俺の名前は栄喜 名瀬阿《えいき なせあ》親が仕事の都合で外国に行っていてしばらくは帰ってこない。凄く大変な仕事だそうなので俺は日本に残った。いや、残されたって言った方がいいのか?まあ、どっちでもいい。もちろん俺は子供なのでずっと一人で暮らすのは難しい。まあ、中二にしては貯金はある方だからこれで乗り切ろうと思っていたが、幸いなことに遠くではないが、少し離れた石畳の街に父の知り合いがいて、その知り合いの家が喫茶店らしく、しばらくの間下宿させていただけるのことだ。これはありがたいと思い、その家にしばらく下宿することにした。あ、もちろん働くよ!ということで、俺はその下宿させてくれる喫茶店、ラビットハウスに向かっています
「綺麗な街だなぁ〜」
話には聞いていたが凄い綺麗な街だ。もう、童話に出てくるんじゃないかってぐらい。そんなことを思いながら歩き続けた。
「ん?…あれは…」
数メートル先に兎の形をした看板があったので、まさか!?と思い下に書いてある文字を見たら、英語でラビットハウスと書かれていた。こんな短時間で見つけてしまう俺、天才かも(せっかく貰った地図をなくしてしまって泣きそうになりながら仕方なく地図なしでラビットハウスを探していたことは内緒)俺はその建物に向かって走って行った、が…その時
「ドンッ!」
やばい!俺としたことがはしゃぎすぎてしまった!誰かとぶつかってしまった!もしも当たり屋だったら面倒くさいなぁ、と思ったが普通の女の子だった、良かった!…いや、良くない!怪我させたらどうしよう!男失格だ!!!
「すっすいません!!勢良くぶつかってしまいました!本当に申し訳ございません!!」
「だっ大丈夫だよ〜、私もよそ見してたから。君こそ大丈夫?」
幸い怪我はなかったようだ、良かった!
「僕は全然平気です!貴方も怪我がなくて良かったです!」
「ありがとう」
そう言ってそのままラビットハウス入ろうと思ったが…
「貴方もここに用があるんですか?」
さっきの女の子がラビットハウスに入ろうとしていたので僕は声をかけた
「うん!ラビットって書いてあるからうさぎがいっぱいいるはずなんだ!うさぎかわいいからこのお店の名前に釣られちゃって〜」
そうか…そういうことか!ラビットハウスは『猫カフェ』ならぬ『兎カフェ』だったんだ!俺も兎みたいなかわいい動物はめっちゃすきだからこの子と気が合いそうだ!
「よ…良かったら一緒に行きませんか?」
無意識に誘ってしまった!やばいぞ俺よ、初対面の子に何てことを言ってしまったんだ!!はっ早く取り消さないと!!
「いいよ!」
「…え?」
「いいよ!一緒にいこ!!」
こんなに迷いのない人を見たのは初めてだ…てか俺もこういう性格だったな、でもなんか初めての街だと緊張?して自分の性格が出せないな〜。
早くこの街に慣れよう。そうおもいながらナセアたちはラビットハウスに入っていくのであった。
これからみんなとの日常が始まります!乞うご期待!
次の羽は早めに出します