今後気を付けます。
「あなたがジャック・ラカン殿でよろしいか?
少々頼みたいことがあるのだが。」
んーーー、帰ってきた途端に依頼か。クインの昼飯で使いすぎたし、これからかかる分も考えると…
「話を聞かせてもらうぜ、おっさん。ついてきな。」
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「あの、ラカン殿。ズボンをつかんでいるそちらの女の子は…」
「別件だよ、こっちは気にすんな。んで、誰を殺ればいいんだ?」
「…ターゲットはこの三人の男、それとこの少年だ。」
黒づくめの男は幼い少女を前に躊躇していたが気を取り直したのか、そういいながら今回の対象の四人の顔写真を机に並べる。
「フン…なんだガキじゃねぇか」
「どれどれ?ププーッ、真ん中の赤髪、ラカンにそっくりな馬鹿面ですね。」
「んだとゴラァ⁈今なんつった、この鉄面皮少女が!」
「馬鹿面がラカンにそっくりだと言ったんです、この筋肉ダルマ。頭の中まで筋肉になってしまったんですか?」
「後で絶対ぶっとばしてやる・・・アホって単語は知らないくせになんで馬鹿は知ってるんだよ。」
「そろそろ話を進めていいか?」
「「どうぞどうぞ。」」
「ゴホン、四人の内二人は子ども、
残りの二人もむっつりメガネと優男だが油断していると痛い目をみるぞ。オスティア回復作戦の失敗の主因はこいつらだ。あんたに依頼する前に選りすぐりの精鋭で組織された討伐隊もおくったが悉く返り討ちだよ。君が望むなら部下もつけよう。正規兵ではなく傭兵や賞金首の類に限られるが「いらねーよ。」」
「一人でじゅうぶモガッ⁉」
「ちょっと待って、ラカンこそなにをいっているの。
私も一緒について行くよ。」
「ゲホッゲホッ、しゃべってる途中で口に手を突っ込むなよクイン!
連れてけるわけねーだろ、こいつは仕事の依頼だぞ。」
「ラカン、一人でいく、私は心配。おいていっても探しだしてついて行くから一緒。心配しなくて大丈夫、私にはこの子達がいるから安全。私のかわいい子供たちはみんな最強無敵なの。むしろあなたが危ない時は助けてあげる。」
「けっ、お前らに助けてもらうことなんかねえよ。
ほっといて勝手に出歩いて迷子になられても困る。
依頼は俺様一人で達成するから家で大人しくしてろよ?
というわけだ、任せときなおっさん。」
「・・・気をつけてねラカン。人間のくせに結構強いみたいだし。私、大人しく待ってるから。そしたらちゃんと帰ってきてくれるんだよね?」
「ああ、もちろんだ。
帰ったらまたドラゴンの丸焼き作ってやるさ。」
(そうはいってもやっぱり心配。
こーゆー時のために用意しておいたとっておき。
でておいで、
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「あれが噂の紅き翼(アラルブラ)か、狙われてるとも気付かないでのんきに飯食ってるやがるな。
ちょっくらお邪魔してくるぜ。」
こんなに近くに隠れてるのに気付いてない、のんきなのはどっちかしら。
私は『魔界の追尾虫』で監視して、危なくなったら転移して救助する。
ピンチなったらあらわれるのが正義の味方の鉄則らしい。
負けるとは思わないけど一応準備しとこ。
「食事中失礼~~~ッ 俺は放浪の傭兵剣士、ジャック・ラカン!いっちょやろうぜ!」
本当にしつれーなんだから。帰ったらお説教だね。
「――斬る。」
大体ラカンは雑なの。食べ物はお皿にこびりついてる
油とかまできっちり食べないともったいないんだから。
ゴキちゃん達なら一か月は持つのに・・・
ポポン♡
「情報その一、生真面目剣士はお色気に弱い。」
・・・なんかすごいムカつく。理由はないけどすごい腹立つ。
私だってそのうち大きくなるんだから!(絶望)
あの赤毛、バカ面のくせに強いなぁ。
~13時間後~
・・・・・・・
「ふ、ふふ。やるじゃねぇか小僧。」ハァハァ
「あんたこそな。」ゼーハーゼーハー
長っ!長すぎるんですけど!?
長すぎて途中の2時間寝ちゃってたわ!
余波で『魔界の追尾虫』も瀕死寸前だしいくらなんでもやりすぎよ!
「で、どうするんだ。止めを刺すのか?」
なっ!? そんなことさせないッ
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赤毛の魔法使い、情報通り強ぇな。
「で、どうするんだ。止めを刺すのか?」
四対一の戦いで負けちまったんだからそうなるわな。
どーすっかな、クインを家に待たせっぱなしだ。
逃げるか、いや逃げ切れるか?
「それ以上ラカンに近づくな!」
頭上からあいつの声が聞こえてくる。
聞こえるはずがねぇのに俺もいよいよか。
「む、待て詠春。なんじゃあの小娘は。」
小娘? まさか・・・
「『キュピーン』ウフフフフフフフフフフ♪」
「あれくらいの子ならアルの守備範囲ギリギリセーフじゃからな… 可哀想に。」
「フフフ、あの今にも熟れて枝から落ちてしまいそう
な果実、これはこれで格別たまらないですね。」
「うわぁ、バッチリアウトコースな発言だぞ。」
「ほっとけほっとけ。で、お嬢さんはこの男の知り合いか?」
「ごちゃごちゃうるさい、私はラカンに近づくなと言っているのだ。下等な餌どもが。お前らの生きるか死ぬかは私が握っている。」
「それはどういうことですか?」
「こんなこともあろうかと、そこの馬鹿二人の戦闘中にお前らの鼻や口から小型の爆虫を入らせた。
せいぜい手榴弾程度だけど、体内で起爆するなら十分な火力のはずよ。後は起爆虫を殺すだけではい、おしまい。」
クインは手のひらにとまっているなんとも形容しがたいおぞましい姿をした虫をいまにも両手で握りつぶそうとしている。
「やめろクイン!こいつは
俺がリベンジして決着を着ける、余計な手を出すな!」
「却下です。ボロボロの格好で言われても説得力がない。
もしかしたら死んでたかも知れない。
ラカンを傷つけるのを許さない。
ラカンを貶めるのを許さない。
ラカンを私から奪うのを許さない。
ラカンを
吹っ飛べぶらっ!?
…痛い。親父にもぶたれたことないのに。親父ってのは知らないけど、多分。」
「少しゴホッ落ち着け、とにかくここはいったん引くぞ。
ちゃんとバグちゅーだかタコチューだか知らねーが回収しとけよ。お前のことだから、離れてもボンッ! とかそういうのだろ。」
「む、私そこまで酷くない。この子達を無駄に散らせるように産んだりしないの、爆虫は起爆虫を殺さないと起爆しないようにしてあるわ。さぁ帰ってきなさい。」
帰還命令が下って数秒、
円柱形の小さな虫が羽音を立てて四人の口の中から7.8匹ずつ飛び出してくる。
「うげぇ、マジで入ってたのか・・・
まあ詳しくは後で話してもらうぞ、
ついでにそのちぐはぐな話し方も含めて、な。
コラ てめえ・・ナギ・スプリングフィールド!
次会う時は覚えときやがれ!
俺様が必ず叩き潰してやるぜ!」
「ここに来るのに使った転移用の蟲を用意してある。
こっち、私の影にきて。」
普通に考えたら歩いてついてきたわけねーわな。
この虫に体をうずめなきゃならんのか・・・
殺されるよりましか。
ザワザワザワ
ア、メトカクチトカハトジトイタホウガイイヨ タベラレチャウカモ
ソーユーダイジナコトハハイルマエニ
ズプンガサガサガサガサ
おまけ
「虫を使った転移とは実に興味深い。
それにしてもあの男、全く羨ましい限りです。
彼女もこのスク水と猫耳をつけてくれないですかねぇ。」
「命がかかってたってのにお前は最後までしまらない奴だな。てかどっから出してきた、それ。まさか常備してるのか?」
「ラカンだったか?俺に並ぶくらい強い人間は初めてだ
、面白くなってきたぜ!」
「しかし常時展開している障壁では侵入を防げん虫か。
対策を立てとかんと厄介じゃのう。警戒すべきは筋肉バカ
よりあの小娘かもしれん。」
最初は鍋場所に連れて行く予定だったのを変更したため大幅修正となったんも
投稿遅れた原因の一つ。でもおかげで文量が増えてうれしいシャチョーです(・3・)
ネギまもってるから書き始めのに大戦編の前半だけなぜかなくて結局うろおぼえグンナイ、しょがないね。
早く投稿しようとして、後半を次回に回そうかと画策。
おそらく今回と次話は修正時に合併される候補NO.1