ハイスクールD×D another story 紅髪の赤龍帝 作:メロンパンの逆襲
あれから、親に滅茶苦茶懇願して彼女を住まわせてもらった。彼女…アーシアというらしい。は、俺の隣の部屋に住むことになった。
いや、なんで空いてるのかは分からないが…気にしたら負けだよキリッって、お父さんが言ってた。なんだろうか…滅茶苦茶うざい。
まだ、家に棲み初めて二日しかたっていないのに、アーシアさん(本人の前ではアルジェントさんと呼んでいる)は持ち前の癒しパワーとコミュ力で、我が家での地位を築き上げていた。
現在、ご飯をつくる係りなのだが…まじで美味しい。
「ほ?これお母さんの?」
と思わず訪ねてしまったほどだ。それに対して、
「いえ、私が作りました。イッセーさんが喜んでくれたならよかったです」
と、眩しい笑顔で言われた。
あれだ。つかれて帰ってきたときに「おかえりなさいッ」ってアーシアさんが言うと滅茶苦茶癒される。あれはもう天使だ。
天使(あまつか)アーシア(語呂が悪すぎる)でいいのでは?とか、考えていると「どうしたんですか?イッセーさん」と顔を覗き混みながら言われたので、吐血するかと思った。やるではないか。
まぁ、そんな彼女は最早、我が家の一員だ。
☆
はぐれ悪魔
そう言うやつらがいる。
爵位持ちの悪魔に下僕としてもらったものが、主を裏切り、または主をころして主なしとなる事件がごくまれにおこるようだ。
悪魔の力ってのは大きい。
自惚れる奴だっているに違いない。
そんなやつが、各地で暴れまわる。
これが「はぐれ悪魔」のひとつの形態だ。
といっても、もうひとつの方は俺が思い付いたわけで…これもまたパッと出てきたので正直最近怖かったりする。
もうひとつとは、勝手に下僕にされたり、脅されたりしたんじゃね?と言うわけである。俺だって、本人の同意なんて取られていないし、そう言うことは多いんじゃないかと思う。主が、部長のような優しい主だからよかったものの、酷い奴だったら、俺もはぐれになっていただろう。
そんな、最近段々回るようになってきた頭を使って思考していると、塔城さんがポツリと呟いた。
「…血の臭い」
制服の袖で鼻を覆った。数歩歩くと俺にも鉄臭い臭いが鼻を刺激してきた。
そこまで強い臭いではない。
彼女の嗅覚が鋭すぎるのだろう。
臭いの元は何処だろうと、みっともなくならないように視線だけでキョロキョロしていると、突如元々あった敵意が強くなるを感じた。
でも、危険は感じない。俺は危険察知には長けてきているとおもう。だって、毎日ぼこぼこにされてるし、こんな質じゃない敵意を向けられている。
また思考の海に潜っていると、部長がいきなり話しかけてきた。
「イッセー、いい機会だから悪魔としての戦いを経験しなさい」
「了解です。戦力になりますかね?」
「今はまだならないわね。だから、見て学びなさい。ついでに下僕の特性を教えてあげるわ」
そう、自信満々余裕たっぷりで部長が言うが、
『バカを言え。相棒の羽根のかずを考えろ。それに、俺の攻撃に500分の1とはいえ尻尾を使っても両手を使ってもブレスを使っても避けられるんだ。その辺の悪魔にやられるわけがないだろう』
ドライグはこういう。まじか、俺回避に関しちゃ頑張った方なのな。
まぁ、だからと言って、部長の気遣いを無下にするわけにも行かないので、おとなしく聞いておくとしようではないか。
今日の発見!
・うちの女性陣に歯向かったらダメ絶対。
読んでくださり、ありがとうございました。
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