副隊長、やります!   作:はるたか㌠

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戦車道免許の話が出てきますが、公式にもないようなので勝手に設定を作ってしまっています。

では、今回も澤ちゃんはいいぞ!



そしてタイトルに第○話を入れ忘れたり本文でミスしたり。
「この間違いっぷり、いつもの我々ですな」
「呑気に言わないで下さい!」


第4話 大捜査網です!

「戦車道講習会、ですか?」

「そうだ。戦車道実施校は毎年一回、参加が義務付けられている」

「前回は私と桃ちゃんで参加したの。西住さんに声をかける前だったから」

 

 放課後の練習指導中に、みほと梓はそんな話を聞かされた。

 

「もう隊長と副隊長はお前達だ。当然、出て貰う事になる」

「それは構いませんけど。会場は何処なんですか?」

「戦車道連盟主催だから、東京ね」

「あ、あの……。もしかして、高校戦車道連盟の方も?」

「ああ」

 

 桃の返答に、みほの顔が曇る。

 それに気づいた梓は、柚子に尋ねる事にした。

 

「講習会ですけど、必須参加者の決まりはあるんですか?」

「確か、隊長と副隊長。若しくは代理、二名ね」

「それなら、私ともう一人でもいいって事ですよね?」

「どういう事だ? 西住と澤が行くに決まっているだろう」

「いえ。西住隊長はお忙しい身ですし、それなら私が行きます」

 

 毅然と言う梓に、桃と柚子は顔を見合わせる。

 

「しかしだな、決まりは」

「桃ちゃん」

 

 柚子は桃を手で制し、二人を見た。

 

「もう私達は戦車道チームから外れてるし、隊長は西住さんだから。決めるのも任せるわ」

「わかりました。それでは、私達はこれで」

 

 梓は、みほの手を取り歩き出す。

 

「あ、あの。梓ちゃん?」

「……事情は伺っています。高校戦車道連盟の責任者は、西住隊長のお母様ですよね」

「……うん」

 

 みほは小さく頷く。

 勘当寸前だった親娘関係だったが、みほが結果を出し実力を見せた事でそれはなくなっていた。

 が、それ以降も未だ親娘の会話はない。

 みほもこのままでいいとは思っていないが、話す切っ掛けを見出せずにいた。

 しほも自分から和解を申し出るような性格ではなく、姉のまほも間に入るよりも直接話す機会を待つべきと考えているようだ。

 今回必ずしもしほが来るとは限らないが、出席する以上顔を合わせる可能性は少なくない。

 気持ちの整理がついていないみほには、気が重い話だった。

 

「差し出がましいようですが、西住隊長はこの学園に必要な方です。今はチームの再編が急務ですし、そちらに専念して下さい」

「…………」

「大丈夫です。私も大洗女子学園の代表として、精一杯務めて来ますから」

「……梓ちゃん、ありがとう。気を遣ってくれて」

 

 みほは頭を下げた。

 

「でも。ちょっと、考えさせて。……ゴメンね」

「わかりました。今日はもう上がって下さい、後は私が見ますから」

「……うん」

 

 みほは重い足取りで、校舎へ向かって行った。

 その後ろ姿を見送りながら、梓は頭を振る。

 

(私、無力だよね。西住隊長の力になれてない……)

 

 小さく溜息をついた。

 

「梓ちゃん、聴こえる?」

 

 傍の無線機から、沙織の声が流れ出した。

 マイクを取り、送信スイッチを押す。

 

「はい、こちら澤。どうしましたか?」

「うん。みぽりんは一緒?」

「……いえ、西住隊長は所用で。何かありましたか?」

「ちょっと連携で相談があるんだよね。どうしようかな?」

「わかりました、そちらに行きます」

 

 スイッチを切ると、梓は顔を引き締め歩き出した。

 

 

 

 その日の夜。

 練習を終えた梓は、帰り支度を始めた。

 他のメンバーは皆帰宅済みで、練習の記録を整理しているうちに遅くなってしまったようだ。

 

(また、あゆみ達に怒られちゃうな)

 

 一人苦笑いしながら、ロッカーを開けた。

 着替え終わった頃、ポケットの携帯がブルブル震えているのに気付いた。

 液晶の表示を見て、首を傾げる梓。

 通話ボタンを押し、端末を耳に当てた。

 

「もしもし、澤ですが」

「あ、梓ちゃん? みぽりん知らない?」

 

 相手は沙織だった。

 酷く慌てているようで、梓も思わず身構えてしまう。

 

「西住隊長なら、今日はもう寮に戻られた筈ですけど」

「それがいないの。携帯にも出ないし」

 

 もう別れてから数時間が経つ。

 閉ざされた学園艦の中とは言え、一人で出歩くような時間でもない。

 

「みぽりん、何だか元気がなかったってクラスの子に聞いたから心配になって……」

「そうですか……」

「ちょっと、心当たり探してみるね。じゃ」

「あ、待って下さい武部先輩。私も一緒に探します」

「え? でも梓ちゃん、大丈夫なの?」

 

 沙織も、梓が日々忙しい事は知っている。

 電話の向こうの声からも、気遣う様子が窺えた。

 

「大丈夫です。それより、先輩は今どちらですか?」

「みぽりんの寮を出たところ。梓ちゃんは?」

「学園です。すぐに向かいます」

 

 玄関を出てから、梓は思い直したように校門とは逆方向へと駆けていく。

 

 

 

「武部先輩、お待たせしました」

「……これに乗ってきたんだ」

 

 沙織が引くのも無理はない。

 急いだ方がいいと、梓は学園からヘッツァーに乗ってきた。

 学園艦内とは言え、あまり褒められた行為ではない。

 普段の梓らしからぬ大胆さに対しての驚きもあるようだ。

 

「武部殿ー!……って、どうしてヘッツァーがここにいるのでありますか!」

 

 駆けてきた優花里も、流石に度肝を抜かれたらしい。

 

「学園艦は広いですから。責任は私が取ります」

「と、兎に角探そう!」

「了解であります!」

 

 沙織と優花里が乗り込んだのを確かめて、梓はシフトレバーに手をかけた。

 

「それにしても、驚きでありますな」

「何がですか?」

「いつの間に操縦を覚えたのかって事ですよ」

「あ、それは思った。梓ちゃん、車長しかやった事なかったよね?」

 

 戦車にも運転免許制度があり、戦車道履修者は当然取得する必要がある。

 大洗女子学園で戦車道を始めた際に、免許を持っていたのはみほのみ。

 全国大会前には全員が取得していたので公式には問題ない。

 厳密に言えば練習の段階でも無免許は褒められた事ではないのだが、それはそれと誰も触れようとはしなかった。

 運転免許だから戦車を操縦する必要があるのだが、国内に戦車を対象とした教習所など存在しない。

 必然的に普通の大型特殊免許を取るか、教官派遣を依頼して戦車専用の免許を実地で取るしかない。

 時間も予算もない大洗女子学園には前者の方法は取れず。

 後者も予算の壁はあったが、杏が抜け道と言うべき手段を取った。

 免許取得後戦車搭乗経験が五年以上ある者ならば、申請を出せば教官としての認定を受けられる制度の一文を見つけ出したのだ。

 そして、小学生から戦車に乗らされていたみほは見事にその条件を満たしている。

 そうなれば、みほに選択肢などない。

 例え操縦は苦手だからと言っても杏に通用する筈もなく。

 こうして、戦車道履修者全員がみほの指導という名目で規定をクリアし試験場で受験。

 戦車道連盟も大らかなもので、普通免許のようにビシビシ減点するような担当官はいない。

 

 但し、車両は持ち込みになり台数分の運搬費用がかかるという事情から、全員が三突での受験となった。

 慣れているおりょうには好都合だったが、他のメンバーは麻子を除いて皆四苦八苦する羽目に。

 三突が選ばれた理由は簡単で、大洗所有車両で一番癖がなく故障が少ないから。

 なので、動かすだけなら大洗チーム全員が三突ならば何とかなる。

 が、それ以外の車両となると麻子のようにマニュアル通りにやればという天才以外は専任者を除くと練習が必要だった。

 

 そして梓は車長が専任。

 ヘッツァーとは無縁の筈だったから、優花里や沙織が驚くのも無理はない。

 

「勿論、練習したんです」

「何時の間にでありますか?」

「早朝とか、日曜とかに小山先輩に無理を言って教わりました」

 

 思わず、優花里と沙織は顔を見合わせてしまう。

 

「もしかして……ルノーとかポルシェティーガーも覚えたの?」

「はい、IV号以外は。勿論、専任のみなさんのようには行きませんが」

「本当に、澤殿は努力家でありますな」

「……私には、経験が足りません。それでも、私は副隊長ですから。相談されたら答えない訳にはいきません」

「だからって、梓ちゃんが全部背負う必要はないんじゃ」

「私も、そこまで自惚れるつもりはないんです。ですが、私はそうでもしなければ何時まで経っても西住隊長の負担を減らす事が出来ないんです」

「澤殿……」

「……みぽりんは、そこまで望んでいないと思うよ?」

「かも知れません。ですが、これは私が決めた事ですから」

 

 それだけを言うと、梓は口を閉ざす。

 沙織は優花里を見て、静かに頭を振った。

 

 

 

「見つからないねぇ」

「もう、学園艦の甲板は粗方探したつもりなのですが」

「西住隊長、何処へ行かれたのでしょう……」

 

 三人はヘッツァーを走らせて学園艦甲板上を探しまわったが、みほは未だに発見できずにいた。

 沙織は何度も携帯の画面を見ては、着信がない事を確かめて溜息を繰り返す。

 

「澤殿。西住殿は一体何があったのでありますか?」

「何か知ってるなら教えて。お願い!」

「…………」

 

 梓は、話すかどうかを躊躇った。

 勿論、みほが行方をくらました事情は知っている。

 そっとしておく事も考えた。

 だが、事情を知らない沙織や優花里はどうか。

 この場にはいないが、華や麻子、それ以外のメンバーだって心配するだろう。

 それに、自分がこうして捜索に加わっている時点で既に黙っている訳にもいかないと。

 

「……わかりました。私が知っている事、お話します」

 

 ヘッツァーを停め、梓は振り向く。

 

 

 

「…………」

「…………」

 

 二人は、梓が話し終えても暫く無言のまま。

 梓も、反応を促そうとはしない。

 ややあって、優花里がポツリと呟く。

 

「……重いですね」

「……うん」

 

 誰からともなく、溜息が漏れる。

 

「……でも、やっぱりそのままじゃ良くないと思うよ。麻子じゃないけど」

「やっぱり、そうですよね……」

「あの、冷泉先輩がどうかしたんですか?」

「……あ。そっか、梓ちゃんは知らないんだね。麻子ね、両親がいないんだ」

「え?」

 

 沙織は、そっと目を伏せた。

 

「交通事故でね。それから、ずっとおばあちゃんと二人っきりなんだ」

「そんな……。冷泉先輩、そんな素振りも見せないから……」

「私もでありますよ、澤殿。最初に聞かされた時は、驚きました」

「……でね。麻子、その直前にお母さんと喧嘩しちゃったんだって。仲直りも出来ないまま」

「…………」

 

 絶句する梓。

 

「だから麻子、みぽりんの事本当に心配してるの。自分と同じ事にならないようにって」

「そうでしたか……」

「確かに、みぽりんには辛いかも知れないけど。でもね、逃げていても仕方ないんじゃないかな」

「西住殿は、何も間違っていないのですから。一時は背を向けた戦車道ではあっても、こうして結果を出した訳ですし」

「…………」

 

 梓は、唇を噛んだ。

 軽々しく代わりに出るなどと言ってしまった事を悔やんでいた。

 みほの心中を察したつもりになって、実は何も解っていなかったのではないか。

 良かれと思って口にした事で、却ってみほを傷つけたのではないか。

 

「ど、どうしたの?」

「澤殿?」

 

 不意に涙を流し始めた梓に、沙織と優花里は訳もわからず困惑した。

 

「私……最低ですね」

「どうして?」

「だってそうじゃないですか! 西住隊長が苦しんでいるのに、いい気になって……それで。それで……」

「澤殿が自分を責める必要はありませんよ。そうですよね、武部殿?」

「うん。だって梓ちゃん、みぽりんに好意で言っただけでしょ?」

「……でも、私……」

「みぽりんだってそれぐらいわかってるよ。大丈夫」

「西住殿は澤殿を信頼してるっていつも仰っているじゃないですか。澤殿の気持ち、伝わっていますって」

「ヘッツァーの乗員の方、応答して下さい」

 

 突然、無線から声が流れ出した。

 咄嗟に手を伸ばす沙織。

 

「はい、こちらヘッツァー。その声は、妙子ちゃん?」

「そうです。武部先輩だったんですね」

 

 優花里がハッチから顔を出すと、八九式が近づいてくるのが見えた。

 向こうのキューポラから、典子が出てきた。

 

「秋山さんですか?」

「そうであります。磯辺殿、どうされたのですか?」

「バレー部で練習に熱が入り過ぎてしまって。体育館を借りて練習していたら五十鈴さんが駆け込んできたんです」

「事情を聞いて、それなら私達も探そうと」

「それで、八九式を使ったんです。責任は私達全員で取ります」

 

 あけびと忍も顔を見せた。

 

「でも、倉庫に行ったらヘッツァーが見当たらなかったのでどうしたのかと」

「私が持ち出したんです、磯辺先輩」

「副隊長?」

 

 意外な組み合わせだったらしく、アヒルさんチームの全員が驚いた。

 

「ちょっと、八九式にヘッツァー! 勝手に校外に出るなんて校則違反よ!」

 

 また、無線から違う声が流れ出す。

 

「え? この声は……」

「そど子先輩?」

「武部さんに磯辺さん! 私は園みどり子! そど子じゃないわ!」

 

 ルノーB1bisが二両の前で停止。

 そど子に続いて、ゴモヨとパゾ美も降りてきた。

 

「全く、澤さんが率先して規則を破るとかあり得ないわ」

「す、すみません」

「でもそど子、それを言ったら私達だって校則違反じゃない……?」

「そうだね、ゴモヨの言う通り」

「う、煩いわね! 私は風紀を取り締まりに来たんだからいいの!」

 

 相変わらずの滅茶苦茶な論法に、そど子を除く皆が苦笑する。

 

「もしかして、全部澤さんの指示?」

「いえ、八九式は私の独断です!」

「違います! キャプテンだけじゃありません。私達の総意です」

「ですから、校則違反なら私もそうです」

「私もです!」

「あー、わかったわよ。でも澤さん、倉庫に一台もいないみたいだったわよ?」

「え? そんな筈は……」

 

 ハッとなった梓は、咽喉マイクに手をかけた。

 

「こちら澤。M3応答して下さい」

「あら~、梓じゃない。みんないるよ~?」

 

 すぐに、応答があった。

 

「優季……。みんなって事は、紗希も?」

「勿論よ~。西住隊長、見つかった?」

「どうして……?」

「会長の指示じゃないの、これって?」

「……え?」

「そうだよね、みんな?」

「私はそう聞いたよ?」

「私も!」

「紗希もそうだって言ってるよ!」

 

 無線越しに、紗希以外の全員から返事が来た。

 

「どういう事……?」

 

 梓には訳がわからなかった。

 仲間達が嘘をつくとは到底思えない。

 第一、嘘をつけば梓にはすぐにバレる事ぐらいわかっている面々だ。

 と、梓は携帯の振動に気づいた。

 端末を開くと、ショートメールが一通。

 発信者とメッセージを確かめ、驚きで一瞬固まってしまう。

 ……そして、静かに端末を閉じた。

 

「どうしたの、梓ちゃん?」

「いえ、何でもありません」

 

 首を傾げる沙織を横目に、梓はマイクに手を置いた。

 

「全車両へ。現在位置で停止、空砲を撃って下さい」

「な、何言ってんのよ! 今何時だと思ってるの?」

「そど子先輩。これは副隊長……いえ、西住隊長が不在ですから隊長代理としての命令です」

「な……」

 

 絶句するそど子に構わず、典子を見た。

 

「いいですね、磯辺先輩?」

「はいっ!」

 

 返事を確かめ、梓は車内へ戻った。

 

「秋山先輩、臨時砲手をお願いしていいですか?」

「了解であります、副隊長殿!」

 

 敬礼をすると、優花里は砲座についた。

 

 

 

 十分程過ぎた頃。

 

「……みんな。どうして……?」

 

 何処からともなく、梓達の前にみほが姿を現した。

 

「みぽりん!」

「西住殿!」

 

 沙織と優花里が、みほに駆け寄る。

 

「沙織さん、優花里さん……」

「もう、心配したんだから!」

「でも、ご無事で何よりです!」

「うん、ゴメンね。もう、大丈夫だから」

 

 そして、梓がみほの前に立つ。

 

「勝手に隊を指揮してしまいました、すみません」

「ううん。……でも、一斉に空砲を撃つなんて思わなかったな」

「西住隊長に、みなさんが探しているって伝える方法が他に思いつかなかったんです」

「心配かけちゃったね。……梓ちゃん」

「はい」

「私、行くから。講習会」

「……いいんですか?」

 

 みほは、しっかりと頷く。

 

「逃げていても、何も解決しないから。もし、お母さんに会ったならちゃんと話すよ」

「わかりました。西住隊長がそう仰るなら」

「……それから、ありがとう」

 

 そう言うと、みほはそっと梓を抱き締めた。

 突然の事に、梓は混乱する。

 

「これからもよろしくね」

「……はい」

 

 込み上げてくるものを、梓は懸命に抑えようとする。

 そんな梓の頭を、みほは優しく撫でた。

 

 

 

 翌朝。

 梓は登校すると、真っ直ぐに生徒会室へ。

 部屋の主は、既に定位置でいつも通り行儀悪く座っていた。

 その側に桃が控えている。

 

「やあやあ、おはよう澤ちゃん」

「おはようございます、会長。……昨日は、ありがとうございました」

 

 頭を下げる梓に、杏は手を振る。

 

「ま、責任ぐらい取るから。そうだよな、河嶋」

「は、はぁ……」

 

 何か言いたそうな桃も、杏の前ではそれだけ。

 

「とりあえず夜間演習って事でヨロシク。干し芋でも持ってお詫びに回ろうか?」

「い、いえ。それは……。では、手続きをしてきます」

 

 桃が出ていき、杏は梓に視線を戻した。

 そして、声を潜めて言った。

 

「アレは消しておくように。誰かに見られたらややこしくなるから」

「……はい。それでは、私は朝練に行ってきます」

 

 一礼し、梓は生徒会室を出た。

 そして、携帯を取り出してメールボタンを押す。

 

『私が指示したって事にしちゃっていいから、澤ちゃんの好きにやっていいよ~』

 

 メッセージを見ながら、梓は呟く。

 

「本当にありがとうございました、会長……」




今年の大洗海楽フェスタ、大盛り上がりだったようで。
来場者も昨年より3万人増えたようで、やはり劇場版効果でしょうね。
……仕事で行けませんでしたが、来年こそは。
ツイッターで見ていてあまりに楽しそうで、血涙流してました。


閑話休題。
講習会の話は次に書きます。
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