剣士が征く   作:抹殺完了

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次回で中東戦線が終わります

……相変わらず展開遅い…てか戦士の戦闘シーンが中々出て来ない……


第拾伍話 無能な司令官

「あの化け物を何とかしなさい‼︎」

 

赤の戦乙女特殊兵器運用基地内その指令室で女が金切声をあげながら、モニターに映るドーラ・ヒルドルフを見ながらそんな事を喚き散らしている。

 

あの化け物に対し正面に配備していた戦車 T80U、T90、M1A1エイブラムスや第二世代型ISラファール・リヴァイブ、篠ノ之束製の無人IS ゴーレムによる一斉掃射

 

その様子をせせら笑いながら見ていた、所詮は図体だけの無能な男共が造った馬鹿な鉄屑と馬鹿にする。

 

だが…良く考えて欲しい

 

戦車はその強固な装甲で敵塹壕を突破する為に造られた物だ

 

そして物体が巨大であればある程其れの強度は増す、そして其れが戦車の場合それ即ち。

 

 

 

 

爆煙から装甲に焦げた跡を残しながら悠々とドーラ・ヒルドルフが現れた

 

あの攻撃を受けたにも関わらず直撃にも関わらずその装甲には唯の焦げしかなかった、そう損傷らしい損傷なぞなかったのだ。

 

余りにも理不尽なその光景に司令部の気温は下がり、沈黙する。

 

一方赤の戦乙女所属の戦車群そしてIS群は一斉に後退をする、いや篠ノ之束製の無人ISは果敢にビーム砲を撃ち鳴らす。

 

然し無情にもそのビーム砲が直撃しても唯新たな焦げ目がつくだけだ

 

 

 

 

「はっ早くあっアレを‼︎アレをあの化け物を何とかしなさい‼︎」

 

必死に声を絞り出し指示を出す女だが…戦車群、IS群は我先にと後退して女の指示を遂行する様な人間は居なかった、所詮は女尊男卑の世界で胡座を掻いていた人間で女にこの絶望的な状況で兵士達が指示を遂行させる様なカリスマなどなかった。

 

そんな敵陣営を嘲笑うかの様にドーラ・ヒルドルフの主砲が発射された

 

その砲弾は真っ直ぐ敵戦車群、IS群に向かって行き爆発。

 

その爆風で戦車はひっくり返り又は吹き飛ばされ或いは宙を舞い、IS群はその熱量を直に受け焼き死んでしまった。

 

 

「そっ……そん…な………いちいいい一撃でかっ壊滅って………何かの間違いよ…」

 

たった一発の戦車砲で自軍の戦車・IS部隊が壊滅した事が信じられずその場で立ち尽くす。

 

真面に機能しなくなった司令官に対し必死に声を掛ける女のオペレーター

 

其処に司令室の扉を開け一人の男が入って来る

 

「貴様‼︎男の分際で何故入って来た‼︎」

 

男が入るや否その男の入室に気がついた女のオペレーターの一人が男に怒鳴る。

 

「今はそんな場合じゃないだろ…このままだと其処の木偶やお前、俺そして此処に居る全ての人間が彼奴らに無残に蹂躙されるぞ。」

 

彼の言葉にオペレーターが押し黙る、仕方ないのだ彼が言った言葉は認めたくは無いし信じたくも無いが紛れも無い事実なのだ。

 

そんなオペレーターを尻目に彼は司令官の方まで行き彼女の頬に平手を打つ

 

パシンと司令室に響く皮膚が打たれた音

 

「お目覚めかなフロイライン?」

 

「なっ何するのよ⁉︎おっ親にも打たれた事ないのに‼︎」

 

ガシッと司令官は男の胸倉を掴みガクガクと振り回す、先の平手が痛かったのか目には涙を溜めている。

 

「大体ビンタするならするって宣言してからやりなさいよ‼︎」

 

「司令!車輪のお化けにより防壁が破壊!敵が連合が侵入しました‼︎」

 

オペレーターの悲痛の叫びに二人はハッとモニターを見る、戦闘をパワードスーツを来た四人と数十名の騎士、そして兵士達が今二人が居る拠点に雪崩れ込んで来たのだ。

 

「フロイラインISはまだあるか⁉︎」

 

「えっ…えぇ‼︎ラファールが一機あるわ!」

 

「ベネ、武装は?」

 

「M256滑腔砲よ流石にあの化け物よりは低火力だけどね」

 

「パイロットは?」

 

「居るわ」

 

「じゃあこの司令室に通じる通路に配置だ、其れと全クリークを解放」

 

「……形振り構わずって訳ね…」

 

「あぁ、その間にクリークに関する資料を出来る限りかき集めろ…その後この拠点を放棄する。」

 

「味方を見捨てるつもり⁉︎」

 

「良いや違うさフロイライン」

 

「何処が‼︎」

 

「彼等は俺らが生き延びる為に時間稼ぎをしてもらうのさ」

 

「其れを見捨てるって言うのよ‼︎」

 

「……アンタは無能なのか有能なのか分からないな、全く最初からそんな感じでしてくれていたらな……フロイライン良いか此れは教訓だ、彼等は今死ぬ、お前が彼等に死ねと言って、連合の連中に無残に蹂躙される。だがな…彼等は死ぬが俺らは生き延びる、彼等には申し訳ないが俺らは彼等のお陰で次に生かせる、良いかフロイライン…フロイラインも司令官なら味方の死を受け入れろ。」

 

「………分かったわよ、皆んな‼︎聞いたわね!クリークの資料を掻き集めて!その後私達はこの拠点を放置するわ!司令室に通じる通路にラファールを配置!其れとクリークを全部解放‼︎何としてでも生き残るわよ‼︎」

 

「「「了解‼︎」」」

 

 

一通り彼女は部下達に指示を出す、彼が出した指示を其の儘言っただけだが…部下達は先よりも活発に動いてくれている。

 

「上出来だフロイライン、司令官としてはまだまだだが…先よりは大分マシだ」

 

彼の言葉を聞き振り返る、先までの彼女なら怒り狂うだろう発言だが…今は嬉しそうに彼に笑顔を見せる。

 

「貴方のお陰。貴方が居たから出来たのよ、貴方が居なかったら今頃私達は蹂躙されていたわ。」

 

「ふっ…礼は良いさ、さぁフロイライン急ぐぞ敵は俺らを殺しに走ってくるぞ。」

 

その後、急いで彼彼女らは行動を開始した




車輪のお化け……まぁアレですよね

まぁ…地上戦艦擬きや空飛ぶ超重戦車が居るから出て来てもしょうがないね
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