「今宵は一滴 今宵は一滴」
呟くと同時にボトリボトリと何かが落ちる音が聞こえる、それは人間のパーツだ。
「糞!ISはまだか⁉︎持たないぞ⁉︎」
男がサブマシンガンをばら撒きながら怒鳴るが…直後男の隣を影が通ると、男の身体が上下分離する。
更に影は更に前進、余りの速さで残像が見える。
その影が真っ直ぐに男達の方に向かう。
「くるぞぉ‼︎撃てぇ!」
男達のリーダー格が叫ぶ
同時に大量の弾丸が放たれる。
音速の必殺の弾丸が影に向かうがしかし
その必殺の弾丸は影に当たらず、唯壁を抉るだけだった。
運良く命中する弾があるが…其れは全て肉体に当たる前に武器で叩き落とされていく。
「なっ…当たらないだ……と⁉︎」
驚愕に驚くが…影が男達の側を通過してしまった。
瞬間
彼らの身体が分離して宙を舞い、その分離したパーツからは血液が溢れ床を汚す。
「………」
影……黒いフードを被った人物が彼ら男達を惨殺した凶器である一振りの太刀を振り、ついた血を落とす。
この太刀の銘を虎徹と言う。
「………くる」
黒いフードから漏れた声、高い女の声が短くこの場に響く。
ズドン‼︎と轟音を立てながら、天井が崩れ其処から…寒い冷気や雪に混じり一人の女が居た…その女は異形のアーマーを纏い、銃を此方に向ける。
「……IS」
其処には世界最強かつ世界最高の欠陥兵器
非常に面倒くさそうにフードの女が呟く
逆にアーマーの女は忌々しそうに
「たく……使えないわね、ISを纏って無い只の小娘も殺せないなんて…所詮男は役立たずの屑ね。」
そう吐き捨てるようが…ふと見るとあのフードの女が視界から消えていた。
「なっ…⁉︎」
ISの能力が一つ……ハイパーセンサーを使い探索
探索結果………背後
「くっ…!」
ISのブースターを吹かそうとするが無駄だ、既にフードの女は刀を虎徹を抜いた。
だが…其れでも女は余裕そうに笑う
「そんな刀で絶対防御が破られる…」
「黙れ」
ザシュリと虎徹はやすやすと女の体内に入り、女の肉を骨を断ち切っていく。
「えっ?」
自分が斬られたにも関わらず女は惚けている。
何故…絶対防御がある私は斬られているのだろう?
そして…何で私は宙を舞っているのだろう?
「絶対……防御は…無敵の筈なの……に」
それが女の最後の言葉だった
あのISが最後だったのか、既に抵抗する人間や人間が来ない…つまり、フードの女が今居る場所の人間は全滅したのだろう。
おもむろにフードの女は携帯を出し、誰かに電話を掛ける。
電話のコールから数回で男が電話に出る。
「リーダー、仕事終わったよ。」
リーダーと彼女に言われた彼は満足そうに頷く。
「そうか…良くやってくれた。」
「もっと褒めるが良い。」
「……はいはい偉い偉い、まぁ報告は戻ってから聞くから戻って来て。」
「ん…」
そう短く返事をし、通話を切る。
「………寒い」
一言彼女はそういうと、今迄居た殺戮現場から消えていた。
残ったのは血と死体のみ