バカと屋上と世間話※(タイトル募集中)   作:てぃーや。

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--俺はただ葵さんに駅前に呼ばれた。ただただ呼ばれた。理由は『大学の講義が休講になったから暇つぶしに付き合ってくれるかしら?』だと言っている。
俺は暇じゃない、休日は公園で盗さ……撮影の予定があるが、葵さんの写真は卒業してから商品の価値が倍に上がり、プレミア価格で提供させてもらっている。主にCクラス次席の奴に売れる。
しかも写真系の専門学校の特待で入学できるからこそ暇ができた。
だから今日できる限り撮り、ストックを増やさないとやばいという判断で今日来たのであって惚れてはない。
だがしかし、異常なまでに何故こんなに臭うのか……?

----バカの気配が…………!


工藤とムッツリーニの恋愛事情 -3

土曜日の11:00頃。

俺とくどぅーと亮は駅前でムッツリーニの行動を尾行しようと待機していた。

 

「あのさ亮」

 

「なんだ竜馬?」

 

ちなみに亮は1年の時に同じクラスだ。異端審問会をお互い引っ張ってきた戦友であり敵でもある。

 

「なんでお前まで来るんだよ!いくら転校して同じクラスだったけどさ、くどぅーが戸惑ってるじゃんかよー」

 

確かに、異端審問会をかけるのは会長の判断が必要だが、いくらなんでもあんまり関わりがないくどぅーと一緒はちょっと抵抗がある。

ちなみにくどぅーは転校した時にうちのクラスが最初のクラスだった。

 

「竜馬クン大丈夫だよ!仮にも同じクラスだったし!」

 

「ほら、工藤もこういってるんだ。だからいいだろ?」

 

「まあくどぅーの人柄に感謝だな」

 

そう話してるうちに、本打ち、小暮さんが登場したのである。

 

『康太君お待たせ!待たせた?』

 

『…………そんなことは無い」

 

『あらそう、なら良かったわ』

 

と小暮さんはそう言いながら、ムッツリーニの頭をなでてるのであった。

 

『…………子供扱いするなっ!』

 

と抵抗するムッツリーニ。

ははっ!ムッツリーニかわいいな!

けどね?

 

「口に王水だろ」

 

「いや肛門に硝酸だろ」

 

「あ、密室に閉じ込めて一酸化炭素は?」

 

「それだ!」

 

「いや!それ人死ぬからね!?それだ!じゃないから!」

 

傷だけですます僕らだと思わないことだね。

 

 

それからムッツリーニと小暮さんは、デパートでショッピング、映画、喫茶店、ゲーセンだのいろんな所に行って、ムッツリーニは惜しみなくシャッターを押していた。

 

「あのさ亮」

 

「なんだ?竜馬」

 

「ムッツリーニにさ、今日のこの写真もらってさ右腕1本だけでよくね?」

 

今日の小暮さんの私服は、胸元がちょっと見えるYシャツに、カーディガンを羽織り、デニムパンツ。いやね、とてもとても、童貞の心をくすぐるお姉さんの着こなし方ではないか……!!

 

「名案だな」

 

「そんなで良ければ、ボクのを見せるよ♪」

 

工藤さんの私服もなかなかだ。ダボッとしたスエット素材の灰色のトレーナーに中にワイシャツ、赤色のフリルのミニスカート。これもこれで魅力的である。

 

「だめだ工藤。俺らはスパッツごときじゃ反応しないんだ」

 

「今日はね……」

 

「なっ、なんだ!!」

 

この流れは期待しかできないパターンだ。

 

「吐いてないんだよ♪」

 

「「今すぐスカート捲らせてください!!」」

 

俺らのチームワークって無敵だよな。

けど、こうして結構大声出したおかげで

 

『…………っ?』

 

こっちを感づいたようだな。

 

「しゃーね」

 

「亮、アレをやるか」

 

「そうだな」

 

というと、俺らはメッセージ付きの文房具を放り投げる。

 

(ガッ!!)

 

『…………!(ビクッ)』

 

チッ!!交わしやがったか。

 

「ほんと元Fクラスって危険だね……は、はは」

 

ちなみにメッセージは『次頭なでられたら、コロス』と書きましたね。冗談じゃないです。本気でコロス。

 

 

『ねえ、康太くん』

 

『…………なんだ』

 

『次はカラオケに行かない?』

 

『…………密室で俺に何をしようというんだ!(ダバダバダバ)』

 

『そんなことしないから!ほら!ティッシュ!つめて!』

 

俺からしたらもう頃合だろうか。

ムッツリーニには、もう俺らがいることバレてるしね。

 

「なあくどぅー」

 

俺はくどぅーを呼ぶ。

 

「ボクに何か用?」

 

「もうお前が自分で聞いた方が早いと俺は思うから、隠れてないで思っきし聞いてこい☆彡.。」

 

俺はてへっという表情を浮かべ、くどぅーをみた。

 

「えっ!?でも……」

 

「恋愛は勇気も必要なんだよ?な?そう思うだろ?自称モテ王!」

 

「なにを言って……ってちょ」

 

疑問を聞くくどぅーの背中を亮が押してやった。流石だ、自称モテ王。後はのんびり見ることにするか。

 

 

「とっと……!」

 

「…………お前!?工藤!?」

 

「あら愛子ちゃん、ご機嫌麗しゅう」

 

これは流石にムッツリーニも驚いたみたいだな。

 

「あの、小暮先輩、聞きたいことがあります!」

 

「なんのことかしら?」

 

彼女は顔を赤くしながら言った。

 

「土屋くんと、つ、つ、付き合ってるんですか!?」

 

彼女の勇気を俺らは見守った。

 

「「………………?」」

 

さすがの質問に2人共空白が生まれる。

 

「…………ふふっ!お似合いなら嬉しいですが、付き合ってませんわ」

 

と、小暮さんははにかみながら答える。

 

「………………ふえっ!そうだったんですか!?」

 

くどぅーは嬉しそうに、顔を喜ばせる。

 

「ですが……」

 

小暮さんはムッツリーニを後ろから抱きしめ。

 

「今日だけ康太くんを借りますわ♪」

 

「…………卑怯なっ!(ダバババババッ)」

 

と、言ったのか……。

ムッツリーニは鼻血出して死にそうだけど

殺すか……。

 

「あ、はい!」

 

くどぅーは笑顔で言うと、

 

「そう言えばムッツリーニクン、竜馬クンと須川クンが右腕1本以外全部へし折るって言ってたよ♪」

 

ある意味死刑宣告と言える言葉も伝えてくれた。

 

「…………(ダバダバダバ)」

 

鼻血と引き換えに、涙を流すとは、卑怯なやつだなあ。

けど僕らはね、手加減しないよ……?

 

 

「なぁ亮」

 

くどぅーと帰り別れた後、帰り道。

 

「なんだ?」

 

「明日、俺ん家で鍋する予定だけど来るか?」

 

「誰誘ったのか?」

 

「Fクラスメンツだな、木下姉も来るらしいぜ」

 

「お!いいな!いくわ!」

 

「おっけ!なら19:00に俺ん家で!」

 

「りょーかい!じゃ俺はここだから」

 

「おう!また明日!」

 

亮と別れた後。

 

「あれ?電話?」

 

iPhoneを取り出すと…………

 

「なんだ美春か」

 

美春から電話がかかってきた。

 

「はい」

 

『あ!竜馬!?明日午前中暇ですか?』

 

「おう、暇だけどどーした?」

 

『ちょっとお店手伝って欲しいです!』

 

「おっけー!あ、そう言えばさお前夜暇?」

 

『暇ですが?なにかするんですか?』

 

「家で鍋するけど来るかー?」

 

『あー、多分行くってことにしといてください』

 

「おっけー、じゃあまた明日な美春」

 

『ありがとうございますー。はーいこちらこそー』

 

と、かったるくお互い電話を切る。

 

「そーいえば俺下の名前まともにで読んでんの美春だけだわ……」

 




『………………お前を仲間より優先する理由はどこにある』

3年の時に行われた試召戦争。
私は完璧に負けた。
そして、彼に惚れた。
けど、どんなことしても、なにしても……

「あの娘には敵わないのかな……」

と、独り言を呟く。
けど、今日もだけど、やっとデートに誘えるようになったから、自信はつきましたわ。

「わたくしは負けませんわ」

と、微笑みながら呟く。
紅葉の葉を踏みながら、彼女はこうつぶやくのであった。

読んでくれてありがとうございます。
作品の批評大歓迎です!
それとタイトル募集中です!
自分のスキルアップのためお願いします!
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