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海未ちゃんの辛く切ない物語をどうぞ読んでみて下さい。
第1話「始まり」
『私、穂乃果ちゃんのことが好きになっちゃったみたい』
……
昨夕、帰宅路でことりと一緒に帰っていると突然そう伝えられました。
最初私は何を今更言っているのでしょうか?と疑問に思っていました。
海未「? はい。私も穂乃果のことは好きですよ?」
ことり「違うの海未ちゃん!…私は……穂乃果ちゃんと恋人になりたいの…。」
海未「!」
この時、私はことりの気持ちをすぐに理解しました。なるほど…それで私に…。
ことり「だから海未ちゃんには言っておこうと思って…。」
海未「……どうして私に聞いたのですか?」
本当はわかってはいますが、一応聞いておきましょう…。
ことり「海未ちゃんも好きじゃないのかな?って思ったから…。」
…やはりそうでしたか…。
……私は、
穂乃果のことが好きです。
でも、ことりのことも好きです。
だから……
海未「あくまで私は友達として、ですよ。」
ことり「でも…。」
海未「私はあなた達、2人の事が大好きなんです。ことりが穂乃果のことが好きなら、それで良いではないですか。」
ことり「海未ちゃん…。」
海未「応援、していますからね。」
ことり「……ありがとう!」グスッ
海未「…!な、泣かないでください、ことり!」
ことり「だって、嫌われちゃうかもって思って…。」グスン
海未「このような事でことりを嫌いになるはずがないじゃないですか……。
…そうですね。では、その代わり穂乃果を悲しませないであげてくださいね?」ナデナデ
ことり「うん。うん!」
……………
ウミチャーン
海未「…。」
ウミチャーン!
海未「……。」
穂乃果「海未ちゃんっ‼︎」
海未「!ほ、穂乃果?」
穂乃果「もう、海未ちゃんってば、穂乃果を無視するなんて酷いよ〜!」
私の事を呼んでいたみたいですね…。穂乃果には申し訳ない事をしました。
海未「すみませんでした、穂乃果。少し考え事をしていて…。」
穂乃果「? 何か悩みでもあるの?」
海未「いえ、少し思い出にふけっていただけなので気にしないでください。」
穂乃果「え〜。なんか海未ちゃん、おばあちゃんみた〜い。」
海未「むっ。…まぁ、たまには良いではないですか。」
穂乃果「う〜ん…。…そうだね!」
穂乃果の表情は本当に豊かで見ていて面白いです。怒ったり、心配そうな顔をしたり、笑ったり…。ことりはこれから毎日、この表情を見れるのでしょうか…。
……それと対比して、私は見れなくなるのでしょうか………?
海未「…。」
穂乃果「ああ〜!またそんな怖い顔をしちゃってる!そんな顔をしていると、シワが増えちゃうよ?」
海未「あなたがもう少し大人しくしていてくれれば、だいぶ数が減ると思いますが?」はぁ…
穂乃果「ええー?穂乃果のせいなの!?」プクー
そうですよ…。あなたの事を考えているんですよ…
穂乃果…
海未「穂乃果…。」
穂乃果「なに?海未ちゃん。」
海未「もしあなたに好きな人がいて、大事な友達がその人に告白しようとしていたら、あなたならどうしますか…?」
穂乃果「い、いきなり何の話!?」
海未「答えてください!」
穂乃果は突然の質問に驚きながらも、考え始めてくれました。
友達のために知恵を分けようとしてくれている…。本当にあなたは優しいのですね……
穂乃果「……。そうだなあ…穂乃果なら、諦めちゃうかも…。」
海未「どうしてです?」
穂乃果「その友達が穂乃果にとってどれくらい大切な人かわからないけど、どっちにしようかに困っちゃうくらい大事な人なんだったとしたら、きっと穂乃果はその友達が大好きでとっても大切な人だから…。穂乃果は譲っちゃうかな〜って。」
あなたという人は…
海未「……穂乃果は優しいのですね。」
穂乃果「そうかな?」
海未「ええ…。優しすぎる程です。」
そうですよね。穂乃果とことりは私のかけがえのない親友。
悩んでしまっている時点で、私は未熟者ですね…。
2人を全力で応援しましょう。
第1話、いかがだったでしょうか?
これから、海未ちゃんの世界の歯車が少しずつ、噛み合わなくなって行きます。
にこ「このお話、にこの出番はあるの!?ねぇ?」
あるけど、少ないですね。
にこ「どういうことよ!?」
第2話もお楽しみに〜
にこ「ちょっと!あんた!!無視すんじゃないわよ!」