ハイスクールD×D another story 紅髪の赤龍帝   作:メロンパンの逆襲

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悲痛な歪み

俺は奥にまる祭壇の全くもって隠れていない隠し階段を見つけ、それを進んでいた。

下に降りて奥に進む。そこにはまた大きな扉があった。

開けようと扉に触れると

ギギィと重い音をたてながら扉が勝手に動き出した。

「いらっしゃい、悪魔の皆さん」

女の堕天使が部屋の奥から声をかけてきた。部屋中神父だらけだった。光の剣を手にもっている。

十字架に磔にされている少女を見つけた俺は叫ぶ。が、それと同時に彼女の体は光だし、悲鳴をあげた。

「アーシアァァァァァ!!」

初めて読んだ下の名前。それがこんな場面でなければふたりの心はどれだけ楽だっただろう。

しかし、現実は無情にも彼女の体を蝕む。

「…あぁあ、いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!」

その絶叫をと共に彼女のからだから出てきたものがあった。

それを女堕天使は手につかむ。

「これよ、これ!これこそ私が長年ほっしていた力!神器!これさえあれば、私は愛をいただけるの!」

目の前がボヤける。あぁ、涙を流しているんだな。そう、冷静に判断できてしまった。目の前で少ない日数とは言え同じ屋根のしたで暮らした少女が神器を抜き取られ死んだ。それはあまりにも残酷で俺の心はいかれてしまったのだろうか…そう冷静に考えられた。

 

だが、何処からか『それでいいのか?』と聞き覚えのある声で聞こえる。あぁ、ドライグか、いつも心配してくれてありがとな…

 

クソッ、いいわけねぇだろ!?

「おい、ふざけるなよ!ふざっけるなぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

ドゴン

そんな音と共に俺の周囲の地面はクレーターと化していた。

「禁手」

『Welsh Dragon Balance Breaker』

『赤龍帝の鎧』

俺の体は深紅の鎧で覆われていた。

『Boost Boost Boost Boost Boost Boost』

一気に倍加する。

「ま、まさか!赤龍帝の籠手!?しかもその年でもう禁手に至っているとでも言うの?あり得ない。あり得ないわ」

ドン バタッ

ドン バタッ

ドン バタッ

・

・

・

 

わずか数秒で全員の神父を気絶させて女堕天使のもとへむかう。

「やめて!来るなっ!こ、こないでよ!」

恐怖に怯え、懇願する女堕天使。俺は無言で腕を振り上げて…

 

 

 

 

降り下ろそうとしたとき、俺の腕は捕まれた。

 

「先輩、やめてください。そのままだと、先輩が壊れてしまいます」

 

鎧を纏って顔が見えない俺に、彼女は涙を浮かべて、そういった。

その顔はいつも無表情な彼女からは想像できないほど悲痛に歪んでいた。

そこにいたのは…

 

 

 

「塔城さん…」

 

彼女だった。




ごめんなさい。
続きます。
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