日本の北の果てと南の果てで二人の提督は同じ手紙を読んでいた。
手紙
深海棲艦隊との戦闘が激しくなり横浜の横須賀に新しく鎮守府を置くことになった。それをお前達に任せる。任命理由はお前達は艦娘が少ない事とお前達は戦術的に相性がいいからだ。任せた。
お前達の祖父より
南の果てで読んでいた男の提督はその手紙を握り潰し怒りをあらわにしながらも男は秘書艦を呼び横浜に行く準備を始めさせ北の果てで読んでた女提督は、こちらも少し怒りの表情を出した後すぐにその表情を引っ込め笑みを浮かべ秘書艦に此方も移動の用意を始めさせ秘書艦がその部屋を退室すると取りつかれたように何かの図面を書き出していた。これは二人が会う前日の事である。
翌日
「はぁ...何でお前と組んで鎮守府を運営しなければいけないんだ?」
とある部屋で厳つい顔をした一人の男は煙管を吸いながらそう愚痴を溢していた。
「そうだよね。私もそう思うわよあんたと組むなんて...」
その男の言葉を聞いた女はふわふわしたセミロングの髪を窓から入ってくる風になびかせながらほとんどの男が見惚れるような微笑みをしながら...
「最悪だわ♪」
悪態をついた。そんな話をしている二人は真っ白な軍服を着ており腰には軍刀を帯刀している事からして軍人なのは分かる。そんな二人の間に少しだけ険悪な雰囲気が流れていたそんな部屋に...控えめなノックが響いた。
「「入れ」(入って~)」
二人が言うと二人の女性が入ってきた...。
二人の女性が入ってくる前の事。室内で男女が話している時榛名は、自分の提督に呼び出され執務室を目指して歩いていた。しばらく歩くと目的の場所に着いたためドアをノックしようとすると...カツ カツと此方に近づいてくる足音が聞こえた為そちらの方を見てみると、
(霧島?何でいるのかしら?うちにはいなかったはずなのに...)
(榛名お姉さま...?変ですね...。うちには比叡お姉さましか私のお姉さま達はいなかったはずです。何故この場所に...)
榛名の姉妹艦の霧島が歩いて来ていた。お互いの姿を確認した瞬間二人は同じことを考えていた。
「榛名お姉様...どうしてここにいらつしゃっているのですか?」
「提督に呼ばれたからですよ?。霧島はどうしたのですか?」
「私も提督に呼ばれたからです」
「そうですか...それなら一緒に入りましょう」
榛名がそう言うと霧島も頷き二人は執務室の、ドアを控えめにノックすると...
「「入れ」(入って~)」
そう言われた榛名と霧島が返事が二つあることに不思議に思いながら部屋に入ると...二人の男女が話していた。二人とも軍服を着ており、男の方は煙管を吹かしている。不思議に思い榛名は男の方に霧島は女の方に、
「「提督...隣の方はどなたですか?」(なんですか?)」
と聞いた。そう榛名は男の秘書艦で霧島は女の秘書艦なのである。二人の艦娘の不思議そうな声を聞いた男は煙管を吸うのをやめて自己紹介を始めた。
「先ずは俺から、榛名は知ってるだろうが榛名の提督の
新夜がそう自己紹介すると霧島は、海堂の部分に少し反応した。それの反応を見ていた榛名は少し不思議そうに見ていたがそんなことを気にした様子もなく自己紹介は続く。
「それでこいつは...」
「この愚兄の妹の霧島の提督の海堂
「「えっ‼本当に提督のお兄様(妹さん)なんですか!?」」
「「あぁ、本当に不本意な事だがな...まぁ、俺とこいつでこの鎮守府は、運営していくから他のみんなに通達しておいてくれ...」(えぇ、本当に不本意なんだなのだけどね...私と愚兄でこの鎮守府を運営していくから他のみんなに伝えておいてね...)」
「「えぇ‼」」
二人の艦娘の驚愕の声を響かせながら二人の提督が運営する異端の鎮守府の運営が始まった...。