ハイスクールD×D another story 紅髪の赤龍帝 作:メロンパンの逆襲
紫色の空。
視界の先には見たこともない植物や建造物が広がっている。
ここは何処だろうか?
わからない。なぜ来たのか。どうやって来たのかもわからない。
ただ、気がつけばそこにいた。
でも、ただひとつ分かることがある。
二人の少女が光の槍のようなものを持った化け物に襲われている…
要は女の子が危険な状況であるということだ。
俺の体は考える前に勝手に動いて全力でその二人を助けようと全力で二人のもとへ駆けた…
「イッセー、朝~」
と、母親の声。簡略化され過ぎて最早名前と時間帯を表す言葉しかいっていない。
昔から俺は自分では起きられなかった。目覚ましを使ったときはは気がつけば止まっていた。あの時は本気で驚いた。相当にでかい音のはずだったのに…
そんな、どうでも良いことを考えながら、「ん~」と唸って伸びる。
目を擦りながら、おぼつかない足取りで階段を下っていく。
ご飯を食べて、いつも通り支度をする。いつも通りの日常なのに、どこか目を逸らしてはいけないものからそらしている気がして、気分は最悪だった。
「行ってくる」
そう言って家からでた俺は顔をしかめた。
日差しがきつい。昔から相当苦手だったのだが、ここ数日はそれまでの比ではなくなっている。からだが重たい。具体的に言うと今すぐに寝たいほどに…それはいつもの事だが、まぁ、とにかくだるい。
そんななか、逆に夜の調子は絶好調だった。ベッドで…的なことではない。そして、特出したものはなにもないのである。
夜の感覚ーーーとでも言えば良いのだろうか?そいつはどこか不気味だった。試しに外に出てみることにした。
何となく走ってみたが、これ50メートル4秒かかってないのでは?と思えるほどだった。長距離だってほとんどダッシュで走り続けられた。
じゃあ、と調子にのって昼間も走ってみたが結果は酷いものだった。少し前までやっていた朝のトレーニングが要所要所できつくなっていた。懸垂などのものは、楽になった反面、ランニングや、反復横飛びは地獄だった。ここ一週間ほどサボっていたかもしれないが、それはそれでおかしかった。
朝の自分と夜の自分。
この二つの自分でどうしてここまで違うのか、俺には理解できなかった。
俺の体はあの日以来、どう考えてもおかしくなっていた。
病気とかいうものではなく、そう、からだの内部から、否、細胞の一つ一つから組み替えられているようだった。
俺はいったいどうなっているのだろうか?
この疑問は近いうちに解消されるものになるとは思わなかった。
もう無理…
修正しました。一人称僕→俺