転生したから美佐枝さんと結婚したい   作:あいうえお

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美佐枝さん視点も書きたいと思う今日この頃

次ぐらいにやろうかな…


第4話

自分の住所を書いた紙を無くした場所から歩いてきた道を遡って探しているが一向にメモが見つからない……

 

 

寮が見えそうな所まで戻った時に俺を呼ぶ声が聞こえた

 

 

「あっ、綱汰!」

 

「ほら、これ、忘れ物じゃないの?どこかの住所が書いてあるけど」

 

そう言って美佐枝さんに手渡された紙には確かに俺の住所が書いてあった

 

 

これで帰れる……

 

「やっぱり美佐枝さんって女神なんじゃないの?」

 

「なぁにバカなこと言ってんの、それよりそれ綱汰の?」

 

「あぁ、俺の住所だよ」

 

「え?住所って……」

 

ヤバい、これじゃあただ自分の住所も覚えられない頭が残念な奴だと思われてしまう!

 

「いや、違う、違うよ?引っ越してきたばっかりでまだあんまり覚えてないだけだからね?」

 

「ふーん、ま、気をつけて帰りなさいよ?」

 

「分かってるよ、ありがとね美佐枝さん助かったよ」

 

「大げさよ、それじゃあね綱汰。明日の朝忘れずに寮に寄りなさいよ?」

 

「え?あぁ、昼飯か……持ってきてくれない?」

 

「だーめ、お昼にも食材買いに行かないとだし結構忙しいのよ?」

 

「そっか、じゃあ明日忘れずに寄るよ。それじゃまた明日、おやすみ美佐枝さん」

 

「ん、おやすみなさい綱汰」

 

 

 

 

 

ふぅ~……やっと家に帰ってこれたぜ

 

 

 

──ここが俺の家か、案外整理されてるなそれにしても一人暮らしか

 

……明日の朝ご飯はどうしようかな、さっき食パンが有ったような気がするからいいか、最悪朝飯抜きでも良いしな

 

 

それにしても今日は色々有りすぎたな……今日の出来事は病院で眠ってる俺の夢って事はないのかな

 

あの落雷で生死の境を彷徨って、今俺の精神だけが生きてて夢を見ているとか、そっちの方がしっくり来るんだよな……

 

 

まぁ、いいか明日も朝から美佐枝さんに会えるんだし、昼と夜は美佐枝さんの手料理を食べられるし。

 

 

 

──あれ?俺結構いいポジションまで行ってね?

 

 

これからどうするのか、原作の通りになるように立ち回るのか、それとも原作なんて無視して動いていくのかはまだ決めかねている。

 

けど、もう美佐枝さんに関しては原作通りに行かないような、そんな確信めいた予感は頭の片隅にくすぶっていた。

 

 

 

 

 

「おはよー美佐枝さん、弁当取りに来たよ~」

 

「おはよ、綱汰……酷い顔ね、夜更かしもほどほどにしときなさいよ?」

 

「ふぁい……」

 

「もう、ほらお弁当」

 

「ありがと、ふぁぁ……いってきまーす」

 

「いってらっしゃい」

 

 

美佐枝さんにだらしない姿を見せてしまったが仕方がない、だってこれからのこと考えてたらいつの間にか午前四時になってしまっていたのだから

 

今後の事はもう考えないようにしよう、うんそれが良い

 

それに今の俺に何が出来るかなんて分からないし、その力があるとも思えないからな

 

 

まぁこんな状態で退屈な授業を起きれる訳もなく学校にいる時間はほぼ寝ていた

眠いときの教師の声は良い子守歌になるんだよな、不思議だ

 

 

 

昼休みに朋也がバスケ部の連中に連れて行かれたのを見た

 

朋也に着いていきたかったんだが……

 

 

「よぉ綱汰!一緒に飯食べようぜ!」

 

 

この金髪と一緒に飯を食うことになってしまった

 

 

「なぁ春原一つ聞いて良いか?」

 

「なんだよ綱汰聞きたいことがあるなら聞いて来いよ、僕たち友達だろ?」

 

「まぁ、その俺たちが友達かどうかは後でじっくり話し合うとしてだな……どうして俺はお前と飯を食ってるんだ?」

 

「そんなの決まってるじゃないか友達だからさ!」

 

「春原、友達ならジュース買ってきてくれるよな?もちろん、お前の奢りで」

 

「それ友達じゃなくてパシリじゃないッスかね……」

 

「気のせいだ、気のせい俺カフェオレな」

 

「買いに行くのは決定してるんですね……分かったよ今回だけだからな!」

 

「おう、ありがとな春原!やっぱ持つべきものは友達だな!」

 

「本当調子良いッスねアンタ……」

 

 

そう言いながら春原は俺のカフェオレを買いに行ってくれた

 

友達って良いもんだなぁと考えていたら朋也が教室に戻ってきた

 

ついでに春原も帰ってきた……帰ってこなくて良いのに

 

「アンタ今失礼なこと考えてなかった?」

 

「んー?春原はカフェオレ置いて帰ってくれねぇかなって考えてただけだぞ」

 

「本当ナチュラルに酷いねアンタ、それ買ってきたの僕なんですけど」

 

「あぁそうだな、当然だろ?何言ってんだ……まさかお前そこまで」

 

「そこまで何なんですかね!?人をそんな可哀想なもの見る目で見ないでくれません!?」

 

「あぁ、すまない……てっきりお前の脳味噌が腐り落ちて頭の中すっからかんなんだと思ったよ」

 

「もういいですよ……飯食べようぜ、時間もあんまりないし」

 

 

 

美佐枝さんのお弁当は冷えても美味しい煮物が入っていて、もう本当早く美佐枝さんをお嫁にしたいと思うお弁当だった

 

 

「何、にやにやしてんだよ気持ち悪いぞ綱汰」

 

「うっせバカ原、美佐枝さんに春原が覗きやってたって嘘の報告すんぞ」

 

「嘘って言いながらそれ美佐枝さんに言おうとするの止めてくれませんかね!?」

 

 

 

「で、春原って部活やってんのか?」

 

「唐突に話題変えるなよな……」

 

「で、やってんのか?まぁお前の頭で一般入試は無理だよな……ごめんな春原」

 

「その目本当止めて貰えません!?まぁ、スポーツ推薦で入ったから強く言えないんだけどさ」

 

「サッカー部だよサッカー部、どーだ格好いいだろ?」

 

「格好いい格好いい、春原くんステキ~」

 

「ステキってホント適当ですねアンタ……」

 

 

「おっ、昼休み終わったぞ」

 

「そうだね、じゃあまた明日も来るから、じゃあねー」

 

「もう来なくて良いぞ春原、じゃあな」

 

 

 

それから午後の授業が始まった……ようだ

 

 

まぁ寝ていたせいで記憶もないし、それに何故か分からないけど習っていない筈の数学の公式を見ただけで理解出来るため授業を聞く必要もないだろう

 

 

「ふぁぁ……ん、もう放課後か、帰ろ……ぅお?」

 

そう思い席から立った所までは良かったが、その後がまずかった

 

寝起きで足取りがおぼつかず、よろけてしまったのだ

 

そして、俺が倒れた先に居たのは可愛い女の子などではなく、我らが主人公、岡崎朋也その人だったのだ

つーかこういう所で巻き込まれるのって藤林椋さんの仕事じゃない?え?違う?そっかぁ……

 

「いってぇ……おい、大丈夫か?」

 

「大丈夫かってお前な……急に倒れてくる奴があるかよ」

 

「悪いな、寝ぼけてたんだ、それより大丈夫か?岡崎」

 

「んー、まぁお前の肘貰ったわき腹以外は無事だよ」

 

「そうか、じゃあ大丈夫だな。良かった良かった」

 

「良かったってお前な……」

 

「悪かったな岡崎、詫びとして明日の昼何か奢るわ」

 

「あぁ、まぁそれで許してやるよ。それよりお前気をつけろよ?なんかお前危なっかしい気がするからさ」

 

「気をつけるさ、それじゃあまた明日な岡崎」

 

「おう、じゃあな」

 

 

朋也にぶつかってしまうというアクシデントが有ったが、まぁ明日も春原に奢らせれば良いだろう

 

それよりも今は美佐枝さんに会うことが一番重要だ

 

美佐枝さんは俺のことをどう思っているんだろうか……嫌われてなければそれで良いんだが

 

 

また美佐枝さんが寮の前を掃除していた

 

「美佐枝さん、手伝いに来ましたよ」

 

「綱汰、早かったわね」

 

「じゃあ今日は窓拭きでもして貰おうかな?」

 

「りょーかい、後は何かない?」

 

「終わったらまた指示出すから」

 

「分かった」

 

 

とは言ったものの、想像してた以上に窓が多く掃除には手こずったが、美佐枝さんと夕飯を食べる為だと考えればどんな大変な作業も苦じゃなくなるのは何でだろうか

 

 

ちなみに窓拭きの後は昨日と同じく玄関の掃除を追加されたため、腰への負担が結構ヤバい事になった

 

 

 

「綱汰、晩ご飯出来たからそろそろ終わって良いわよ」

 

「ん、了解じゃあここのゴミ捨てたらすぐ行くから先行ってて」

 

 

 

 

「それじゃあ頂きます!」

 

「はい、どうぞ」

 

「それにしても、こんなおばさんと一緒に食べて本当に楽しいのかねぇ」

 

「何言ってんの、昨日も言ったけど俺は美佐枝さんと一緒に食べられると幸せだよ」

 

「そうは言ってもねぇ……私よりも若い娘とか学校にいっぱい居るだろうに何で私なんかと食べて幸せなんだか」

 

「むっ、そう言う言い方は無いんじゃないの?俺からしたら美佐枝さんだって充分魅力的な女性なんだしさ」

 

むしろ一番魅力的だしな

 

「そうかねぇ……まぁ褒められて悪い気はしないけどね」

 

 

「学校はどう?楽しい?」

 

「ん?あぁ、学校……学校ね」

 

「何その反応、まさかアンタ今日の授業寝てたんじゃないでしょうね?」

 

「面目ない……昨日あんまり寝れなかったからさ」

 

「もう、ちゃんと授業受けないと駄目よ?退屈かもしれないけど内申点とかもあるんだから」

 

「分かってる分かってる、明日からちゃんと受けるよ、多分」

 

「はぁ、絶対寝るわね。で、友達はできた?」

 

「んー、まぁ出来たかな?」

 

そう言い俺は春原のことや朋也のことを話した

 

美佐枝さんとお茶を飲みながら話を楽しんでいたが、もうそろそろ帰らなければいけない時間になってしまった

 

 

「それじゃあもう帰るから、明日の昼と夜もよろしくー」

 

「もうそんな時間か、それじゃあね綱汰また明日」

 

 

 

そうして家に帰った俺は昨日出来なかったことを始めることにした

 

 

これからこの世界で生きていく上で俺の武器となるであろうCLANNADの各ルート覚え書きの作成だ

 

 

 

──まぁうろ覚えだし詳しいところまでは書けないんたけども

 

 

 

「それじゃあ今夜も頑張りますか!」

 

 

 

 

この時、明日の学校をを考慮していなかったことを午前三時ぐらいに後悔するのは完全に余談である

そして、CLANNADは高三からということを思い出して睡眠時間を無駄にしたことを後悔するのもまた余談である

 




心の声→朋也
現実→岡崎
呼び方違いますけどよく知らない奴にファーストネームは難しいよねっていうことで


多分次は高三になってると思うんですけど…(名推理)
空白の二年は美佐枝さん視点で番外編としてやって終わると思います

主人公美佐枝さんに対してガツガツし過ぎじゃない?想定以上に関係進んでるんですけど…

完全に余談ですがCLANNAD AFTER STORYの6話最後の美佐枝さん滅茶苦茶色っぽくて筆者的に最高におすすめのシーンです
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