あるぱか08と申します。
残酷な描写などは予定しておりませんがもしものために
つけさせていただきました。
ちょっとしたことの暇つぶしになれば幸いです。
ーーーー暗い森の中で眼が覚める。
あたり一帯の闇は全てを包み込んでしまうほどに。
「ここは…どこだろう?」
見覚えのない場所。
記憶の中に手がかりを探そうとしたが頭の中に黒いもやがかかり、何も思い出せない。
怖い。
その感情が僕を襲った
「とにかく、ここから出ないと」
そうだ、森から抜ければ人がいるはず。怖がる暇があるならここから抜け出せ。
そう自分に言い聞かせ足を一歩踏み出した瞬間。
「お前は食べてもいい…人類?」
可愛らしい女の子の声が聞こえた気がした。
あれから何時間が経っただろう。
進んでも進んでも森から抜けることはできなかった。
そればかりか、あたりはより暗闇に満ちているように感じる。聞こえるのは風の音だけ。
世界は僕一人だけになったと錯覚させるほどに。
「誰か!誰かいませんか!」
やはり誰の返事もなか「いるよ」
「うわぁ!?」
そこに立っていたのは僕よりも小さな女の子だった。
黄色い髪に黒い服、頭には赤いリボンをつけていたその女の子は
「お前…食べてもいい?」
「え?」
何を言っているのか理解できなかった。
たべる?僕を?まてまてよく考えろ。こんな小さな女の子が
僕を食べるなんて言うわけがない。きっと疲れてるんだ。
「ねえ、なんて言ったのか聞こえなかっ…え?」
その女の子はいきなり僕に飛びかかってきた。が、あまりにもその女の子には力がなかった。
それどころか、僕の体に倒れこんできた。
「ねぇ君 大丈夫?」女の子は今にも死にそうな声で「お腹…すいた」
そうか、この子も僕と同じでこの森に迷い込んだんだ。
「ちょっとまってて!今何か食べる物を探してくる!」
「食べ物なら…あるじゃん」
女の子はか細い声で言った
「え?」
「目の前」
女の子は僕の方を指差してそういった。
僕の足元には
-------死体があった
「うわあああああああああああ!?」
僕の意識はそのまま黒い渦に飲み込まれていった
暗い森の中、いや日差しがさしていた。
どうやら僕はあのあと意識を失ったらしい。
昨日のは一体、
そう考え足下を見る。
死体はなくあるのはうっすらと赤みを帯びた草だけだ。
「昨日のは夢じゃなかったんだ」
とにかくこの森からでないと何も始まらない
手がかりを探そうと空を見上げた。
雲ひとつない晴天の空。
そこには似つかわしくない煙が見えた。
「人がいるかもしれない」
その煙に向かって僕は歩き出した。
ーー道が開けた。
大きな湖。そしてその先に見えるのが
赤く、紅い館だった。
どうやら煙はあそこからでているらしい。
もう少しだ。
僕は館に向かって足を進めた。
最後まで見ていただきありがとうございます。
更新などはまだ定かではありませんが
できるだけ早いペースで投稿していこうと思います。
東方幽愁録をよろしくお願いします。