そして短い。そしてヤンデレ物語。
「私は影―――いつも貴方の隣に」
私の名前は姫神秋沙、至極一般的な巫女。能力はlevel 0 と書類上はそうなっている、らしい。
私も詳しい事は知らないけど
私が嫌いで、消してしまいたいと思っていた、けど―――
能力のお陰で、貴方と出会えた。
それだけでも嬉しい。初めてこんな能力に感謝した。大袈裟かもしれないけど、私にとっては一生分の幸せを貰えた気がする。だから私は感謝する、ずっと貴方の事を―――
・・・
「上条君……これ」
私が勇気を振り絞って渡したのは―――可愛い柄のお弁当箱。何故これを渡すのか、そんな事は決まっている事なの。
これを渡してアドバンテージを得る、ただそれだけの事。
私は知っている、上条君がお弁当を忘れて来ていた事を。
私は知っている、上条君の家の居候が食べてしまっている事を。手作りを味わっていないかのように喰らい尽くす姿を見て―――私は嫉妬した。
食べている事に対して、ではない。
それを好きに食べれる環境にいる事が、である。羨ましさの余りに藁人形などといったオカルト的な事に手を出してしまった。
そもそも巫女そのものがオカルトの一種かもしれない………それでも巫女には需要がある。
話が逸れてしまった。結局、私が何を言いたいのかと言うと、上条君が欲しいだけ。ただそれだけ。
私をずっと愛していてほしい。抱き締めてほしい、頭を撫でてほしい、一緒に帰ってほしい、兎に角ほしい。…………まだまだ、沢山してほしい。
愛しているから、上条君を。
「こ、これは………まさかっ!」
「ついに、ついに! 姫神ちゃんが攻めたで!!」
外野は黙ってほしい―――そう思ってバカ二人を睨み付ける。そしたら二人とも逃げちゃった。
あの二人は失礼極まりない、やっぱり上条くんとは違う。天と地、カメとスッポン、人と猿、それほどの差が上条君とバカ二人の中には存在する。
「…………姫神さん? これはいったい何ですか?」
「見てわかる。これはお弁当、貴方の」
「いやいや、こんなに可愛いお弁当は上条さんの物なんかではありませんでせうよ?」
「そうじゃない。………まだわからない?」
「…………………はい」
嘘をつけないそんな上条君も好き。
本当にわかってない、そんな天然で鈍感な所も好き。他の人には変わってると言われるかもしれない、それでも私は大好き。
この気持ちは揺るがなくて、一生続くと思う。
「貴方のお弁当。貴方の為に作ってきたお弁当。わかった? わかったなら食べてほしい、いや絶対に食べて。食べないと私は………」
「………わ、私は?」
「………………泣いてしまう」
そう言って、追い討ちにうそ泣きをしてみる。本に書いていた。こうすればある程度の事は断らないって書いていたから…………。
「わ、わかった! わかったから、な?」
「食べてくれる?」
「……ああ、くれるって事ならありがたく頂きますよ。今日は何も食べてないからな、正直ありがたいな」
「……………………」
成功。これで私への好感度が少しだけ上がった気がする―――いや、きっと上がっている。
さらに良い女アピール、これが大事。とっても大事な事になる。
私の作ったお弁当は自信作、これはきっと味も良いはず。これでおいしいならお料理が出来る女、これは凄いアピールになる。
そして私のお弁当を毎日、持ってくる。これは通い妻みたいなもの。
私はここまで計算した上で、お弁当を渡した。
そこまでしないと上条君は取られてしまう。そんな事をさせる訳にはいかない。
なんとしてでも上条君の脳に私、その存在を刻み付けなければならない。
そしてそのまま告白………結婚―――
「……ふふっ……うふふふふ……」
これは妄想なんかではない、未来の話になる。
私はそう信じて進む。愛する人とイチャイチャする為にどこまでも進み続ける。
その為にはどんな手段も問わない。
「…………? どうかしたか、姫神?」
「―――なんでもない、上じ………当麻君」
「」
やっと下の名前で呼べた。これも一つの成長。
影薄い―――3話位は書く。
ビリビリ―――2話で終わらせたい。
ですの―――需要が有るかどうかで書く。
お花畑―――おすすめ。救いのないルート。2話
デコキング―――ハッピーエンドまっしぐら。
偽装ロリ―――1話。そして短く。ヤバい。
次からどれか書いたりしますよ。
ただし全部短くて駄目駄目だけれども。