神話と俺とエンゲージ   作:七海の覇王

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はじめまして
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初めてでよくわからないので暖かい目で見守ってください


出会いと決意

小鳥のさえずりが心地よい森の奥深く、

旅人である如月 恭夜《きさらぎ きょうや》は

ただ呆然と立ち尽くしていた。

なぜなら目の前に黒、いや漆黒と言った方がしっかり とくる髪を風にたなびかせた美少女が倒れていた。

「おい、大丈夫か?」

恭夜は駆け寄った。

「んっ」

少女が反応を示すと

ぐぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ

と間抜けな音がした。

「ご……はん」

少女は恭夜の手をつかんでかすれる声で言った。

「腹、減ってんのか?」

コクコク。

少女は数回首を縦に振った。

「こんなんでいいならやるぞ」

そういうと恭夜は彼女にクロワッサンを手渡した。

「いい……の?」

「ああ、早く食べな。」

パクッ

すると彼女はクロワッサン夢中でほおばった。

「ありが……とう。あなた……は、命の恩……人」

「いいんだよ旅は道連れってな、そんなことよりお前はこんなところで何してたんだ?」

恭夜はクロワッサンを食べ終えた少女に訪ねた。

「人を探してた。」

「人を?そいつはここにいるのか?」

少女は首を横に降った

「わからない」

「わからないって、そいつの名前は?」

また少女は首を横に降った。

「そいつの特徴は?」

「わからない」

「そいつはじゃあ一体君の何なんだ?」

恭夜が尋ねた。

「その人は私の婚約者で私と一緒に戦ってくれる人」

「婚約者っ?それに戦うって、」

恭夜は驚きを隠せなかった。

「でもここにはいないみたい」

少女は立ち上がった。

「おい、どこいくんだ?」

「とりあえずその人を探しに近くの町まで、」

「ならさ、一緒に行かないか俺も近くの町で宿探す予定だしさ。」

少女はすこし考えて、頷いた。

「じゃあ、一緒に行こっか、えっと……」

「そういやまだ自己紹介をしてなかったな。俺は如月恭夜、恭夜でいいぜ。」

「そう、じゃあよろしく恭夜。私は……えっと、

ノワ、ノワよ」

「ああ、よろしくなノワ」

二人の簡単な自己紹介が終わり二人は歩き出した。

 

 

しばらく歩くと小さな町が見えた。

「ふぅー、やっと着いたか。」

町の入口の前でぐーーと伸び恭夜は言った。

「ここはどんな町なの?」

「ここは小さいけど酒と果物が有名なアルーツっていう町だよ。」

「んーでもさ」

恭夜の説明を受けノワは町を見渡した。

「果樹園も何にもないけどどこで果物作ってるんだろうね」

「そんなわけ、」

ノワに言われて恭夜も辺りを見渡した。

「本当だ。しかも人が少なすぎる。昔ここに来た時はもっとにぎやかだったのに。」

恭夜の声は驚き震えていた。

「それはそうとこれからどうするの?」

それに気づいたノワが恭夜に話しかけた。

「そうだな、とりあえず宿を探そう。町の状況を聞くのもその後でいいな。」

「うん。早く行こう!恭夜」

そう言いノワが恭夜の手を取り歩き出した。

「そういえばノワは人を探さなくていいのか?」

「うーん探すけど出会える時は自然と出会えるらしいからしばらく恭夜と一緒にいようかなと思って。」

「?自然とってどういう……」

「私にもよくわからない、それとも私がいると邪魔?」

上目使いで見られて恭夜は折れた。

「そ、そんなことないよ。じゃあ行こうか。」

そうして二人は宿を探しに行った。

 




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