本当はポケモンとの出会いまで行きたかったんだ…
今回はちょっと下品というか汚いです、申し訳ない。
あと、オチって難しいね(泣)
「ちょっといいかな?」
振り返ると、白衣を着た中年男性がそこに立っていた。
…誰、このおっさん?
だらしなく口を開けて石化状態の俺。そしてその俺を見て再び白衣の中年おっさんが口を開いた。
「見かけない顔だけど、キミはトレーナーかな?」
トレーナー?何を言っている?新手の口説き文句?
おーい、さっきの婆さん!俺より先に真昼間に男を正面切って口説いてくるこの男の処理(通報)が先だと思う。コイツは町の汚点だよ、うん。
そもそも、こんなひょろいボディの人間が何を教えられるっつーんだ?
そりゃ、出来るもんなら可愛い子に付きっきりで色々指導とかしたいけどさ。
ポケモンで言うなら無難にセレナとかがいいなぁ…ぐへへ
「いえ、トレーナーじゃないです。」
頭回ってないから、こんな返答しか出来なかった。
こんな返答、合コンでやってみろ…。会話は終了、もう次呼ばれないわ俺。
しどろもどろしてる俺を、さぞ不思議そうに見ながら彼はまた口を開く。
「そうなのかい?でも、キミが腰に付けてるのは紛れもなくモンスターボールに見えるんだけど?」
モンスターボール?
…ホントだ。腰についてるこの物体は俺にもモンスターボールにしか見えない。
と、言うことはこのおっさんが言ってるトレーナーって…
「ああ!トレーナーってポケモントレーナーのことっすかw」
理解が追いついた。さっすが俺!余裕が出てきたので、一回整理しようと思う。
腰にモンスターボール付けた知らん男が街の看板を見てたから、旅のポケモントレーナーだと思い込んだってわけだ。
でも、なんでトレーナーだからって声を掛けてきたんだ?えっと、ここはミシロタウン…だっけ?ここでは、トレーナーには話しかけなきゃいけない暗黙のルールでもあるの?それとも古記事にでも書いてた?
すごく気になる。俺に一目惚れして近づいてきた真性のガチ〇モって可能性を一刻も早く消し去りたいのだ。……ん?
「…ってえぇええええええええええんだああああああ!!?」
ホ〇ットニー・ヒューストンが出てきた。天国で「解せぬ」とか言ってるんだろうか?
…てか、いやいやいやいや!何呑気な事考えてんの俺!!?今問題なのは彼が俺のケツ狙いかどうかなんかじゃあない!
いや、これも問題だけどさ!?ド〇ターペッパーあげるから見逃しておくれ。
つーか、腰にモンスターボール付けてるって気付いた時点で何で気付かなかったの俺ぇ!馬鹿かよっ!
ここはポケモンの世界。目覚めたら俺はポケモンの世界に一人投げ飛ばされたってわけだ。
「!!? だ、大丈夫かい?」
突然パニクる俺を白衣の彼が心配して声を掛ける。
ありがとう。でも、正直ほっといて欲しい。お願いだから気持ちの整理をさせてください(泣)
んな事心の中でいくら言っててもしゃーないし、俺はとりあえず落ち着こうと素数をかぞえてみた。
そのとき突然、俺に見えている景色が捻じ曲がった…
「ヤバッ…」
ほら、漫画とかでよくある驚愕の事実を知った時に別に貧血でもないのに倒れるくだりあるじゃん?アレの襲撃。
こうなってからじゃもう遅い。時既に時間切れ。
俺の 目の前が 真っ黒になった…