ウォン「これだけでは私が関わったという証拠にはなりません。確かに私の部下が金を渡していますが、私が関わっているという証拠にはならない」
伸吾「ふむ。確かにそれだけではそうじゃのぅ。じゃから、マフィアの所に行ってきて潰してきた」
ウォン「何をいっているのです?」
伸吾「じゃから、潰してきてそこから証拠も持ってきた」
ウォン「はぁっ!!バッ...バカな!あそこには300人はいたはずだ。それにあそこを潰せるだけの人数が渡航したなんて聞いていない!」
伸吾「わしが一人でいって潰してきたんじゃから、当たり前じゃろぅ」
ウォン「ありえない。一人でなんて、絶対にできない」
動揺して周りの様子が見えていないウォン。
その周りでは参加していた全てのヤクザが抗争のきっかけを作ったのが誰かわかり、いまにも殺しそうな雰囲気が漂っていた。
伸吾「さて、お前さんはどうするんじゃ?先に逝った仲間の後を今すぐ追うか、それとも罪滅ぼしをしてから逝くか。決めさせてやろぅ」
ウォン「こんな老いぼれに私の計画を邪魔されてたまるか!!!」
懐に手を入れようとした瞬間
パンっ!
藤堂「先代には触れさせねぇよクズ野郎!」
眉間の真ん中を撃ち抜いた
伸吾「いい腕じゃ。藤堂、今度わしと勝負でもするか?」
藤堂「ご冗談を。命がいくつあっても足りやせん」
今、人を殺したとは思えないほど和やかな時間が流れていた。
伸吾「ところで、お主らさっきから黙っとるが何か言うことがあるんじゃないかのぅ」
話を振られた親分達だか、何を言えばいいのか分からず狼狽えていた。
伸吾「あんな若造に引っ掻き回されたのに誰も気付かなかったのか!!挙げ句の果てには引退したわしに仲裁をさせるとは、それでもお主ら組を纏める立場の人間か!!!」
伸吾の声は会議室の中で響きわたり、親分達の肌を震わせた。
伸吾「ふぅー、お主らもここで死ぬか?生きとっても生き恥さらすだけじゃろぅ。」
「待ってくれ、確かにあの若造に好き勝手させてしまったのはわしらの手落ちじゃ。じゃが、鬼原の親分が今までも何かあったときは中心になって解決してきたじゃろぅ。」
「そうじゃ。引退したからといって急に関わるなと言うのか。あんたじゃから、皆は納得しとったんじゃ。」
伸吾「いつまでわしに甘える気じゃ。ガキでもあるまいて、少しは自分達で何とかしようと思わんのか!」
バキッ
伸吾の前にあった机が粉々になり、辺りに散らばった
藤堂「先代も皆さんも落ち着いてくだせぇ。まずは、まだあちこちにいるウォンの手下を何とかせんといかんでしょう」