今回は穂乃果ちゃん視点です。
遺された穂乃果ちゃんの気持ちはどうなってしまったのでしょうか…。
感動のラスト、になっているはずです。
3つのルートの中では1番後味悪いかも…
第20話 Aパート 「友達」
穂乃果「はぁ…はぁ……。」
海未ちゃんが待ってる!
もう寂しい思いなんてさせない!!
私はもう…悲しませたりは…!
私は病院に着いて、海未ちゃんの部屋に向かって走っていた。
海未ちゃんは、この病院で入院していた。誰にも告げないで、寂しく1人で…。
でも、ようやっとまた会える!
ちゃんと会って、ちゃんと謝るんだ。このままお別れは嫌だ…
穂乃果「海未ちゃん!」ガラッ
私は海未ちゃんの病室に着くと、海未ちゃんの名前を呼んだ。
海未ちゃんが驚く顔をして、こっちを向くだろうと思いながら…
でも、現実は残酷だった……
穂乃果「…え……」
海未ちゃんはたくさんの先生に見守られながら眠っていた。
側に置いてある心電図の値は0としか表示されてなくて、私がよく見るドラマみたいに波打っている様子が無かった。
真姫パパ「あ……高坂さん!」
嘘だ…海未ちゃん………
私を置いてっちゃったの…?
穂乃果「…」ダッ
真姫パパ「!!
誰か彼女を捕まえてくれ!」
私は最後まで海未ちゃんを一人ぼっちにさせてしまった。
穂乃果「うわぁぁぁぁぁっ!!」
私は、どこに向かうわけでも無く、走り続けた。
穂乃果「…待って……海未ちゃん………海未ちゃん………」
周りを見ずにただ私はがむしゃらに走って……
私は信号を無視したまま走っていた……
『う、うわぁ!?』ブブー
!?
ドンッ!!
私の体は、一瞬にして地面から離れて宙を舞った。
ああ……
私も死んじゃうのかな……
でも、これで海未ちゃんに会えるよね……。
そう思うと嬉しかった。
穂乃果「………まって……てね…………うみちゃ……………」
『ほのかちゃぁん!!』
薄れていく意識の中で、誰かが私の名前を呼んでいた。
でも、私は海未ちゃんに会いたいから……ごめんね………
ことり『穂乃果ちゃんまで行っちゃったら、私……』
ことりちゃん………
……本当に………本当にごめん……
海未「何をしにここに来たんですか?」
目をさますと、目の前には海未ちゃんがいた。
良かった、やっと海未ちゃんに会えた………
穂乃果「海未ちゃんに…会いに来たんだよ?」
そう言うと、海未ちゃんは俯いて何も言わなくなっちゃった……
穂乃果「海未ちゃん!ほら、これでまたいつもみたいに、喋って、笑って……」
パァン!
……え…………
海未「それで……
わざわざそんな事でここに来たんですか!?
あなたはバカですよ!大バカ者です!!」
……そうだ……。
私が死んで、海未ちゃんが喜ぶはずが無かった……
海未ちゃんに引っ叩かれたの、これで2度目だ………
海未「帰りなさい。
あなたがここに居ていいはずがありません。」
穂乃果「!!
い、嫌だ!!海未ちゃんと離れ離れになるのなんて嫌だぁっ!!」
海未「穂乃果…。」ギュッ
!
海未ちゃん……
海未「私だって本当は辛いのです。わかってください。」ニコ
穂乃果「……約束だよ……
絶対に私たちのこと、見てくれるって、約束だよ!!」
海未「ええ。必ず。
あなた達を見守り続けます。」
……残念だけど、海未ちゃんとはどう頑張っても一緒には居られないみたいだね……
海未「…ファイトです………」
………うん。ファイトだよ……
〜3ヶ月後〜
あの後、私は死の淵から生き返って、奇跡的な復活を遂げた。
Lovelive本戦に私はなんとか間に合い、海未ちゃんが最後に書いてくれた曲、Kira-Kira-Sensationを歌った。
海未ちゃんが居なくても、それを補う、むしろ上回る力を出す。そういう気概で私たちは臨めた。
結果は、優勝。
みんなで喜びを爆発させて、泣いて、抱き合って…
でも、そこに海未ちゃんの姿が無かったことが残念でならなかった。
そして、今私はことりちゃんと2人で学校から帰宅している。
ことり「今でも実感が湧かないんだ…」
穂乃果「ことりちゃん…?」
ことり「Loveliveで私たちが優勝できたこと……
そして、今こうして帰っている隣に海未ちゃんが居ないこと……」ポロポロ
ことりちゃんは泣いていた。
……ことりちゃんの涙は、夕日のオレンジの光を反射していた。
穂乃果「ことりちゃん……」
ことり「…穂乃果ちゃん……。あの日の約束、今、聞かせてくれないかな…」
……ここで、付き合う事になったら、完全に海未ちゃんを仲間外れにさせてしまう気がする。
でも、断ったらことりちゃんを傷つけるし、何よりも海未ちゃんがその事を望んでいない気がした。
穂乃果「っ。」サァァ
すると、風が私の横を通り過ぎていき、
その風の通った方を振り向くと、そこにはあの夕日を見た木が立っていて……
穂乃果「………海未ちゃん…。」
木の枝に腰掛けている海未ちゃんの後ろ姿が私には見えた気がした。
海未『ずっと……見守っていますから………』
……海未ちゃんは仲間外れじゃない。私が友達でさえいれば、絶対に。
穂乃果「ことりちゃん。
穂乃果と付き合ってください。」
海未ちゃんは永遠に私の1番の友達だよ。
海未『…ありがとうございます、穂乃果……』
これにて、青く透明な海(わたし)になりたいの一つのパートが完結とさせていただきます。
にこ「お疲れ。」
ありがとう。
こちらはいわゆる、badendのルートとなっています。
にこ「穂乃果の事故はヒヤッとしたわ…」
にこちゃんも、ずっと後書きのメインキャスターお疲れ様。
にこ「本当よ。にこのおかげで、どれだけファンが増えたと思ってんの?」
本当にありがとう。
ここまで読んでくださりありがとうございました。この後もB・Cルートと、順番に出していく予定ですので、良ければそちらも閲覧ください。
厚かましいお願いですが、感想やお気に入りをしていただけると大変嬉しいです。
次回作も既に取り掛かっていますので、ぜひ見に来てみて下さい!!
にこ「今まで見に来てくれてありがとう♡」