世界最強はISと言う人はこの世界の半数以上がそう言うだろう。
当たり前だ、約二千の質量弾 ミサイルをたった一機で全て撃破して見せたのだ。
だが…各国の重鎮はこう言うだろう。
「ISは最強では無い」
もし、最強なら何故ISを操る操縦者達は國の重鎮達の護衛をしていないのか?
國の最重要の施設に何故一機もISが配備されていないのか?
逆に國の重鎮の護衛や重要施設にはISではなく、剣を差した人間達が配備されているのだ。
何故そんな非効率的な武器を使う人間達が重要な場所や護衛をしているのか?
この世界には遥か昔から超人的な戦士が存在しているのだ。
その戦士達の名前は世界各国で名称が違うのだ
アジアでは彼等の事を戦士、日本では剣士、侍、忍者等と呼ばれている。
欧州では騎士
アメリカ大陸では兵士
中東では聖なる戦士
彼等は超人的な能力で戦場を駆け巡り、凡ゆる争いで彼等は死んでいったのだ。
その戦士達は今も自分の國を守る為に死力を尽くしているのだ…そう、彼女 友梨奈優奈もその戦士 剣士の1人なのだ。
余りの大量の視線が彼を突き刺す。
隣に居る、彼はやはりと言うか辛そうに額に汗を浮かべている。
此処は日本の特殊国立高等学園 通称ガラクタ学園だ。
(別に男なんて珍しくないのに此処の人間は男を見た事が無いの?)
ジーとまるで織斑一夏を目で殺しかねん視線を永遠と織斑一夏に垂れ流している。
遂にチラチラと助けを求める様に此方を見はじめる織斑一夏。
(助けた方が良いのかな?いや…助けないと)
このままだと織斑一夏が女子達の視線に耐え切れず死んでしまう。
別に人の1人や2人死のうが如何でもいいが、織斑一夏が死んだら。
先ず…お兄ちゃんに怒られて3時のお饅頭を抜きにされる。
次に…政府の偉い人間に怒られる。
最後に…お金が貰えない。
恐ろしい想像をしてしまい、つい私の額に汗が浮かぶ。
3時のお饅頭抜きとお金が貰えないと私が死んでしまう……
「織斑一夏、私のお饅頭とお金の為に死なないで下さい。」
チラチラ此方を見ていた、織斑一夏がギョッと此方を見る。
「俺の価値、饅頭以下⁉︎」
「何当たり前の事を」
実際彼を重要視しているのはIS関係者だけで、國の上の偉い方達は其処まで重要視していなかったらしい。
取り敢えず、安全な場所に保護しようと言う國の判断で織斑一夏は女の園 IS学園に晴れて入学する事になった。
「ひでぇ⁉︎」
織斑一夏がそんな悲鳴をあげる
「取り敢えず、自己紹介…私の名前は友梨奈優奈、國からの指示で織斑一夏を護衛する事になった。」
「あぁ…宜しく優奈、其れで護衛って事は強いのか?」
先ず…何でいきなり下の名前で呼んでくるの?馴れ馴れしい。
「普通に考えれば護衛する人間は強くないと務まらない、これ常識。」
「其れもそうか……じゃあさ俺、ISの事判らないから教えてくれ!」
そう言って頭を下げる、織斑一夏だが…
「えっ?私ガラクタの事殆ど知らないけど?」
「えっ?」
凄い間抜け面で此方を見る織斑一夏とざわざわと騒ぐクラスメイト。
「何で私がガラクタの操縦者だと思ったの?」
「だって此処IS学園だろ?」
確かに織斑一夏の言う事は後もっともなのだが…
「人を殺した事の無いガラクタ操縦者に護衛させるのは無謀」
ギロリとクラスメイト達やクラスの外に居る、生徒達にも睨まれたが…どうせISの事をガラクタ呼ばわりされたからだろうが…実際ガラクタだから仕方ない、ISは最強と言うが大量生産品である数打ちの刃でそのISを倒せるのだから、笑ってしまう。
「えっ…じゃあ優奈は人を殺した事があるのか?」
困惑した様に織斑一夏が言うが、何を当たり前の事を
「当たり前、じゃないと護衛に抜擢されない。」
呆れた様に言うと一夏が凄く可哀想な目で此方を見てきた、凄く不快だ。
「今度そんな目で私を見たら目を抉るから。」