは、違う意味で…。」

 

 

「え………それは………私を妹ではなく……その……」

 

チュンリーは、兄の言葉を理解していたが、彼女の思考はそこで止まりかけていた。兄がそのようは発言をするとは、信じられなかったのである。これまで、自分は兄を男性として、好きだということは、自覚があったし、自分なりにアピールをしていたが、兄はまったく、それに反応しようとはしなかった。兄は、自分を女だと絶対みないように決めつけているみたいであった。その理由はわからなかったが、これは、崩れざる壁のように感じていた。しかし、兄がそれについて、考えるといったのは、本当に驚くべきことであった。

 

「まあ………そういうことだ。あくまでも、考えるということだ。その…結論は、向こうに……アーヴ帝国から戻ってきてから伝えようと思う。」

最後は、顔を横に向けながら表情の選択にこまったような感じでヤンは言った。

 

 

 

「うん……わかった。兄さん。」

 

今のチュンリーにとって、それは最大の前進を果たしたと思ったので、満面の笑みで答えた。

 

 

その夜、ヤンは上官であり、盟友となったラインハルトとキルヒアイスにアーヴ帝国に行く前の挨拶をするために、彼らの家へ訪問した。

 

 

 

「そうか、卿は、やはり、アーヴ帝国へ行くのだな。しかし、残念だ。卿には色々と働いてもらおうと思ったのに。」

 

 

「閣下、私がいなくても、閣下には満足できる部下がいますでしょう。それに、アーヴ帝国の大使であるグェン・タウロンは実は言うと、父の親友であり、私も子供のときから親交があります。ですから、何か起きたときは、すぐに戻れます。」

 

ヤンは、この後、アーヴ帝国に行く自分が行く利益があり、国際情勢を知ることができ、彼らの文化を知ることで戦略や政略に今後の参考にしたいということも説明した。そして、もし名門豪商が自分に説得をしたときに断るときに有効になるのがチュンリーの存在であるということも話した。

名門豪商派がスーメイ人であることを理由に自分の勢力に入ることを要求されてもチュンリーが人質にとられていて、ラインハルトには逆らえないから、名門豪商の方には無理だという明確な理由をつけることができた。

 

 

「そうか、しかし、人質とはな。卿が妹を私に差し出してまでも忠誠を誓うということか。」

 

 

「いいえ、表面上はそうですが、事実は違います。守ってもらいたいのです。閣下。」

 

 

「ふ、なるほどな。ヤン提督、卿も食えぬ男だな。まあ、いい。実は、私もキルヒアイスがいなくて、副官に困っていたところだ。卿の副官を借りよう。」

 

 

「ラインハルト様の副官にチュンリーをするのですか?」

その言葉にキルヒアイスは驚いた。

 

 

「ほう、キルヒアイスは不服か。確か、噂ではお前の恋人になっていると聞いたが、そのせいか。」

からかうように金髪の青年は言った。

 

 

「ラインハルト様、違います。チュンリーは友人です。私の想いは、知っていますのに……」

 

 

「ふ、わるかった。でも、ヤン提督、卿の妹は優秀か。私の副官はつとまると思うか?」

 

「まあ、大丈夫でしょう。私に似ず抜群の記憶力と事務処理能力があります。閣下の役には必ずたつでしょう。」

 

 

「そうか、わかった。ところで、今回の人事を考えたものについて、気になるな。向こうにもそれなりに、小策を労する輩がいるといオーベルシュタインにでも調べさせよう。」

 

「はい、閣下、了解です」

 

ヤンは、その言葉を聞いたとき、ふと懸念を感じた。今回の人事のタイミングは驚くほど的確で、即効であった。そして、この意図が自分とラインハルトとの分断を図る工作のひとつとしたら、グェン・タウロン大使と私が交友関係あるなんて、名門豪商の人々にとって、調べることはたやすいはずだった。この人事は、何か別な意図も可能性があるという思いを感じずにはいられなかった。

 

 

「それで、ヤン提督、卿に聞きたいことがあるのだが、今回の民主院で法案が可決された連邦最高議会議員選挙法の改正案について、何か指示したのではないか?」

蒼氷色の瞳で静かに見つめた。

 

 

「閣下、さすがですね。実はいうと、私の仕官学校時代の友人であり、シャンリューイ星系政府の代表のハニア連邦星最高評議会民主院議員ジャン・ロベール・ラップに改正案を通すよう提案しました。」

 

 

このあと、その法案を説明した。

この選挙法の改正案は、下級市民でも現役軍人になれば、どんな階級であろうと、投票権を得ることができるものであった。それは、軍人になれば、国政に参加できるひいては、彼らの政治的な地位向上を目指すものであった。今回の海賊掃討という軍事的成功により、市民もその法案に納得させることができた。さらに、立候補に関しても修正されて、現役軍人でありながらで100億ディナールを払えば、連邦最高評議会民主院議員に立候補できるということになった。

 

 

「つまり、卿は、この法案により、私を立候補させて、軍人をやりながら政治家になれということか。しかし、100億ディナールは大金だ。名門豪商以外でそれを集めるのは、たやすいとは思えない。」

そういいながらも、興味深くヤンラインハルトは眺めた。

 

 

「まあ、それについては、友人にいざとなったら、スポンサーを頼もうかと思っています。100億ディナールを気前よく出せるくらいの財力を持った人がいるのです。その人の名は、ジェシカ・ラップといいます。」

 

 

「キルヒアイス、どうやら、お前の推測どおりだな。ジェシカ・ラップ女史は、名門豪商以外の財産家としてここ数年で名をはせているな。今では、彼女の財力は、名門豪商の一つの一族に匹敵するとも称されている人物か。」

 

 

「はい、ラインハルト様。これに関しては、チュンリーから事前情報があったので、別に私の功績ということではないですね。ラップ夫妻がヤン提督の友人であり、夫が連邦最高評議会民主院議員であり、妻が希代の財産家であるということも知っていました。」

 

 

ジャン・ロベール・ラップは、惑星シャンリューイの出身だった。彼の父親は、軍人であり、彼の祖父はもと政治家であった。ジャンは、19歳のときに士官学校に入学して、そのときにヤン・ウェンリーと知り合うことになる。彼は、最初はヤンと同様に戦史研究学科に所属していて、後にその学科が凍結されると、彼とともに戦略研究科に所属された。

成績はヤンよりは、上であったが、それほど評価されるものでもなかった。

温厚で明るい性格であり、人当たりもやわらかく、ヤンは彼を性格やその容姿も含めて、常にいい男という評価であった。

そのジャンにも転機が訪れた。彼が士官学校を卒業して4年後に彼の祖父が亡くなって、その遺言に孫であるジャンに政治家の後をついでほしいというものがあった。

それで、家族会議の結果、ジャンは連邦最高評議会の民主院議員に立候補することになった。そのときに、軍人は彼はやめることにした。

彼の故郷であり、選挙区でもあるシャンリューイの選挙戦は、いくら祖父が以前、政治家とはいったものの、無名であるジャンが勝てる状況とは当初、無理だと思われていた。

しかし、そこへ、ヤン・ウェンリーが親友の選挙に応援にいったことで、劇的な変化がおきた。

ヤンは、軽い気持ちで彼の応援の演説を引き受けたのだが、ヤンの立場は、シャンリューイの英雄であった。

連邦暦1045年、ヤンは当時、士官学校を卒業して、2年で中尉になり、連邦軍警備隊の幕僚の一人として赴任していた。このとき、シャンリューイ門沖付近で海賊の艦隊と遭遇して、戦闘が彼の警備隊ではじまった。

数は、海賊と同じ数の艦隊であったが、その司令官のファン准将がはじめての戦闘で恐怖が彼を支配して、逃げ出してしまった。互角の戦況が一気に崩れて、敗戦して、近くのシャンリューイ星系に逃げ込んだのであった。

その後、シャンリューイに逃げ込んだ警備隊の残存部隊は、すでに、海賊艦隊に対抗できるほどではなく、そこに逃げ帰っても、彼らが襲撃するのは目に見えていた。

そこで、シャンリューイの星系市民200万人は、連邦軍に脱出計画の立案と遂行を求めた。彼らの前に責任者として出されたのが当時、中尉であったヤン・ウェンリーであった。

若すぎるし、階級も低い。軍部は真剣にやる気があるのか?と市民たちは疑問を抱いたが、ヤンは頼りなげに頭をかきながらやるべきことは、やってのけた。海賊艦隊が迫る中で民間船と軍用船を調達して、脱出の準備を整えさせたのであった。

そして、ヤン中尉はあることを待っていた、そのときこそ、脱出の時機だったのである。

突然、急報が市民たちをおそった。ファン准将とその直属の部下の一部が民間人は部下を見捨てて、軍需物資を抱えて、シャンリューイから逃亡しつつあるということであった。騒ぎ立てる人々の中にヤンはようやく、脱出の指示を出した。ファン准将とは別の方向へ向かった。なんと、ヤンは司令官を囮に使ったのである。

 

結局、ファン准将は、脱出航路に待ち伏せされていた海賊艦隊が襲い掛かっていたが、そのうちに悠々とヤンが率いる民間船は安全圏の門に脱出できたのであった。

200万人の民間人を脱出させたとき、彼は歓呼に迎えられた。軍首脳部もそうしなければならなかった。軍人が民間人を捨てて逃亡を図ることを隠さなければならなかったのである。結局、ヤンはこの功績により事実上の二階級特進を果たすとともに「シャンリューイの英雄」という称号がついてまわることになったのである。

このとき、ヤンは多少なりとも用兵について、興味をもつようになっていた。

 

ヤンがシャンリューイの脱出劇を成功させてから2年後、親友のジャン・ロベール・ラップの選挙を応援するためにその地に降り立った。

そのときにマスコミは、盛り上がったのである。ジャンの計算、いやそれ以上の効果があった。それまで、まるで、知名度がなかった一人の選挙の新人候補がヤン・ウェンリーという英雄の親友という風にシャンリューイの市民は認識して、あっという間に支持率が逆転した。

そして、選挙の当日圧倒的な投票数でジャン・ロベール・ラップは、祖父の遺言の希望をかなえることができたのであった。

そのとき、彼はヤンに向かってつぶやいた。

「ミラクル・ヤンとはいいえて妙さ。こんな劣勢を挽回できるのだからな。」

 

これ以来、ジャンは、ハニア連邦最高評議会民主院議員として、政治家の世界に身を投じることになった。

 

ジャンの妻であるジェシカ・ラップという女性は、ヤンの二歳年下で、士官学校の事務長の娘であった。彼女は、音楽学校に通っていたのだが、ヤンとジャンの仕官学校時代にであったのである。そして、ジャンとジェシカは、付き合い始めたのであった。

ジェシカは、音楽学校時代にちょっとした小遣い稼ぎで、株投資を行った。そのときに彼女は恐るべき才能を発揮したのである。まるで、未来が予知するかのごとく、株の上下を予測して、莫大な利益をあげた。他の人に聞かれても、なんとなくわかるという理由でとにかく、常識はずれの利益をあげたのである。

そして、ジャンと結婚しても、株だけでなくその他の金融商品でも利益をあげ続けて、そっちの方面ではジェシカの名は広まっていた。好意的ものではない者に『金のなる女』と称されていた。彼女は、そんなことを気にする風でもなく、確実に財力を増やし、現在では、名門豪商一族以外では、もっとも、資本がある人物となっていた。

このため、ジェシカの夫であるジャンも政治的立場を強化させることになったのである。実際、民主院の議員で名門豪商の勢力ではない人々は、彼に期待していたのであった。

 

 

キルヒアイスは、ヤンとラップ夫妻の背景をラインハルトに丁寧に説明した。その多くは、ヤンの妹から聞いたものであった。

 

 

「そうか、わかった。キルヒアイス、ご苦労だったな。ヤン提督の提案も参考にしておこう。」

 

 

「はい、ローエングラム閣下。それでは、私は、家に帰って、アーヴ帝国行きの準備を行います。いつ、戻れるかわかりませんが、また、今度お会いしましょう。」

 

そういって、敬礼をして、ヤン・ウェンリーはラインハルトとキルヒアイスの家から退室した。

 

「キルヒアイス、いってしまったな。」

 

「はい、そうですね。少しさびしくなりますね。」

 

 

「ああ、同感だ。」

 

そういって、二人は、窓辺から宇宙の星々を見つめていた。

 

 

 

 

 

2週間後、ヤン・ウェンリーは、異国地の訪問していた。彼の役割は、アーヴ帝国の帝都ラクファカールにあるハニア連邦大使館の首席駐在武官に任命された。この役職で、中将の位階で赴任したのは、初めてであり、最高の階級であったことも何者かの作為的意図を感じる人事ではあったが、ヤンは、自分の父親の親友であり、現在でも交流のあるグェン・タウロン大使の部下で働くことに関しては、むしろ喜ぶべきことであり、何より、人類の半分を支配している帝国の首都に赴任することは、彼の知的好奇心を刺激するに足る出来事であった。

彼の首席駐在武官という役職は、大使館では大使、事務次官に継ぐ三番目の地位であった。この人事が変わるのも数年ぶりで、彼以外の武官が変わることはなかった。実際、大使であるグェン・タウロン以外の人物は、名門豪商の勢力が浸透していたことは間違いなかったのである。

 

そういう状況であったが、ヤンが帝都ラクファカールをはじめて、この目で見たとき、一種の感動が沸き起こった。人類の人工物でもっとも巨大であり、しかも八つの門をもつ都市であり、人類世界の半分を支配する国の中心地が目視できたのである。

ヤンがはじめて目にする帝都ラクファカールは光点の群れ。彩華が競い合い、まばゆいものだった。

 

それを見たとき、ヤンは一言つぶやいた。

「思った以上だ。すごいな。」

 

 

連邦暦1051年、こうして、ヤン・ウェンリーはアーヴ帝国の大使館に赴任することになった。彼が在任中に、新たな歴史が始まろうとしていた。

 

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