ファイアーエムブレム~俺の系譜~   作:ユキユキさん

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次章導入話 ~イザークに向けて・・・

ーエシャルー

 

ティルテュ達フリージ組を迎え、更に数日経った。俺は一ヶ月ぶりかそれ以上ぶりにマディノへ、レイミア達を迎えに来たわけで。・・・港街、綺麗になっとりますな。あの時、戦うだけ戦ってハイさようならは心苦しかったんで、港街の清掃に使ってもらえればと少しのお金をレイミアに預けたんだが、ちゃんと使ってくれたようだな。・・・自分でも甘いと思ってはいるんだけどね?こういう心を忘れちゃあいけないと俺は思うんよ。まぁそういうことで、あの時宿泊しました宿へ向かっとります。レイミア達がそこを拠点に活動しているらしいんでね、聞くところによるとヴォルツ傭兵旅団は既にここを発った後らしいよ。アイツらには盛大に見送られたからな、会うことがないってことは朗報だ、・・・恥ずかしいじゃん?

 

・・・で、宿に着いた俺の前には準備万端のレイミア達。荷造りとか完璧じゃん?大体の予定は話していたが、ドンピシャだとは思わんかった。これも傭兵としての勘か?・・・いや、違うか。まぁ何はともあれ、準備されているのなら好都合やね?・・・と、クーちゃんが俺に気付いたようだ。

 

「あ、エシャル様が来ましたよレイミアさん!・・・おーい、エシャルさぁ~ん!」

 

うーん、・・・クーちゃんは元気が良いね!それはとても良いことだ、横でだらけているレイミアは見習えっての。

 

「や~クーちゃんは元気だね、・・・でレイミアは疲れているようだ。・・・意外にもお歳を召しているんか?」

 

とからかいを含めて言ってみたが、

 

「・・・これはこれはエシャル様、ご機嫌如何?私は最悪ですよ、・・・ヴォルツの夢見馬鹿行動のお陰でね。まぁアイツらはもうここを離れたからもういいんですがね、・・・疲れが取れないんですよ。・・・ベオの苦労が分かるってもんさね、昔より酷くなってないかね?・・・ヴォルツの病気。」

 

・・・歳で弄ろうかと思ったんだが見事にスルー、逆にヴォルツへの不満?を聞かされた。・・・ヴォルツねぇ、今度は海故に人魚がどうのとか言ってそうだな、・・・アイツ。胃痛で顔を歪めるベオウルフが目に浮かぶ、後・・・レイミアさんや?・・・お疲れさん。

 

レイミア達と合流した俺は、港街の代表者達に挨拶をしてからマディノを去った。去る時にはマディノの住人達に見送られながらのワープ、う~ん・・・トラキアの名も広がっているな。現にこのマディノを救ったのは傭兵達とトラキア兵なわけで、後からマディノ兵。マディノでは傭兵の有用さが今回の件で分かったと思うし、ハイエナと呼ばれるトラキアも守るべきモノに対しての真摯な態度も知ってもらえたと思う。後出しではあるが、マディノ兵も追撃・殲滅戦を頑張った。まぁ何を言いたいのかと言うと、レイミア達は頑張ったってこと。その結果が住民の見送りに出ていたのだよ、勿論トラキアの株も急上昇。・・・気分良くトラキアへ帰れますな、わははははは!

 

ーーーーーーーーーーーー

 

レイミア達をノルンに連れ帰り、大体一週間ぐらいかな?彼女達にはリフレッシュしてもらったよ。トラキアが誇る温泉の力は偉大である、色々と疲れ果てていたレイミアは復活し、ホリン達と手合わせをしたり、ディアドラやエーヴェルにイザーク剣術の初歩を教えてくれました。その合間にトラバントへ謁見し、正式にトラキア所属の傭兵隊となりました。トラキア正規兵と同じような立場となったのです、俺的に縛る気はなかったんですよ?でもレイミアを筆頭に傭兵のお姉様方が温泉にハマりまして、是非トラキア所属をお願いします!ってトラバントに頭を下げまくったのです。トラバント的にもレイミアの力量は認めていまして、

 

「大陸を渡り歩く傭兵も、温泉の魔力には抗えぬか・・・。良かろう、お前達をトラキアへ正式に迎え入れる。トラキアは今・・・人手不足でな、精々励んでくれ。それ相応の褒美をくれてやる故にな、・・・期待している。・・・というわけだエシャル、トラキア一人手不足のノルンで面倒を見ろ。まとめ上げてからのイザークへの調査、・・・任せたぞ。国内は私を筆頭にハンニバルとマゴーネ、パピヨンらで整えておく。戦力増強は大歓迎、・・・お前の裁量でな?」

 

と言われました。まぁ当初の予定通りノルンにて彼女達を迎え入れ、イザークの調査を正式に拝命しましたとも。ご丁寧に事が起きたのなら、亡命も大丈夫ともね。・・・イザークに知り合いはいないが、俺の判断で有力者を連れ帰るも認めるか・・・。なんつーか、トラバントに認められているのは嬉しいが、何かをやらかすとも思われているのは心外だ、・・・否定出来ないのが更に悔しいです!

 

レイミア達が復活したんで、イザークへ行こうかと思います。人選としては、レイミア、クー、ホリン、傭兵の中で腕の立つ者数人は外せない。後は経験の為にディアドラ、カナッツ、エーヴェルってところかな?イザークは剣士の国だからね、腕を上げてほしい者は共に行かねばならない。必然的にカナッツ隊数人もだな、人選はカナッツ君に任せてある。立候補者はというと、ティルテュだけでした。エスニャも来るかと思ったんだけどね?エスニャ曰く、

 

『剣が使えないエスニャが行っても意味はないのよ、だったら残って魔法部隊を結成するのよ?適材適所なの、エスニャとシャルにお任せなのよ!』

 

とか言ってやる気出してましたもん。そこそこの人数がノルンにいますけど、本格的に鍛えてはいませんでしたからね。魔導士達は二人に任せるのが良いかもしれんね、その道のプロみたいなもんですから。・・・まぁ若干の不安もありますがね、・・・二人共ネジが何本か抜けてますし。兄貴とバーツ達は、開拓兼ノルンの守備は任せろとのこと。・・・どんだけ好きなんですかね?土木作業、・・・根っからの森の民ってか?ヴェルダン人は。

 

兄貴達は開拓もするからきちんとした指揮を取れない、・・・ということは此方から俺の名代をノルンに置かねばならないね。そういうわけで彼を置きます!

 

「エシャル将軍のご指名、この身・・・うち震えんばかりの名誉ある役目にこのディスラー、粉骨砕身の覚悟でこのノルンを守り切ると誓いましょう!ガンドルフ殿やバーツ殿達もご助力していただけるとのことですので、万が一北トラキア四小王国が攻め入ってきた際、粉砕し・・・逆に攻め滅ぼしてくれましょう!ご安心くださいエシャル将軍、ノルンは健在、逆に領地が増えてしまうかもしれませんな!だははははは!!」

 

「やる気十分で大いに結構だなディスラー君、・・・が守備だけに徹すれば良いからな?攻め滅ぼすのは無しだ。今はノルンの富国強兵が優先、万全の中で逆撃することが重要だ。窮鼠猫を噛むと言うだろう?追い込みすぎて此方に被害が出たら意味がない、守備に徹せよ厳命するぞディスラー君!」

 

「・・・このディスラー、浅はかでした!トラバント様より厳命されていたことを忘れ、目先の名誉を狙おうと考えてしまい申し訳ございません!来る動乱の為に被害は最小限に、このノルンを守り切ると改めて誓わせていただきます!ではそういうことですのでエシャル将軍、このディスラー・・・ノルン守備の為に今すぐ行動に移させていただきます故、これにて失礼致します!・・・うぉぉぉぉぉっ!!蟻の子一匹、ノルンには侵入させんぞぉぉぉぉぉっ!!」

 

「・・・・・・人選を誤ったか?・・・大丈夫だよね?信じているよディスラー君。」

 

彼・・・カナッツ君の同期であるディスラー君、実力はあるのだが脳筋的思考を持つ男です。まぁ命令に忠実だから大丈夫だろうとは思う、・・・兄貴とエスニャ、シャルがいるから何とかなるだろう、・・・そう信じたいです。・・・というか、攻められることはないと思うんだけど。

 

 

 

 

 

とにかく人選は決まり、後はノルンを発つだけになったのだが、

 

「・・・エシャル様、ノルンに住まう方々は良い方が多いようで、姫様方も馴染めたご様子。故に私は、安心してフリージへと戻ることが出来ます。」

 

と、レクスがそう言ってきた。・・・そういえば、後々戻ると言っていたね。レプトールの親父さんが心配と言ってたし、ティルテュ達も大丈夫と判断したんだろう。まぁ俺がいる限り、大丈夫とは言い切れないのが苦しいが出来る限りは守ってみせる。ティルテュは俺達と共にイザークへ行くし、エスニャはノルンにいれば俺の精鋭が守ってくれるしシャルもいる。トラキア国内で事を起こせる者はいないだろう、トラバントの目が光っているしな。たぶんというか確実に、トラキアは大陸一安全な国と言えるだろう。故にレクスはフリージへと戻る、親父さんを守る為に。

 

俺を、俺達を信頼して戻るんだ、俺は・・・、

 

「我らトラキアはトラバントが受け入れたが故、それにこの俺にとっても大切な者達であるが故に、ティルテュ達のことは任せてくれレクス。動乱が起きてしまっても、出来る限りは守ると誓おう。・・・が、絶対にと言えぬ俺の不甲斐なさを許してくれ。」

 

今の時点でトラキアは安全ではあるが、動乱が起きてはそうとも限らない。守り切ると断言出来んのが現状だ、・・・それを正直に言わねばならない。正直に言いはするがそう簡単にはやらせんよ、それが俺の決意であり意地だからだ。そんな俺に対し、レクスは口元を緩め・・・、

 

「それにつきましてはレプトール様も私も、姫様方も承知しております。戦になれば絶対などあり得ませんからね、・・・教団が蠢いているのならば尚更。エシャル様が正直に仰ってくださった、それだけで安心致します。・・・私からも言わせていただきます、レプトール様は私の全てを懸けてでも守り通す所存ではあります。・・・ですが私の力が及ばなかった時は何卒、ご容赦いただきたく存じます。」

 

それは当然のこと、俺が身をもって体験しているからな。一筋縄ではいかぬよ、・・・奴等は。ロプト教団の者に遭遇したらどうなるかは分からない、間接的で俺はあんなことになったんだからな。直接相対したらどうなるかは俺には分からないさ、分からないがそう簡単にはやらせない、・・・今はそれだけで十分だろう。お互いにとって大切な者達、自身の全てを使ってやるだけやってみよう、・・・なあレクス。

 

互いのやるべきことを言葉と視線で再確認、互いに安心したところでレクスが・・・、

 

「別れる前にお渡ししたい物がございます、・・・どうぞこの仮面をお納めくださいませ。」

 

と渡されたのは顔の上半分を隠す為の仮面、・・・そういえばエルト兄様が言っていたな、顔を見れば一発だと。それを防ぐ為に準備せねばと思っていたが、まさかレクスが用意していてくれたとは。流石としか言いようがない、ありがたく使わせてもらうよレクス。・・・というわけで早速装着、仮面を付けたという違和感はない。良い仕事をしている、ナイス仮面だね!

 

「・・・良い仮面じゃないかレクス、付け心地は悪くない。これから愛用させてもらうよ、ありがとう。」

 

自然と変なポーズを取ってしまう、綺羅星的な?・・・これは前世の知識なんか?よく分からん。

 

「・・・妙な姿勢は気になりますが良くお似合いかと存じます、・・・安心致しました。」

 

・・・あ、駄目?このポーズ。

 

仮面をもらった俺はお返しみたいな感じで、用意しておいた物をレクスに渡す。渡された物を見たレクスは驚く、当然のことだろうね?普通ならば入手し難い物なのだから。

 

「見ての通りこれはライブの腕輪だ、・・・まぁかなり高価な物ではあるね。入手するのに苦労は・・・あまりしてないな、うん。まぁとにかくこれを親父さんに渡してくれ、俺からだと。・・・渋っても無理に渡してくれよ?万が一のお守りとして、・・・俺からの親孝行としてさ。親を知らずにいた俺にとって、親父さんは俺の親父さんなんだから、・・・頼むよレクス。因みに二つある理由は、レクスの分もってことだからな?今度此方に来た時付けていなかったら、・・・泣くぞ?」

 

因みにライブの腕輪は後三つあります、・・・何処で入手したかって?そりゃあお前あれだよ、俺の強運が仕事をしてくれたんよ。・・・発掘ん時に出てきました、後は道具屋の掘り出し物でね。そんなわけで、レプトールの親父さんとレクスには是非とも装備してもらいたい。所謂保健です、コイツがあればそう簡単には・・・ってね。二人が強いのは分かるけど、それで死なないってことにはならんのですから。・・・死なないでほしい、そんな想いを込めての贈り物なわけです。

 

「・・・親孝行の贈り物、それならばレプトール様も渋ることはせずにお受け取りになるでしょう。そして私にも同じようにくださるとは・・・、エシャル様のご厚意・・・痛み入ります。」

 

レクスは一礼してから腕輪を懐にしまう、それはもう宝物を扱うかのように・・・。何とも嬉しいね、そう大事に扱ってもらうとさ。

 

そんなやり取りを終えて、俺とレクスは・・・、

 

「ティルテュ達には何も言わないで行くのか?」

 

「・・・昨日の内に戻ると伝えてあります、故に心配無用でございます。」

 

言うまでもなかったか、・・・レクスらしいっちゃあレクスらしい。でも何かこう・・・別れは皆で見送るってーの?俺の場合はいつもそれだったからね、不完全燃焼ってのかな?まぁこれもまたレクスらしいですね、裏方の人間らしいわ。

 

「ならいいか、・・・まぁあれだ。・・・親父さんを出来る限りよろしくな?レクスも無理はし過ぎるなよ?」

 

「無論でございます、私にも成すべきことがあります故。・・・ですが、レプトール様が危機に陥った場合は約束しかねてしまいます。私にとってもレプトール様は父と同義、いや・・・それ以上ですので。・・・その点はエシャル様も、ご了承してくださいませ。」

 

・・・そうか、レクスにとっても親父さんはそういう存在か。・・・ならば何も言うまい、いつも通りの俺で見送ることこそが俺のやるべきことだな。

 

「ではなレクス、・・・また会おう!」

 

「はいエシャル様、姫様方を改めてお願い致します。では、いずれまた会う時まで・・・。」

 

俺は軽く片手を挙げて、レクスは一礼をしてこの場から消えた。・・・さて、俺の方も行きますかね?俺の脳裏に浮かぶ前世の知識、人々の運命が紡がれる悲劇の動乱が始まる場所。・・・始まりの地イザークへ、俺は見極めに行くぞ!

 

 

 

 

 

レクスと別れた次の日の朝、イザーク組と居残り組が王座の間へ集まった。

 

「ではイザークへ行くとしようか、今回は俺とディアドラはペガサスを置いていく。空を飛んで目立ったらあれだからな、ワープ後の案内はレイミア達に任せる。ティルテュは俺よりも情報を持っている、俺の補助は任せたぞ。」

 

俺の言葉にイザーク組は頷く、続けて・・・、

 

「居残り組はないとは思うが、他国を警戒すること。そして・・・俺達が帰国した後、軍を動かすかもしれん。一応、いつでも動けるようにな。・・・ノルンのことは任せたぞ、ディスラー君!兄貴達も彼を助けてやってくれよ!」

 

ディスラー君を筆頭に、各々了解してくれる。・・・よし!やるべき指示は、何かあればトラバントがしてくれるだろう。・・・では改めて行くか、みなの準備はよし!・・・・・・ワープ!




エシャル、仮面を付けました。


【挿絵表示】


レプトールの死亡フラグを回避、レクスの成すべきこととは?イザークでは何が待っているのか?

この世に絶対などはあり得ない、それを忘れちゃあいけないよ?進めば進むほど、モヤモヤしていく作者です。迷いまくりさ‼


エシャルの嫁・最終アンケート

ディアドラ:13

アイラ:13

パメラ:9

エスニャ:7

ティルテュ:6

複数:12


ディアドラとアイラが並びました!

後、複数が多いですね!

複数、・・・何人までが良いのか、本当に悩みます。やはり二人までか?それとも三人?まさかの五人?

複数とアンケートで答えてくれた方、複数でも良いと思う方、何人までなら良いかもアンケートに書いてくれたら嬉しいです。作者は悩みまくりですので、手を差し伸べてください!

因みに、アンケートで複数とだけ答えてくれた方の票は、全員に入っています。

複数有りからのヒロイン名を挙げた方も、複数としてカウントしますんで全員に票が入ります。

ヒロインを複数挙げての票は、挙げられたヒロインにだけ票が入ります。それも複数なんだから全員でしょ、と思うかもですがそこは作者判断でそうしましたんで、申し訳ないッス。


今んとこ、複数有りで考えるとディアドラとアイラが嫁になりますわな。同率一位ですしね。
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