青く透明な海(わたし)になりたい   作:縞野 いちご

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LoveLive最終予選後のお話に入ります。

穂乃果視点のまま引き続きお送りします。
途中で希ちゃんに視点が移りますが、よろしくお願いします。

海未ちゃんは自分のことをを心配してくれているみんなの温かさに気づけるのでしょうか?






希視点 Part①
第11話「崩壊」


 

 

 

 

 

 

次の日、海未ちゃんはいつもの待ち合わせ場所に来なかった。

海未ちゃんは私とは会ってくれないのだろうか…。

 

 

 

穂乃果「…。」

ことり「穂乃果ちゃん…。」

 

 

ことりちゃんもやっぱり沈んだ顔をしている。海未ちゃんの様子が最近おかしい事は、ことりちゃんもわかっていたはず。

 

どこでどうすればこうならなかったんだろう…。

 

 

 

 

学校に来てみても海未ちゃんの姿は無く、チャイムが鳴っても、海未ちゃんの姿は現れなかった。

 

 

 

 

 

そして、朝のSHRで私は想像を絶する事を先生から聞かされる。

 

 

 

 

 

先生「大変残念だが、園田はしばらく休校するそうだ。〜〜〜〜〜。」

 

 

 

 

 

…休校…。なんで…?海未ちゃんが…休校…!?

 

 

穂乃果「しばらくっていつまでなんですか!?

そもそも、なんで海未ちゃんが休校なんて!?」ガタッ

 

 

思わず、先生の話を遮って質問してしまった。本当によくわからなかった。

ことりちゃんを見ると、ことりちゃんもパニックになっている様子だった。

 

 

 

先生「一つ目の質問は、なんとも言えない。二つ目の質問は……

私からは言えない。」

 

 

 

穂乃果「!?」

 

 

 

 

本当にサッパリわからなかった。

 

その後、私は何も考えられなくて頭が真っ白になっていた。

 

 

昨日の様子から見て、なんとなく嫌な予感はしていた…。

 

 

 

 

 

ただ、まさかこんな事になるなんて…。

 

 

 

 

 

 

 

放課後になって、μ'sのみんなにも海未ちゃんの事を伝えた。

 

 

 

 

 

もちろんみんなも驚いていた。そして、衝撃のあまりに何も言えなくなっている子、何も伝えずに休校してしまった事に腹立たしくなって怒る子、いきなりの休校に悲しくなって泣いてしまう子が出てきてしまった。

 

 

 

 

にこ「あいつは何やってんのよ!?休校って…

本戦はどうする気よ!?」

 

凛「にこちゃん!それどころじゃないよ!

…休校って…何があったの…?

凛は全然わからなかったよぉ…」ポロポロ

真姫「……。」

 

 

花陽「どうしよぉ。海未ちゃんが…」ポロポロ

絵里「……。」

 

 

 

 

 

 

その中でも極めつけ顔色が悪くなったのは希ちゃんだった。

 

 

 

希「そんな……。

もう…まさか……」ガタガタ

 

穂乃果「希ちゃん!?」

絵里「希?」

 

 

にこ「っ。とにかく、あいつの家に行って事情を説明してもらうわよ!? ここで心配していてもしょうがないわ!」

凛「…うん。…それには賛成だよ。」

 

 

 

 

 

 

 

そうして、何も喋らなくなってしまった希ちゃんを置いてきて、みんなで海未ちゃんの家に行ったけど、

 

 

誰も出てきてはくれなかった。

 

 

 

 

 

 

 

にこ「…っ!

どういうつもりよ!あいつ!!」

凛「にこちゃん!それは言い過ぎだよ!!」

 

絵里「ただ、インターホンにも反応してくれないし、こうして2時間近く待っていても返事も無いなんて…」

 

花陽「どこかにお出かけしているのかな…?」

ことり「それだったら休校にはならないと思うけどぉ…」

真姫「…家があるって事は引越しでもなさそうね…。」

 

 

 

穂乃果「海未ちゃん…。」

 

 

 

 

 

 

しばらく待っていたけど、状況が変わりそうもないので、その日は、私たちはそこで解散した。

 

 

 

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

 

 

◯希視点

 

 

 

 

 

 

 

うちはバカや…。

 

 

海未ちゃんのためやと思って、海未ちゃんの気持ちも知らずに押し売りしていた…。

 

 

 

 

つまり、自己満足にしか過ぎなかったわけだった。

 

 

 

 

 

希「…海未ちゃん…」ピホパポ

 

 

 

 

私はこの近辺の病院をシラミつぶしになって探していた。みんなにはもちろん内緒で。

 

 

 

 

『私はあともう少しで死んでしまうんですよ!?』

 

 

 

 

 

絶対に海未ちゃんはどこかの病院に居るはずや。

 

だから、うちが見つけて、海未ちゃんを説得しないと…。

 

 

 

 

みんなが誤解したままになってしまう…。

 

 

 

希「あ…すみません。そちらの方に、園田 海未という患者さんは入院していませんか?

…はい…あ、友達なんです!

どうしてもお見舞いしたくて…」

 

 

 

 

これを言い続けて、もう何時間か経ってしまってる…

 

 

 

 

希「…あ…。そうですか…。

わかりました…。ありがとうございます…。」プツッ

 

 

 

 

…またハズレや…。

 

もうこれで20件目…。

 

 

ある程度大きな病院に入院していると思ってたけど…。それが間違いなんやろうか…?

 

 

 

 

 

そもそも…みんなに黙ったままでええん…?

 

 

 

……せめて穂乃果ちゃんには伝えるべきなんやろか…?

 

 

 

 

 

結局その後も収穫は無くて、その日は終わってしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

 

 

 

 

穂乃果視点

 

 

 

 

 

 

 

次の日になっても海未ちゃんは学校には来なかった…。

 

 

 

 

 

にこちゃんの呼びかけで、練習は始められたけど、みんなどこか上の空だった。

 

 

 

 

にこ「1.2.3.4.5.6.7.8」

 

 

 

 

凛「にゃっ!?」ドンッ

真姫「やっ!?」ドンッ

 

 

凛「ご、ごめんね!真姫ちゃん…」

真姫「こっちも少し不注意だったわ…。」

 

 

絵里「花陽!ステップが反対だわ!」

花陽「うえぇ、え、え?あわわ…」ドタンッ

 

 

にこ「みんな何やってるのよ!」

 

 

 

 

 

 

海未ちゃんが居なくなるだけで、雰囲気がかなり悪かった…。

 

 

このままじゃ本戦なんてとても…

 

 

 

 

にこ「…もういいわ…。

このままでやっても意味ないと思うし、今日はこれで終わりにしましょ。」

絵里「にこ!!」

 

真姫「…私は賛成よ…。」

ことり「真姫ちゃん…。」

 

希「ごめんな…みんな。うちは明日は休む…。」

花陽「希ちゃん…。」

 

 

 

 

 

 

 

 

穂乃果「……。」

 

 

 

こうしてこの日の練習は終わってしまった…。

 

 

μ'sがどんどん崩れちゃってる…

嫌だよ……

 

 

 

 

 

 

 

その後、海未ちゃんの家をもう一度訪れると、そこには

 

 

 

にこ「…。」

 

 

 

 

 

にこちゃんが1人で海未ちゃんの事を待っていた。

 

 

 

 

 

穂乃果「にこちゃん…。」

 

 

 

 

にこ「海未…早く出てきなさいよ…。

私じゃどうにもならなかったわよっ!!」ウルッ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…海未ちゃん…。

…勝手に居なくなるなんて…ひどいよ…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次の日の練習は流石にみんな集中して練習をしていた。でも…やっぱり硬い雰囲気が残っていて、休憩時間や終わった後のお喋りもあまり弾まなかった。

 

 

 

 

今まで海未ちゃんにたくさんの事を頼りきっていたからなのかな…?

最初から私がもう少し頑張っていれば、こうはならなかった…かもしれない。

 

 

 

 

 

そして、家に帰って夕食を取った後、突然インターホンが鳴って、外を見てみると…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 






第11話も終わりました。

にこ「ちょっと待ちなさいよ!?あれじゃあ私は自己中心的な嫌なやつじゃない!!」

いや……そういうつもりじゃ………

にこ「……まぁいいわ。で、海未はどうなってんのよ?」

みんなの視点が終わった後にまた戻ります。
次回は希視点になります。エセ関西弁、難しいっ!!




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