ハイスクールD×D another story 紅髪の赤龍帝   作:メロンパンの逆襲

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一人称僕→俺

すみません。


日常の受難

私立駒王学園ーーー。

俺の通う学校だ。

現在は共学だが、以前は女子高だったという。

その名残からか、全体的に女子の比率が高い。

具体的に言うと、俺たちのクラス2年C組は大体7対3の割合で女子が多い。

学内の発言力は勿論圧倒的に女子が高い。生徒会長だって女子生徒だ。あの人は別に権力を行使してこない優しい会長であるのだが…

まぁ、そんな男子が強く出られない学校に態々俺が通っているのには、ちゃんとしたわけがあった。

髪の色である。

この学校は、女子校時代から留学生を多くとっているため、そう言ったところの校則が緩いのである。

そして、生徒の認識も緩い。髪の色が変わっていても、なにも言われないのだ。

日本人の俺は髪の色がそんなに変わることはないのだと思うが、なぜか紅い。親によると小さい頃に急に紅くなったという。

DNA鑑定だってした。しっかり両親の子だった。

それでも紅いのにはもう諦めている。

留学生をたくさんとっているだけあって、この学校のハードルは高かった。特に英語のテストは鬼難しかったのを覚えている。

そして…

 

この学校で少しは友達を作ろう!!

 

そう目標を掲げていた俺だったのだがそれはもう夢物語となった。

教室にいると、男子の目線は冷たいものばかり。

その理由は…

 

「先輩、おかしください」

 

この子は塔城子猫。俺に友達ができない理由のひとつである。彼女は学内で人気の白髪美幼女である。あいつはこの子を猫又だという。そりゃこの子猫っぽいけど、妖怪は流石にないと思う。

この子は以前ぶつかってお菓子を落としたお詫びにお菓子をつくってあげるよといってつくってあげたところ、気に入ったらしく、定期的に受け取りに来る。

そしてこの子、俺以外からお菓子を受け取らないのだ。理由を聞いても知りませんの一点張り。困ったものである。

話はそれたが、俺以外から受け取らないというので拗ねた男どもの妬み嫉みは俺に来るわけで…

「「チッ」」

殺気を向けられるのである。

恐い恐い。

俺は、バックに入っているクッキーと110円を渡す。

 

「これ、今日はクッキーだよ。たぶん口のなか乾燥するだろうから自販機で牛乳買いなよ。牛乳に合うようにしたからさ」

 

「わかりました。有難うございます。それと先輩、今日一緒に帰れますか?」

 

「どういたしまして。新しい店でもオープンしたかな?いいよ行こうか」

 

「そういう意味じゃ(ぼそっ」

 

「なんて?」

 

「何でもありません。では」

 

顔が赤かった子猫…

滅茶苦茶かわいかったなぁ…

そうして、彼女の余韻に酔いしれているとまた、知った声が聞こえた。

 

 

「なにか良いことでもありましたか?一誠?顔がにやけてますよ?」

 

「そんなことないよ。どうしたんですか?会長」

 

一難去ってまた一難。

みんな大好き生徒会長の降臨である。

あいつは、この子を72柱の悪魔だという。

いくら名前を伸ばしたらシトリーだからといって、それはないと思う。

それはおいておいて、彼女にはなにかと生徒会に誘われるのだが、断っている。そのお詫びに仕事をちょくちょく手伝っているのだが…

 

「仕事が想像していたより多くて、今日中に終わらせなくてはいけないものが、終わりそうにないのです」

最近頻度が凄まじい。これまた俺にしか頼まないのだとか…

解せぬ。

 

「それで、俺に手伝えと…」

 

「はい。もう先生には許可を得ていますので行きましょう」

「「チッ」」

 

みんな恐いよォォォォ

 

そんな俺の心の叫びが届くことはなく、手を引っ張られてつれていかれた。




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