異世界チート主人公が地球に還ってきたらインフィニットストラトスの世界だった件 作:あとと
次の日
日差しが心地好く感じる。
ゆっくりと瞼を上げ、明るくなる世界に眼をならす。
欠伸をし、ヨッコラショと年寄りのような掛け声とともに布団を剥ぎ取る。
おもむろに寝ぼけ眼で廊下を動き、たまに壁にぶつかりながら洗面所に行き、顔を洗う。
今日は酷い顔だ。少しやつれているようにも思われる。
まだ、寝ているのか、、、
蓮がもう一人の同居人に気が付いたのは、直ぐだった。
エリアサーチが自動的に発動されていて、一人の少女が機械に囲まれて寝ている事が分かる
おこしにいきますかね
こうして、1日が始まった。
少女、まぁ年から、見れば少しお姉ちゃんなんだけどね
そう言えば、束と呼ぶことにした。
昨日の事だが、急に夜中に来て家に不法侵入をした束はあっさりと罠に掛かり俺に★O☆HA☆NA☆SHI★をされていた。
色々話し合った結果、束の方が年上ということが発覚。
しかし、どちらとも呼び捨てにすることにした。
ということだった。
俺としては、どちらでも良かったのだが。
束の部屋の前に着き、ドアをノックする。
だが、何度叩いても返事がない。
仕方無いので、勝手に入ることにした。
部屋はしっちゃかめっちゃかであった。
資料や電気機器、コードが張り巡らされ、どこで転んでも可笑しくない。
少し怒りながら強引に寝てる奴を起こす。
「ん、ん、ふわぁぁぁ。おはよーー蓮」
「あぁ、おはよう束」
飯にするか
朝飯は日本食オンリーである。
お味噌汁うめぇ。
束も沢山食べている、なんだか嬉しい。
「ねぇねぇ蓮、蓮は何でも知っているんでしょ?」
「あぁ、何でも知っているよ」
「じゃあさじゃあさ、これ、見てみてよ」
そう言って大量の資料を渡してくる。
「次からはデータでよろしく」
「了解だよ!」
元気いっぱいに返事をされる。
せっかく渡されたので読んでみる。
パラパラパラパラパラパラパラパラパラパラパラパラパラパラパラパラパラパラパラパラパラパラパラパラパラパラパラパラパラパラパラパラパラパラパラパラパラパラパラパラパラパラパラパラパラパラパラパラパラパラパラパラパラパラパラパラパラパラパラパラパラパラパラパラパラパラパラパラパラパラパラパラパラパラパラパラパラパラパラパラパラパラパラパラパラパラパラパラパラパラパラ
山積みになった資料を数秒で読み尽くし、
「束は、これを作ってどうしたいんだ」
「私の夢は、宇宙に行って研究や開発をしたいんだ」
「そうか。それで?」
「それで?とは?」
「分かって言っているだろう。だから、俺は何をすればいい」
束はもじもじしながら言う。
「施設が欲しいの。最新の機械が使えるような」
可愛いんだが、
「良いよ。でもなー、あの部屋があんなに汚いんじゃなーどうせ新しい部屋も汚くなるんだろうなー」
うっ
と束は後退り、
「じゃあ、こうしよう。
もし、束が2週間家事が確りできれば俺が、施設を増築して、最新の機械を全て揃えてやろう。しかも俺が開発した」
「分かった!やってやるぞー!」
またまた元気いっぱいに返事をされる。
こうして俺は家事をしなくても良くなった。
だが、俺にはやるべき事が沢山ある。
先ずはお金だ。
速攻で競馬場に行き、運と計算にものを言わせ、連続で当てていく。
次にカジノだ。100人に分身をして、各都道府県に配置し、1日で大量の金を集め、宝くじを当てまくる。
本人は家に居るのに、1日5億の稼ぎ。
だが、その大半を1日で使う。
世界中のありとあらゆる機械を集め、今の自分の技術力と照らし合わせ、補い、修正をして改良をする。
一般家庭の電気機器から、シークレットの機器
マルウェアやソフトウェア、言語帳も買い集める。
そして、僅か1日にして
最高のコンピュータが出来上がった。
・俺の魔力を空中に浮かせ、其所に電気を流し入れシステム化をしてホロウウインドウを造る。
仮装PCを142個を同時に起動させることが可能
・物質の粒子化
・システムによる、自動情報収集やマルウェアの防衛いわゆるファイアウォール。
・静音
・熱の不変
・キーボードの電子化。
キーボードがホロウウインドウみたいになる
・CやC+言語の簡略や改良、統合
・処理能力の向上
・記憶容量無制限
・電源の永続化
これらにより、既存のコンピュータをバカにするような代物を作った俺。
チート過ぎるだろ!
まぁ、こんな感じでもう夕方。
リビングに行けば、束が料理をしていた。
そう言えば、家は普通に戻した。自販機以外。
「束、どうだい?出来そう?」
「う、うん!頑張る!」
そう言っているが、料理が難しそうだ。
仕方無い。
包丁をぎこちなく使う束の手に、自分の手を重ねて一緒に野菜を切る。
一瞬だがビクッとしていたが問題なく料理が終わり一緒に夕飯を食べる。
やはり誰かと食べた方が美味しい。
俺は少し涙を浮かべながら美味しく頂いた
俺には、両親は居ない。
母さんは俺を産んで直ぐに
父さんは中学1年生の時に事故死
元々独りぼっちな俺は、親の遺産でやけに大きく感じる家で一人で生活していた。
だから、一緒に食卓を並べることができる人がいるのはとても幸せなんだなと感じた。
束side
慣れない料理をてこずっている束さんに声を掛けてきた少年は、神原 蓮という子だ。
束さんより年下なのに確りしている
急に手を重ねられて、ドキッとする。
今まで、周りの子や大人は自分を異物を見るかのような眼をされ、今は独りぼっちで束さん自身周りを寄せ付けないようにしてきた。
でも、蓮君は違ったんだ。
まぁ、ちーちゃんはたまにだけど一緒にいてくれたけどね!
優しくしてくれて、何より一緒に居て楽しい。
研究も付き合ってくれるそうだし、何より不思議だ。
凄く未知を感じる。まるで宇宙みたいだ!
我儘だって条件付きだが聞いてくれた。
本当に嬉しかった。
夕飯の途中、蓮は泣いていた。
どうしたのかなー
そう言えば、蓮の親は何処にいるんだろう
もしかして
「ねぇ、蓮の両親は?」
その言葉に、蓮は苦笑いで
「もう、居ないんだ」
ポツリと一言口にする。
その瞬間、私は夕飯をそっちのけで抱きつく。
きつくきつく抱き締め、
「大丈夫。束さんがずっと一緒にいるからね!」
優しく、愛しく耳元で囁く。
私の中学3年生のある冬の日の事だった。
以上!!
感想や誤字脱字の報告お願いします!
また、変なところとか言ってください。
そのままは恥ずかしいので