ハイスクールD×D another story 紅髪の赤龍帝   作:メロンパンの逆襲

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お疲れさまでーす!



認めたくない現実

 

夜十時現在。

俺は学校にいた。

理由は…

スピースピー

滅茶苦茶気持ち良さそうに寝ている彼女が原因である。

半ば無理矢理連れていかれた後、仕事を黙々としていた俺たちであったが、俺が仕事を終えた頃には、すでに会長は寝てしまっていた。

 

根詰めすぎだろ…

 

と、悪態を吐きつつも自分の上着を掛けてあげた。

少しやってみたかったのである。

その後、会長のぶんの仕事を終わらせ、職員室に提出する。

それを終えた俺は会長の可愛らしい寝顔を眺めつつ時間が過ぎていったのだが、

 

「流石に遅すぎるなぁ」

 

うん。遅すぎる。

何時間寝てるんだよ。

と、心のなかで愚痴っていると、眠そうに目を擦りながら、会長が目を覚ました。

「んー…あ!仕事!」

 

「残念。学校にはもう誰もいませんよソーナ」

 

は?名前呼び?と思ったみなさん!いいだろ?二人きりの時は名前呼びだそうだ。正直滅茶苦茶恥ずかしい。

 

「そんな…」

あぁ、落ち込んでいらっしゃる…

「大丈夫。俺が仕事を終わらせて提出してきましたから。さて、もう帰りますか」

「そ、そうね…ありがと」

これまた照れていらっしゃる。可愛らしい。

会長に掛けておいた制服をさっと取り、羽織って外に出た。

 

 

 

校門を出るが、もう明かりはない。

会長は少し恥ずかしそうに、感謝と挨拶をして、帰っていった。なぜ恥ずかしがったし…

理解不能である。

 

帰り道。もう街灯以外に道に光を届けるものはない。

それなのに、昼間よりもはっきり見える。

視界の先にある山に、とりのすを確認…え?

それだけじゃない。家の中から雑談が聞こえてくる。

日に日におかしくなっていく。あいつは、今代は悪魔か…とか言い出すし、現象的には悪魔なんだけども…

うわ、思考に意識を集中させ過ぎたせいだろうか、気づくのが遅れてしまった。

俺、なんか人の気配とか感じるの得意なんだよね。

「それで?なんのようですか?」

目の前の俺をにらんでくるスーツ姿の男に問いかける。

『そいつは、堕天使だ』

「堕天使?!」

また中二病な…

「ほう、分かるのか」

え?なに?羽が…

てか、認めちゃうの?

 

落ち着いて考えよう。

もしもあいつのいっていることがすべて事実だとして、

天使、堕天使、悪魔の三つ巴だから堕天使が、悪魔になった俺を狙うのは当然。

悪魔になった理由は、転生したから。主はリアスグレモリー。

これも、72柱のひとつの名前だ。

そして、一度死んだはずのあの日、本当に死んでいて尚且つあのとき見た羽が本物だった場合。

俺は悪魔ということになる。

もう認めようかな…このうるさいやつもいるし…

 

「これは数奇なものだ。こんな都市伝説でもない地方の市街で貴様のような存在に出会うのだからな、グレモリーよ」

スーツを着た堕天使はそういうが、

「俺、グレモリーちゃうよ?」

「フッ、貴様はぐれか?主なしならば、魔方陣を展開しないことにも説明がつく」

 

見覚えのある光の槍を手に生成して迫ってくる。

正直恐い。羽を使って、地面すれすれに飛行して迫ってくる。

突いてくるそれを俺は、全神経を総動員してかわす。

何度も何度も突いてくるのにしびれを切らした俺は、その男を全力で殴った。

見事に飛んでいった男を尻目に少しばかりガッツポーズをとる。

だが、もし、あいつの話が本当ならこいつは堕天使だ。一撃でやられる道理はない。

倒れた男にとどめと近づいて、思い思いきり鳩尾に拳を入れようとしたとき、後ろから飛んできた光の槍に腹を刺されて、その衝撃から気絶した。




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