ファイアーエムブレム~俺の系譜~   作:ユキユキさん

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なんだかお気に入りが50を超えてますね。

ありがとうございます。

ウダウダと今回もいきますぜ!


第17話 ~シレジアにて

ーエシャルー

 

昨日は大変だったな、うん。シレジア美人に出会えた幸せはあったが、内にあるナニカも知ってしまった。特にフュリーの姉であるマーニャさん、彼女は危険だ。まだ20歳ぐらいだと思うんだけど、そんなに焦るもんなの? 薄れてはいるものの、前世の記憶がある。それが原因で、そういうのが分からんのかもしれないな。

 

うーん…、考えてみるとヤバイ歳になるのか? 見た感じ良い家柄だと思うし、騎士階級だし、それ故の焦り? …やっぱり分かんね! 俺的には、全然余裕でアリなんだけど。貴族や騎士って分かんないよね、…20歳を超えたら年増って。どんだけロリが多いんだよ!

 

パメラさんや他の天馬騎士の方々にも、注意せねばならないかもしれない。マーニャさん程ではないとしてもね、これは重要。確実に言えること、フュリーは対象にならないってこと。まだガキんちょだからね、俺にはムリさ。将来に期待だな!

 

…とそのことは置いといて、ヴォルツ達の準備は終わったのかな? 賊の護送になるわけだし、…つってもワープで一瞬なんだけどね。あぁ…その前に、シレジア城へ1回飛ぶか? 今から大丈夫ですか? って聞かないと、確認は大事さー。…女性に注意を心に刻みつつ、…ワープ!

 

 

 

 

 

…シレジア城から無事、帰還! あちらさんは準備OK、次はヴォルツ達の確認さ!

 

シレジア城は、空気が乱れていた。俺がワープで調練場に出現した時、ザワつきましたもんね。知らない人は驚いて、知っているパメラさんと他数名は動じなかった。その場にはマーニャさんにフュリー、レヴィンもいた。フュリーは、俺のワープを知っているから動じない。初めて見るマーニャさんとレヴィンは、目を見開いて驚いていた。…マーニャさんの目が、獲物を狙う獣のようなモノに変わったのが恐かった。レヴィンは、ぐぬぬ…と嫉妬丸出し。俺は二人を避けて、パメラさんに確認を取る。答えは、

 

「こちらの準備は大丈夫です、いつでもどうぞ。…マーニャはエシャル殿を本気で狙っています、間違いなく本命候補です。ワープが出来るのも高得点みたいです。…因みに、トラキアの黒刃殿とは知られていません。そこは安心してください…。」

 

準備が整ったみたいですね! …最後の方は小声でしたが、助かります。…だけど、俺の立場が知られたらマズイかもしれん。…トラキアまで来そうだ、天馬騎士を辞めて。…考えれば考える程、おっかないな。俺は、パメラさんに礼を言って再びワープ。

 

とまぁ、そんなわけでした。いずれは知られるんだろうけど、今は自由でいたいからね。トラキア所属ではあるけれど…ね。んなことより、

 

「ヴォルツにベオウルフ、準備の方はどうだ?」

 

二人に確認、シレジア城へ行く準備はよろしいか?

 

「賊は集めておいたから大丈夫だろう。エシャルとシレジア城へ行くのはベオだ。俺は残って、部下達と待っているつもりだ。」

 

「…とか言って、諦めきれずに雪男だと思うがね。いい加減に、諦めて欲しいぜ…。」

 

雪男を探すとかはどうでもいいことだが、準備が出来たってのなら、

 

「んじゃ、シレジア城へ行きますかね。ベオウルフ、大丈夫だな?」

 

頷いたのを確認して、ワープ! 賊は知らん、事故っても賊だし、確認なんざ必要ないだろ。

 

 

 

 

ワープでシレジア城に戻ってきた俺。さっきよりもザワつきは少ないが、集団でワープしてきたから驚いている。俺のやるべきこと終了、賊のことはベオウルフに任せましょう。賞金全額、傭兵旅団の取り分って決めたし。俺はいらないからね、金に困ってないし。

 

その分、ヴォルツとベオウルフが俺に感謝し、友好度が増しつつ、貸しを作れたことが大きい。凄腕の傭兵に貸しだなんて、そう簡単に作れるもんじゃない。そういうわけで、俺もヴォルツ達も損は無いのさ! 俺は貸しが作れて嬉しい、ヴォルツ達も高額賞金でホクホク。うん、十分過ぎるだろ。

 

さて、この後はどうしようかと考えて思い付く。2頭のペガサスを昨日預けたけど、その2頭の様子を見に行こう。2頭共、俺が引き取ることになったわけだし。ペガサスの世話等の飼育方法を聞きたい、乗馬も経験しておきたい、…名前も考えなければならないじゃないか! 意外にやることが多いじゃないの、大変だ。そうと決まれば、即行動。誰かに案内して貰わねば、さて…。

 

マーニャさんは、ベオウルフと話をしている。賊のことで交渉しとるのかな? ほぼ決定済みだから、交渉する余地は無いと思うのだが…。よく見てみると、ベオウルフの顔が引きつっている。マーニャさんは、どことなく押せ押せモードな気がする。…婚活か、…どんだけ必死なの? …近付かないようにしないと、俺がロックオンされる。まぁ、ベオウルフもなかなかの人材だからな。凄腕の傭兵だし、イケメンだし、獅子王と知り合いみたいだし。頑張れマーニャさん、そして折れろベオウルフ。主に、俺の為に…!

 

一応、フュリーの様子も見てみるか。……いたな、アイツはペガサスのいる場所知っとるかね? 聞くだけ聞いてみるか、見習いになったか分からんけど暇そうだし。そう思って近付いたのだが、その前に…、

 

「コラ泣き虫! 腑抜けてるんじゃないわよ! 見習いになるんだからシャキッとしなさい! アンタの間抜け顔が私達の間抜け顔になっちゃうんだからね! …ほら、先輩方の手伝いをするわよ!」

 

「やめてやめて! 耳を引っ張らないで! 耳が取れちゃうよ、ディートバ…! うわぁぁぁぁぁん! イタイイタイ…!!」

 

ショートカットの娘に、耳を引っ張られて連れていかれた。めっちゃ泣いていたが…。なんつーか、フュリーって感じだな。アイツ…、生きていけるんか? まぁ~…、頑張れフュリー…とでも言っておこう。

 

暇そうな人、暇そうな人。…一人いたけど却下だな、レヴィンだし。昨日がアレだったから、今日も同じだろう。俺を見ているが無視、つーか見んな! しゃーないから、誰か呼び止めて案内して貰おう。…お、あの天馬騎士のお姉さんにしよう。可愛い系ですね? …いいね、美人が多いからたまに可愛い系で攻めるのもアリだろう。

 

「そこのお姉さ…「エシャル殿。」…なんでしょうか、パメラさんや?」

 

パメラさんに捕まりました、彼女が案内してくれるそうです。…別にイヤではないんですよ? ただ、昨日の件があったからねぇ。マーニャさんみたいに、グイグイ来るんじゃないかと警戒してしまうのは仕方ないじゃん? …それよりもペガサスだね、シレジア女性の婚活事情は置いときましょう。

 

 

 

 

パメラさんに、ペガサスのいる厩舎へ案内して貰っているのだが、

 

「エシャル、お前…パメラを狙っているのか? なかなかに良いセンスをしているじゃないか。天馬騎士の中でもパメラはマトモな奴だからな、あんまり口煩くないし、こっちの事情も考えてくるし。…俺から言えることは一つ、マーニャはやめとけ。口煩いし、事情関係なしに色々と世話を焼いてくるし、仕事が無い時は大体隣にいるし。有能なんだろうが…。」

 

前を歩くパメラさんに聞こえぬよう、コソコソと話し掛けてくるレヴィン。…なんかついてきた、つーかパメラさんを狙っているわけじゃな…良い関係になれればなぁ~とは思っているけど! 思っているけど! というか、ついてくんなよ! と思うものの、レヴィンの話を聞いて気付いたんだけど、

 

「…マーニャさん、王子の奥さんなんか? 話を聞く限りじゃ、それっぽく感じるんだけど…。」

 

素直な意見を言いました。だって…ねぇ? それっぽいじゃん? …どうなんでしょう?

 

「………ほぁっ!?」

 

奇声を上げて固まるレヴィン、俺はビクゥッ! パメラさんは何事かと振り返る。

 

「…まさかマーニャの奴、俺も狙っているのか? 王族だからないだろうと思っていたが、玉の輿になるわけでもあるし。…既成事実!? 日頃から口に出している既成事実なのか!? ……ヤバイぞ、主に俺が…! こうしちゃいられない、周囲に聞き取りを行って事実関係を確認しなくては!」

 

何だか慌てて走り去って行った。忙しない奴である。

 

「レヴィン王子はどうしたんですか?」

 

パメラさんが、不思議そうな顔で聞いてくる。

 

「たぶんだけど、自分の未来を見詰め直しに行ったんじゃないかな?」

 

大方、そうなのだろうと思う。まぁレヴィンがどうなろうと知ったこっちゃない、それよりもペガサスだよ!

 

 

 

 

 

案内された厩舎にて、俺は2頭のペガサスと再会する。再会つっても、昨日ぶりなんだけど。ペガサスは俺を認識すると、すり寄ってじゃれてくる。可愛いけど、危ないがな! ペガサスと戯れつつ、パメラさんにペガサスの世話の仕方等を教えてもらう。馬と竜の世話を足したような感じだった。これなら、俺にも出来るってことで安心した。

 

そしてペガサスの名前を決めました! 大きい方がスコル、小さい方がハティ。何となくそんな名前が浮かんだんで、決めたんですわ。スコルを俺の愛馬にして、ハティをディアドラにプレゼントしよう。そういうことだからスコルにハティ、今後ともヨロシク!

 

………!? ちょっ…ハティ! 噛むなってばよ! ハティも大事だよ?大事だからこそディアドラに…!

 

………!? ぐぉぉぉぉぉっ! ハティに蹴られました! ライブ、自分にライブを! 痛いっす! 愛馬にされないのがそんなに気に入らないんすか?

 

そんなこんなで色々ありましたが、今の俺は…、

 

「うひょ~…、気持ちいいねぇ~…!」

 

スコルに乗って空を飛んでいます、ハティは地上で留守番です。因みに、パメラさんも一緒に飛んでいますよ。何かあった時の為にってことだけど、

 

「短時間で空を舞うだなんて…、エシャル殿は才能だけで語れるような方ではありませんね。神に愛されている…そう言われた方が、納得出来るような気がします。」

 

パメラさんの言葉にドキッとしたのは内緒だ。愛されているかどうかは分からんが、…俺を転生させてくれた神様は、今も俺を見ているのだろうか?




もうちょいで、シレジアは終わり・・・かな?

まだ、分からんけど。



独り言。

グラブルのCMがムカつくのは、俺だけだろうか?
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