Gジェネをプレイしてる内に「あれ…オリキャラとオリ機体だけでストーリーできちゃうんじゃ…」と考えて書きました。
以下注意です。
・後々軌道修正していくつもりですがオリキャラの性格が著しく変わってます。
・ストーリーの進行上で不遇な扱い、死亡してしまうオリキャラが出てきます。
・思い付きで投稿した作品を削ったり、付け加えたりします。
・オリ機体の名前や設定を改変してしまっています。
例:ギャプラン改
量産型ビグザム
原作の機体に『改』、『量産型』がついているもの等
幾多の星光が視界から流れ落ち、深淵の闇を駆け抜け、青い光が前方の視界を埋める程になる頃、エリュシオンの大気に触れて引き寄せられる隕石とはまた違う人工の光を捉えた。
ー見つけた。
そう呟くと同時に自身の身体をの人に近い形、MS形態に変形させると身体とほぼ同じ大きさの4つの複合バインダーを前面に展開し、照準を合わせると同時に発射した莫大なエネルギーを伴ったビームが大気圏突入直前のシャトルを貫いた。
やったか。いや、肝心のヤツには当たらなかった様だ。更に悪い事に奴の気配は一層強くなった。目を醒ましたのだ。
シャトルの爆発から飛び出したヤツは周囲を見回す様に頭を左右に振りやがて遥か遠方にいる此方を確認してデュアルアイを短く点滅させた。
ー挨拶のつもりか。
続けて放ったメガビームカノンを避けるとヤツは此方と同じ様にバインダーを展開しすぐにメガビームカノンの出力を越えるビームを撃ち返してきた。
その場から離脱するもビームが爪先を掠り、自身のダメージが行動に支障が無い事を確認するとヤツの自身を越える性能に妙な感心を覚えた。
それが自身と同じ形を為すヤツに嫉妬しているからなのかどうか…
仕留める事が出来なかった事を察知したヤツは自身とほぼ同じ様に戦闘機の様な姿に変わると驚異的な速度で此方に迫る。
長距離では不利だろう。メガビームカノンを背後に戻して巨大なスラスターユニットとして機能させると同時に翼状のユニットからファンネルと言う羽根型の攻撃端末を射出し、対象を指で差す。
ー行け。
そう命令すると同時にファンネルはスラスターを瞬かせ複雑な軌道でヤツに群がると一斉にビームを吐き出す。
ヤツはマシンに似合わぬ驚いた素振りを見せるがビームには決して当たらずビームの線を掻い潜りながらビームサーベルで次々とファンネルを叩き落としていく。
だが此方としては好都合だ。ヤツがファンネルに気を取られている隙に変形して一気に接近すると人型に戻り手にしたビームサーベルで横凪ぎに斬りつける。
だが、ヤツは振り向き様にビームサーベルを受け止め、自身とヤツの間に凄まじいスパーク光が煌めく。
ーワ…タシタ…チ…ニテル…
子供の様な声がヤツとの接触を通して流れてくる。まだ生まれて間もないヤツは自身とは違い思考が安定していない。だからこそ勝機がある。
背後のスラスターの推力を限界まで上昇させヤツを弾き飛ばすと同時にファンネルをヤツにぶつけると自爆させ、爆発の中心に向けてバインダーを再び前面に展開しメガビームカノンを放つ。
ヤツを葬り去る、自身とヤツは共に消滅しなければならない。人類が過ちを繰り返さない為に。
・
『待って!待ってよ姉ちゃん、僕を置いていかないで!』
姉の背中が遠くなっていく、必死に走ってもまるで距離が縮まらず段々と足下が崩れていく。
『シェルド…シェル…』
振り返る姉の顔が光に包まれ、そして目が覚めた。
ふと、朝に見た幼い頃の夢を思い出した。
政府軍に入隊した姉さんからの連絡が途絶えてから何年も経って久しい。
最初の頃は政府に姉と連絡を取れる様に頼んだが荒っぽく突き返される、そんな日々を毎日繰り返していたが、やがて貯金が無くなり、16才を迎えてからそんな無駄な事はしなくなった。
そんな毎日にいつからか何も信用できなくなっていた。
「おい……おいボウズ、どうなんだよ」
「え…あぁ、問題ありませんよ。マニュピレータの調整も済んでますんで。」
「そうかい、ごくろうさん」
作業者に会釈をすると工具箱を持ち上げ次の故障したプチモビの元へと歩く。
ふと見上げる吹き抜けの外では街をドーム状に覆うガラス質の放射線中和材を支える柱を点検する為に巨大な柱のあちこちにプチモビが張り付いているのが見える。
放射線中和材から発せられる太陽光を反射させる虹色の光が街を照らしている様はまるで空の上に海がある様な錯覚に囚われそうになる事がある。
だがそれが無ければあっという間に大気の汚染にさらされる事になる。
その為に放射線中和材は毎日の様に点検、交換されるのでこの仕事はなくならない。
『業務連絡、5番ゲートにチャーター便が予定より早く到着します。作業員は至急5番ゲートまで。繰り返します作業員は…』
休憩のサイレンのすぐ後に放送が流れるがシェルドはそんな思考をそそくさと頭の奥にしまうと別の仕事に向かって歩き始めた。
・
エリュシオンの大気圏に突入する衝撃でコロニーの生活にない圧迫感にレイチェル・ランサムの身体は大きくシートに沈められている。
まるで自分を押し戻そうとしているみたいだと感じたのも束の間にエリュシオンの重力がのしかかる。
一気に腹の中のものが下に落ちてきた様な感覚にレイチェルは未だ慣れずにいたが窓のシャッターが開き外の景色が眼前に映し出された。
そこにはコロニーの様に大地と空を接なぐもの等なく、ただ一重に空と大地がどこまで遠くに行けるか競う様にどこまでも広がっていく様に見えた。
「わぁ…」
思わずあげた感嘆の声を口で抑え、只一人の同乗者を盗み見る。
急遽相乗りになった男の目は鋭くとても会話が弾む人ではないと一瞬でわかった。
男もレイチェルと同じ様に窓の景色を眺めていたが窓に映る男の顔には感嘆といった感情よりは激しい憎悪といった風情が見て取れた。
その目が突然動き窓越しにレイチェルの目を捉え、その異様な程空虚で塗り潰された視線にいてもたってもいられずレイチェルは視線を外し隠れる様に窓に視線を移す。
そうするとまた気持ち悪さが振り返し、着陸直前のアナウンスに耳を傾けつつレイチェルはシートに大きく身を任せた。
・
一方その頃、ガイアコロニーの外では暗い夜の闇に3つの衛星の光に映し出される深紅の艦が岩と草原による大地の遥か上空を航行していた。
「はい…大気圏付近にて途絶えました、恐らく何らかのアクシデントに遭遇したのかと…」
「何らかのトラブルによる事故…しかし付近の異様な粒子濃度は一体…」
サダラーン級サラマンドラのブリッジの艦長席でニキ・テイラー少佐は抑えきれない焦燥感に思わず顎に手を当てた。
最近になって激的にテロ行動を行うようになった『メーディニ』と名乗る叛逆者たちからなる組織がシンパのコロニーから補給を受けるという情報を受け艦を出したのはよいものの想定外の事態に表情は冷静を装いつつも内心は穏やかではなかった。
「まだ結論付けるのは早いのではないか?ニキ少佐」
ニキの傍らで腕を組んで仁王立ちする人物は女性とは思えない程堂々とした口調で上官であり、サラマンドラの艦長でもあるニキに言った。
エルフリーデ・シュルツ大尉がブリッジに敬礼の一つもなくズカズカと入ってくるのは艦長であるニキとしては気に入らなかったがそれを咎めないのはMS部隊長としての彼女の意見をそれとなく聞きたかったからだ。
「貴女はなぜ昔からそんな楽観的な事が言えるのですか?」
士官学校ではニキとエルフリーデは犬猿の仲で有名だった。
あらゆる項目において常に首位を狙うニキにとって最後までとれなかった項目はMS戦術であり、それに対しエルフリーデはMS戦術以外の項目は中の下であり、不得手というか単にそれ以外に興味を示さなかったのである。
その姿勢をニキは自分に対する侮辱と感じひたすらに衝突を繰り返す日々が続いた。
そんな事を1ヵ月続けていたらいつからか気軽に話し、お互い気を許す様になったが相変わらず騎士道と論理思考による意見の食い違いは続いている。
「艦長、低軌道上に反応あり、MSと推測されます」
淡々としたオペレーターの声に思考を引き戻されたニキは詳細な位置の特定と降下ポイントの割り出しを指示した。
「何にせよここからは我々“騎士”の役目になるな…」
オペレーターの肩越しにスクリーンを覗き見るエルフリーデは優雅に踵を返してニキに不敵な笑みを向ける。
「発艦許可を戴こう。艦長殿。」
「どうせ、許可しなくても出るのでしょう?」
「わかっているじゃないか。」
仏頂面でふてくされるニキにエルフリーデは敬礼すると格納庫へと踵を返し向かっていった。
「あれがエイブラハム司令が仰っていたものならば一刻も早く我々『クロノス』が抑えねば…」
前面モニターに表示される激しく交錯する点と点を眺め、MSの出撃準備の状況確認に思考を転換した。
フェニックスガンダム
ハルファスガンダムの地球降下を阻止する為に何者かに送り込まれた機体。未知の技術をもって建造された機体。ハルファスタイプ。
ハルファスガンダム
フェニックスガンダムとほぼ同じ形状をしているが、性能面において火力、機動性共に勝る。
何物かの思惑によって地球に降下しようとする謎の機体。