第5話に入り、海未ちゃんの心もいよいよボロボロになってきて……
書いていて、辛くなってきます。
Love marginalで気づくところがあるかもしれません。
海未ちゃんの一筋の涙が煌めく
〜ことりの告白から2日後〜
あの日から、私はLoveLiveの事だけを考えて過ごしてきました。
穂乃果とことりは、随分と仲良くなれた様で、もうカップルそのものの様な素振りでした。
ことり「穂乃果ちゃん!今日もお昼は樹の下で食べようね♪」
穂乃果「うん!
…あ…海未ちゃんも一緒に行かない…?」
そう…。あの日以来、穂乃果は私に気遣って、声を掛けてくれますが、
海未「いえ。私は絵里と少し用事があるので、2人で食べていて下さい。」
穂乃果の顔を見ずに、なるべく冷たく装ってその場から離れてしまうことが多くなりました。
その時に穂乃果はどんな顔をしているのでしょうか…?
私の無礼な態度に、怒っているでしょうか?
それとも、今にも泣きそうな顔をしているのでしょうか…?
あなたは優しすぎるのです…。
側にいればいる程、あなたの優しさを感じて…しまって……苦しくなって……
私は屋上に出て、また更に寒くなった空を見上げていました。また1つ、季節が移り変わろうとしているのですね…。
ここなら、泣いても誰にも見られることはありません。
あの2人に、泣いている姿を見られてはいけませんから…今なら……
海未「…っ。」ツー
そして、一筋涙を流したその時でした。
希「海未ちゃん、何やってるん?」
この姿を、μ'sのメンバーには見られたくありませんでした…。
海未「希ですか…。
いえ…少し外の空気を吸いたいと思いまして。」
何とか取り繕おうと、言い訳を言いましたが…
希「なら、その頰の涙は、どういう事なん?」
…。
全てを見透かした様な希の瞳に、私は屈してしまいそうになりました。
ですが…ここで私は弱音を吐いてはならないんです!
海未「…少し眠くなってしまって…。欠伸を出した時に、少し涙が出てしまいました。」
できるだけ自然に、そう、欠伸のフリをしながら、私は希に告げました。
希「……どうしてや。」
海未「…?」
希が私を睨みながら呟きました。
なぜ怒っているのです?…私は今…希の気に触ることを言ったでしょうか…?
希「どうして、うちを頼ってくれないんや!いつもいつも、海未ちゃんは1人で戦い続けて!
なんでなん!?」
希は…私を心配して…
それを私は…
希「……申し訳ないけど、うちは見てしまったんよ。 2日前に海未ちゃんが泣いているところを。」
海未「!?」
ああ…。
…終わりです…。
私が未熟者であったばかりに…
あそこで泣いてしまったばかりに!
希「…穂乃果ちゃんやろ?
……どうして自分から好きって言わなかったん?」
海未「…私は2人の邪魔をしたく無かったんです。」
希に私の汚い欲の塊をさらけ出してしまう…
希「そんなんは関係ない!
自分がどうしたいっていう気持ちが一番大事なんよ!?」
醜い私をさらけ出すのなんて嫌です…。
ですが…
ですが…!もう耐えられません…。
海未「…私だって……
…私だって、穂乃果と付き合いたかった!好きだったんですよ!!」
希「なら、なぜその気持ちをちゃんと素直に伝えなかったんや!?」
海未「友達で居て欲しかったんです。穂乃果とも、ことりとも…。
ずっと仲良く、友達で居て欲しかったんです…
その気持ちのどこがおかしいんですか!?」
感情を関係の無い希に爆発させてしまっている…。なんて情けないのでしょうか。
希「おかしい!
自分の本当の気持ちを隠している時点で、海未ちゃんはことりちゃんとフェアやない!」
フェア……な訳があるはずないではないですか…。
海未「私はあともう少しで、死んでしまうんですよ!!
その状態でフェアなはずが…っ!」
…はっ!?しまった!
希「え…?」サァ
…あぁ…。私は取り返しのつかない事をしました…
希の顔色から血の気が引いている様子がわかります。
海未「…私と穂乃果が付き合ったところで、何をしてあげられますか?
私よりもことりの方が、穂乃果を幸せにしてあげられます。」
希「待って…。海未ちゃん…、
それよりもまず、もう少しで死ぬってどういうことなん…?」
思わず、話してしまった。
言ってはならないのに…、
希の優しさに甘えて…
海未「忘れてください。」
希「そんなんできるはずないやん!」
海未「忘れて下さいっ!!
…お願いします…。」
希「…。」
希は私の様子を見て俯き、質問を諦めてくれました。
希「ただ…。ちゃんと海未ちゃんの事は、自分でみんなに話さなきゃダメや。
…最悪、あの2人には伝えんと。」
海未「…。みんなに余計な心配を掛けたくありません。
今は、最終予選直前なのです。
足を引っ張るわけにはいきませんから。」
希「海未ちゃん…。」
そんなに悲しい顔をしないでください…。
私はあなたにどんな顔をすればいいかわからないではありませんか…
海未「それでは失礼します。」
私は希から逃げるように、校舎の中へと走って行きました。希はただ、棒立ちになって、追いかけて来る様子もありませんでした。
その後、結局私は何も告げずに、日は流れて行きました。
第5話も終わりました。
花陽「あの…」
うん?どうしたの?
花陽「あまりにも海未ちゃんが可愛そうで」ポロポロ
わわっ!?か、かよちゃん!泣かないで!!
花陽「海未ちゃん…私は……何もしてあげられない…」
お話だから!ね?かよちゃん、リラックス!!
花陽「ごめんね…ごめんねぇ…」ポロポロ
あわ、あわわわ…