バカと屋上と世間話※(タイトル募集中)   作:てぃーや。

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今日はいい天気だ。
10月半ば秋真っ盛りになり、秋に取れる野菜が美味しくなる頃、親元を離れてひとり暮らしをしている俺は朝にたいたお米にとろろを作って、食べた。
里芋はもともと上手いが、秋になると甘味が増すらしい。
それに新米の甘さと、醤油がマッチして絶妙なのだなこれが。
元々親が農家をしてあり、いろいろな野菜とお米を送ってくれることが助かる。
昼飯は学食で済まして、夜は何を作ろうか。
そう考えてると

「なにか珍しく考え事してるわね、何を企んでるの?」

と、誰かが喋りかけてきたので、俺はびっくりする。秀吉と似た人だな、けど雰囲気は男だから。

「…………なんだ木下か」

「今あなた変なこと考えなかった?」

「うんや、なんも」

木下優子さん、去年の学年対抗召喚戦争で仲良くなった人である。攻撃力はみなっちゃんよりは劣るが、それでも痛いものは痛いんです。

「それより木下、お前も忙しいみたいだな」

「ええ、そうよ今週は模試があるのよ」

「大変だな」

「なによ、他人事みたいに、また屋上でのんびりしてるんでしょ?」

「そうだよ。まあ君が来る時は早めに言ってもらえれば『くそみそテクニック』をもって…………あれ?今俺の左手首外されてまたはめ直されたような気がするんだけど」

「次は右手首よ」

痛さを通り越して痛みを感じないのだろうか、それか慣れだろうか。
あ、痛みが来た。
これは慣れだな。
慣れって怖い。

「まあそう言えば、家から大量の野菜とお米が届いたから模試終わりの日曜とか秀吉とか明久とかを誘って俺んちでご飯でも食べる?」

「いいわね。野菜はどんなのが入ったの?」

「椎茸とか、ナスとか、キャベツに……まあ色々!」

「まあその後の予定がなかったら来るわ」

気がついたら学校の近くまで来ていた。
さあ週末は何を作ろうか……。


工藤とムッツリーニの恋愛事情

「諸君。ここはどこだ?」

 

『『最後の審判を下す法廷だ!』』

 

「異端者には?」

 

『『死の鉄槌を!』』

 

「男とは?」

 

『『愛を捨て、哀に生きるもの!』』

 

「宜しい。これより----三年同志異端審問会を開催する!」

 

「あのさぁ」

 

「最後の言葉を言うのか」

 

「亮もさ、帰りに女の子と下校する時あるやん」

 

気がついたら、俺は多目的教室にいた。

多分、学校近くになるとぶん殴られて拘束されたんだろう。

 

「…………それで最後の言葉か」

 

「あ!!コイツとぼけた!とぼけやがったぞ!」

 

畜生。これじゃあ俺がジャーマンスープレックスを受ける立場になるじゃないか。

ここに誰かいないか見渡そう……。

あ!

 

「福村!!福村がこの前玉野さんに告白してたぞ!」

 

「さらばだっ!」

 

『『裏切り者には死を』』

 

た、助かった……!

あっちで「ゴッ……ゴッ……」と聞こえいる……。

もう死刑は執行されているんだろうな……。

裏切り者には死を……。

まあそれより。

 

「なぁ雄二。ここで見てないで縄をほどいてくれ」

 

そこにはスタンガンを持った、親友がいた。

 

 

「まったくだよ。最初から疲れるわ」

 

「これがこの学校の飽きなさだろう」

 

もう5限から屋上にいる俺と、ゲストの雄二。

雄二は俺と同じ中学で、同じ馬鹿やって何回も怒られた経験がある。

俺はタバコの煙を吐きながら雄二に聞く。

 

「Aクラスのお前も、いろいろと大変だろ」

 

こいつはほんとは頭がいいからな。

 

「まあな。今はあんまりだけど頑張ってるぜ」

 

「大学はしょーことおなじなん?」

 

ちなみにしょーことも中学からの同級生。

 

「あいつが行く所はキチガイだ……まあ俺も今度の模試でA行かなかったら諦める」

 

頭のキレはさほど変わんないと思うんだけどね……。

その時、扉は空いた。

 

「ん?工藤か……どうした?」

 

工藤さんか……。

緑髪のショートカットのボーイッシュ溢れる彼女だ。

髪型も顔も部活美少女って感じでタイプなんですよね。はい。

パンチラとか普通にやる彼女はムッツリーニが好きなんだよね……。

まあムッツリーニもかわいいし、性格もいいからモテるだろうけど……。盗撮とかなければ。

 

「元気なさそうだけどなにかあったの?」

 

「ちょっと2人にボクの相談乗って欲しいんだ」

 

ちょっと位どころじゃない雰囲気に俺と雄二は戸惑う。

 

「まあなんだ。話しなら聞くぞ」

 

雄二は手を貸すような言い方で言った。

 

「実はムッツリーニ君の事なんだけどね……」

 

その時、彼女がとんでもないことを言い放った。

 

「ムッツリーニ君

 

小暮先輩と付き合ってるみたいなんだ……」

 

 

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