「よく来てくれたわね、天下五剣 守り刀の優奈さん♪」
生徒会室のドアを開くや否やそんな事を言う、カウンター忍者 更識家現当主更識楯無
この生徒会室には楯無以外にも二人の人間…一人は楯無の横に立っている先程一年一組にも居た布仏家の忍者とは別だが先の忍者と顔などが似ている事から、この忍者は先の忍者と姉妹なのだろう。
そしてもう一人は二人を庇うように立つ、楯無と同じ青い髪を持つ小柄な少女だ
この生徒会室に居る人間に共通している事は『全員が刀を帯刀しているのだ』然も三人とも差している刀はかなりの業物で楯無に至っては『村雨』を腰に差している。
「簪……?」
そしてこの場に居る一人の少女…楯無の妹 更識簪を見てつい嬉しそうな声を出す。
そもそも楯無が人を呼び出すのだ、なら簪を側に置かない訳が無いのは分かっていたが活かせん、最近会って無かった所為かこうして嬉しそうな声を出してしまった。
「久しぶり優奈」
等の簪も嬉しそうに笑いながらギュッと私に抱きついて来た
「うん本当に久しぶり簪」
簪と同様にニコリと笑い抱きしめ返す
「お嬢様……その守り刀の優奈様と簪お嬢様はどの様なご関係なんですか?」
「そう言えば虚ちゃんは知らなかったわね、簪ちゃんと優奈の仲はそうね二人は付き合っているわ」
「えっお二人がですか?」
「えぇ…そうよ」
虚と呼ばれた女子はフニャリと脱力した様な表情をする。
「そうね……優奈と簪ちゃんの出会いは更識家のクーデターの時よ、私が楯無の名を襲名する事に反対した反対派が更識家に襲撃を掛けてきたのよ、其れを迎撃すべく私、前楯無…お父さん、簪ちゃん、貴女の前任の忍者が迎撃に当たったのだけど、やっぱり数の暴力には敵わなくて次第に私達が押されていって、途中で貴女の前任がお父さんを庇って戦死したのだけど……其処に救援要請を受けて空から降って来た天下五剣の無敗の剣聖と守り刀の優奈が来てくれて、クーデターは鎮圧出来たのよ……其れから二人は何時しか仲良くなって気が付いたら付き合っていたわ。」
「気が付いたらって…」
「さて…イチャイチャしている所申し訳ないけど、そろそろ話をしたいけど良いかしら?」
そう楯無が言い私と簪は黙って楯無の話を聞く態勢になる……未だに簪が私の頭を撫でているが
「先ずはこのIS学園の状況について知らせるわ……虚ちゃん」
「はっ…始めまして守り刀の優奈様、私は楯無お嬢様の護衛を務めています布仏虚と申します。先ずこのIS学園の状況についてですが、イレギュラー織斑様の所為で非常に不穏な状況になっています、何せ世界初の男性操縦者ですから、なのでこのIS学園に入学している一年、二年、三年…特に今年入学した一年に関しては徹底して情報を洗い、その生徒がイレギュラー織斑様…引いてはこの國に害をなす様な危険思想を持つ人物がいた場合、私と本音…今イレギュラー織斑様の警護に当たらせている私の妹と共にその危険人物を『処理』して来ました、あぁ…各国には不慮の事故とお伝いさせていただいています。」
「随分と手際の良い…」
此れに関しては余りの手際の良さに舌を巻いてしまった、実際織斑一夏がガラクタを動かしたのはつい先日だ、つまり…彼女は織斑一夏がガラクタを動かしたと同時に彼が此処に来る事を予想して、このガラクタ学園の全生徒の情報を調べ上げ更にその人物が危険思想を持ってい無いか迄調べ、その危険人物を処分して来たのだ。
「感謝の極みです……が更識家に使える身としてはこの程度大した事ではありません。」
「さて…じゃあ今から私が言うわよ?今のIS学園は虚ちゃんと本音の『掃除』のお陰で今のIS学園には危険人物は居ないわ……だけど未だ転校生や襲撃者などの不安要素があるわ、前者については何とでもなるけど……襲撃者については此れは簪ちゃんと大英連邦の騎士 セシリア・オルコットそして…貴女に襲撃者に対応して貰うわ、私や虚ちゃんは直接戦闘では分が悪いからね。」
「諒解したよ楯無」
「分かったよお姉ちゃん」
まぁ…其れが私の仕事だからね