「よっ…よろしくお願いします…ココアさん」
「どうかしたの?」
「なななんでもないですよ!」
大変だ、ラビットハウスの下宿人が俺だけではなくもう一人いたなんて…しかもその人が今目の前にいるなんて…
「お待たせしました」
チノがコーヒーを持ってきてくれた、改めて見ると六杯ってすごい数だな…
「ナセアくんも合わせて六杯頼んんだから六回触る権利を手に入れたよ!」
「冷める前に飲んでください」
「まぁ確かにそうですね」
冷める前にちゃっちゃと飲んでモフモフしてチノの所に行かなきゃ!
「この上品な香り♪これがブルーマウンテン!」
「……いいえコロンビアです」
…堂々と間違えたね…まぁ、俺も飲もうか、ゴクッ
「…おいしいですね、このブルーマウンテン」
「ナセアくん、それがブルーマウンテンなの!?」
「恐らくそうです、家でもよく飲んでいたので…そうですよね?」
「正解です」
当たっちゃったよ…まぁ家で飲んだやつと同じ感じがしたらな。
その後、ココアは全問不正解で、そんなこときにする間もなくティッピーをモフモフする
「はぁ〜もふもふして気持ちいい〜…あ、いけないよだれが」
「のおおぉぉ!!」
え…今喋ったような…気のせいか
「ええぃ早く離せこの小娘が!」
ええぇぇ!?今絶対しゃべったよね?だってあんなダンディーな声他にいないでしょ!
「なんかこの子にダンディな声で拒絶されたんだけど!」
「私の腹話術です」
なんだ…腹話術か…いや、それでもすごいな!
とりあえずモフり終わり、一息つくと、ココアが言い出す
「私、春からこの町の学校に通うことになったの」
この流れは!そのまま下宿宣言の流れだ!でも…ココアが言っていいのかな?俺がチノに言わないと色々とまずいことに……ま、いっか☆
「でも、下宿先探してたら迷子になっちゃって。道を聞くついでに休憩しようと思ったけど。香風さんちってこの近くのはずなんだけど知ってる?香る風って書くんだけど」
「香風はうちです」
遂に言ってしまったな…どんな反応をするかな…
「え!?すごい!これは偶然を通り越して運命だよ!!」
確かに運命かもな、だってぶつかった人がまさかの同じ下宿人なんだから
「ナセアさん、この人がそうだったみたいです」
「そうみたいですね、ごめんなさい、目の前にいたのにきずかなくて」
「大丈夫です」
「あ!そういえばナセアくんも下宿するんだよね?これも運命だね!」
「確かに運命かもしれませんね…ぶつかった人がまさか同じ所で下宿するなんて…」
「あ、自己紹介が遅れました、私はチノです。ここのマスターの孫です」
「私は保登ココアだよ。よろしくねチノちゃん♪ナセアくん♪」
「改めて宜しくお願いします!」
最初はどうなるかと思ったが…大丈夫そうだな
「あとは、学校の方針でね下宿させて頂く代わりに、その家でご奉仕しろって言われてるんだよ〜」
「僕はせっかく下宿させていただけるのでお仕事の手伝いをしようと思って、それに一回こういうとこで働いてみたかったんです」
「うちで働くということですね。といっても家事は私一人で何とかなってますし。お店も十分人手が足りてますので、何もしなくて結構です」
「「いきなりいらない子宣言!?」」
「とりあえず挨拶はしたいんだけど、ここのマスターさんは留守?」
「僕もとりあえず挨拶だけはしたいです」
「……祖父は去年」
これはまずいことを聞いてしまった…今は一人でこのお店をやっているわけか。まだ子供なのにえらいなぁ…
「そっか今はチノちゃん一人で切り盛りしてるんだね……」
「いえ、父もいますしバイトの子がもう一人…」
ってひとりじゃないんかい!
「私を姉だと思って何でも言って!!」
俺をお兄ちゃんと思ってなんでも言ってと言おうとしたが、チノとは同じ学年らしいから、もしもお兄ちゃんなんて言わしたら俺はただの変態になってしまう。まぁ体の大きさならお兄ちゃんって言ってもバレなさそうだが
「だからお姉ちゃんって呼んで?」
ココアがチノにそう言う。すごい呼んでもらいたそうな顔をしている
「じゃあ…ココアさん」
「お姉ちゃんって呼んで♪」
「…ココアさん」
「お姉ちゃんて呼んで!」
「ココアさん」
「お姉ちゃん!!」
「無限ループか!!!」
いけない…おもわずツッコミを…
「すっすいません!こんなこというつもりz…」
「止めていただきありがとうございます」
なんか感謝されてるし、いいっか
「それじゃあナセアさん、ココアさん。早速働いて下さい」
俺たちは制服に着替えるために更衣室にむかった。もちろん俺は女子と一緒ではない
「では、またあとで」
「またあとでねナセアくん♪」
俺は隣の部屋で着替えることにした。俺の制服はバーテンダーの服、夜にラビットハウスはバーになるらしいくて、そのバーの制服だ。いざ着て見ると凄く大人っぽくなった。元から高校二年生ぐらいに間違われるから、今の見た目は完全に中学二年生の姿じゃない。
着替え終わって出ようとした時、女子のいる方からものすごい音がしてきた
「なにかあったんですか!?」
俺は急いで女子更衣室にむかい、扉を開けた。このとき俺の頭には「女子更衣室」という概念はなかった。
「……これはいったい……」
そこには、ココアとチノ、それに……銃を持った下着姿の女の子…がいた。…ん?「銃」を持った「下着姿の女の子」!?
「ナセアくん!泥棒がいるよ!」
「どっ…泥棒!?」
どんな泥棒だよ!銃を持ってるぐらいはわかるけど下着姿ってどういうことだよ!!
「違います。ココアさん、ナセアさん。この人はバイトのリゼさんです。泥棒じゃないです」
「泥棒じゃないんだ〜よかった〜」
「バイトの人でしたか…それで……あの……とりあえず服を着てもらえないでしょうか?…//」
「え?…あ……あああああぁぁ////」
リゼ、だっけ?、めっちゃ赤くなっとる!今自分の格好に気がついたのか?……このままでは確実にあの銃で殺られてしまう……よし、逃げよう
「でっ…では僕はこれでしつれいしまs…」
そのときだった
俺は自分の背後に強大な殺気のようなものを感じた
「見たんだな……」
あぁお父さん、僕の人生はここまでのようです。僕にはまだ下宿は早かったようです、……どうか無事で帰ってきてください、さようなら
そう思うと、俺の意識はなくなった
ナセアは生きているにでしょうか!?まぁ生きていないと物語が始まらないんですがね笑 次の羽は今日中に出します!