「ボクの名前は御坂美琴! ビリビリ女じゃないよ!!」
目の前のツンツン頭の少年に対し、少し憤慨気味に注意する。名前を教えていなかったボクにも非はあるかもしれないが、だからと言ってビリビリ女はないだろう………と思ったが、毎回出会った瞬間に電気をぶつけてたらそう思われてもしょうがないだろう。
今度からは注意しないと! と意気込んだが、目の前の少年の憂鬱な表情を見て、意気込みが一瞬で砕け散りそうになってしまった。ボクといるのがそんなに嫌なのか? そう考えたが、そんなネガティブな考えを打ち消すように首を振り回し、少年を睨む。
「ぼ、ボクの名前………わかった!?」
目の前の少年からは、まったく返事がなかったのでわかったかどうかの確認をする為に、少し強めに言う。すると、少年が口を開いた。
「あ~………わかった。えっと………御坂だな?」
「そ、そう! 御坂!! 御坂美琴だよ!!」
何故か安心になる。少なくともビリビリ女と呼ばれる事はないからだろうか? よくわからない安心感はあるが、別に良いかな………と思い、少年との会話を続ける。
「名前………わかったんだよね? だったらもうボクの事ビリビリ女なんてよばないでね!」
今の御坂は、激おこ、といった感情が一番似合うだろう。効果音が付くならプンプン!! みたいな効果音になるだろう。今まで出会う度に逃げられていたので、やっと話し掛けられた事で鬱憤が爆発したのだ。すると、少年は急に、
「…………………………はぁ………」
溜め息を付かれた。やっぱりボクといるのが嫌なのかな? と凄く落ち込んでしまう。そんなに迷惑を掛けてしまっていたのか…………と思ったが、まだボクのせいだと決まった訳ではないので、直ぐに少年に聞いてみる。もしボクのせいだなんて言われてしまったらもう駄目かもしれない。
「ボクと………いるのが嫌なの?」
「いや、そう言う訳じゃないでせう」
「………じゃあ何で溜め息ついたの?」
ボクと一緒が嫌じゃないなら、何で溜め息なんか付いたんだろう? そのような疑問を抱きながら、少年に質問する。
「………中学生にもなって自分の事、ボクって言うのはちょっとなぁ、と思って」
「………………………////」
この日、学園都市の一部の施設が使用不可能になった。原因は、電力のキャパオーバーとの報告。少なくとも、level3~level5並の電力が必要のこと。
「ああ…………不幸だ」
「えっ!? ボクと一緒じゃ不幸なの!!?」
ボクっ娘御坂さん
・自分の非は直ぐに認めるタイプ。
・ツンツンしてない。
・メンタル弱い。