そう、つまりは元男性。だが、今世において過ごした15年の年月は、彼を彼女にするには十分な時間であった。
だが、その根底には未だ「日本帝国海軍」の精神がしっかりと残っているようである。
入学式が終わったIS学園では、二つの話題が生徒の間を駆け巡っていた。まず一つ目は、世界で唯一の男性操縦者である織斑一夏の事だ。世界初の男性操縦者であり、世界最強である織斑千冬の弟である彼が話題に上がるのは、当然であろう。
二つ目は、入学式で零戦を飛ばしたのは何者か、という話である。今年の入学式で何かサプライズが行われると生徒には伝えられていたのだが、それがまさか「零戦」の展示飛行だとは誰も思っていなかったのだ。更には、そのマニューバが綺麗で、美しく、のびのびと空を舞っていたために操縦者の話で持ち切りであった。
「あの零戦のパイロットて誰だったんだろう?」
「さぁ。でも、綺麗な空中機動だったよねー。」
「うんうん、私もあんなふうに空を飛んでみたいなぁ。」
ただ、男卑女尊が進んだこの世界では、どちらかと言えば男性である操縦者の織斑一夏の話題は物珍しさから3、空中機動が見惚れるほど美しかった零戦の話題は空への憧れといった所から7と言った所である。
「正直、私のIS操縦技術じゃ、あの零戦について行ける気がしないよ。」
「確かに。国家代表クラスの人ならついて行けるのかなぁ?」
IS学園の生徒を以ってして、そう言わしめる零戦のパイロットである少女が今、IS学園生活の第一歩を踏みしめようとしているとは、誰も思うまい。
◆
「小鳥遊。ここがお前のクラスだ。」
織斑千冬に連れられて辿り着いた教室は、1年1組と電子看板が掛かっている教室であった。
それにしても、この学園にある電子看板は一体どういう仕組みなんだろうか。透明な板に常に文字が流れ続けている。天気、気温、今日のニュース、なんでもござれだ。ううむ、あの機能が我が日本帝国海軍にあればもう少し楽に戦況を進められたのだろうか、ううむ。
まぁそれはそれとして、確か1年1組と言えば、あの有名人が居たクラスでは無かっただろうか?
「1年1組、ですか。確か織斑教諭の弟さんがいるクラスでしたっけ?」
「あぁ、よく覚えているな。」
「そりゃまぁ、入学式で顔を真っ青にしている男子がいれば記憶に残ります。」
周りをキョロキョロ見ながら、青い顔で萎縮している男子がいれば、否が応でも記憶には残る。私が今世も男で生を受けたのであれば気軽に声を掛けただろうが、あいにく私は女性として今世は生活を送っているわけで、彼の味方にはなれなさそうだ。
「あの愚弟は・・・。もう少しシャキッとしてくれれば安心できるのだがな。」
千冬はため息をつきながら、手を額に当てていた。どうもこの人は昔から、心配からくる気持ちからか、自分の弟を下に見る傾向があるようだ。
ま、悪いことではないのだが、一言フォローを入れておこう。
「織斑教諭。それは無理な話だと思いますよ。ただでさえ男卑女尊になりつつある世の中で、いきなり女性に囲まれて生活しろと言われれば誰だってああなりますよ。」
「あぁ、無茶だということは承知している。だが、あれはこれからこの環境で一生をすごさなければならないからな。甘えさせるわけには行かないんだ。」
「それはどうでしょう。これから、更に男性操縦者が見つかる可能性もありますからね。それに、弟さんから得られたデータを元に、男性が操ることが出来るISを誰かが完成させるかもしれませんから。」
「性別が関係ないISを開発・・・束か。」
「誰とはいいません。ただ、三菱が作ったと発表すれば、カモフラージュも完璧ですよね。」
「なるほどな。・・・お前の口ぶりからすると、ある程度の研究は進んでいるのか?」
「ある程度はと聞いてますけれど、ここで話すようなことでもないですよ。詳しくはまた今度。三菱のアリーナあたりでお願いしたい所です。」
「そうだな。・・・少し話し込んでしまったな。では小鳥遊。行くか。」
「えぇ、よろしくお願いします。織斑教諭。」
「では私が先に教室に入る。名前を読んだら入って来い。」
そういいながら、千冬は教室のドアを開け、教室に入っていった。そして直後、「げぇ!」という男の声が聞こえてから「お前はまともに自己紹介もできんのか!」という千冬の声がドア越しに聞こえてきていた。・・・ありゃまた弟さんか。弟さんも、千冬も苦労人だなぁ。
『ま、いい。少々到着が遅れたが、お前たちと同じ新入生を紹介する。名前は小鳥遊彩羽だ。入って来い。』
お。早速お呼びがかかったようだ。私は早速、ドアに手を掛けて教室の中へ入る。さて、どうしようか。とりあえず身だしなみは・・・大丈夫。喋る言葉は、そうだな。ま、部隊への着任挨拶を参考にして喋るかな。
「ご紹介に預かりました小鳥遊彩羽と申します。三菱重工、及び富士重工の共同IS『零式』専任パイロットをしております。少々事情がありましてこの時間の到着となりました。これからの3年間、どうかよろしくお願い致します。」
私は言い終わると、お辞儀を決める。すると、教室の中から散発的に拍手が湧き出ていた。そして、拍手を受けながら姿勢を正し、千冬の指示を待つ。
「今本人が言ったとおり、小鳥遊は既に専用のISを持っている。それなりの知識も、実技もな。もし、私達教員に聞きづらいことがあったら小鳥遊に相談してみるといい。小鳥遊も頼むぞ。」
「承知しました。何かわからないことがあったら、気軽に話しかけてください。」
「さて、席は・・・織斑の隣だな。」
千冬の視線の先には、弟さんとその隣の空き席があった。・・・千冬の作為的な何かを感じないではないが、まぁ、いいだろう。とりあえず私は千冬の弟の隣で少なくとも1年は過ごさなくてはいけない。故に、挨拶はしっかりとしておこう。
「よろしくね。織斑君。」
「あ、あぁ、よろしく。」
席に座って早速挨拶をした私に弟さんは戸惑い気味に挨拶を返してきていた。まぁ、当然か。私の前世は男だが、今の私は外見も中身も女性である。結局、弟さんからしてみれば挨拶をされたところで、戸惑うのは仕方ないだろう。
「さて、全員揃った所で・・・。」
織斑千冬は改めて生徒たちに向き合うと、表情を引き締めていた。ふむ、完全に先生の表情だ。
「これから諸君らには、これからISの基礎知識を半年で覚えてもらう。その後実習だが、基本動作は半月で体に染みつかせろ!
いいか?返事をしろ。良くなくても返事をしろ!」
無茶苦茶の理論だが、人を殺める事のできる道具を扱うのだ。確かに、そのぐらいの気合がなければ、この学園に入った意味は無いであろう。
「「「はい!」」」
私を含めた全員が、勢い良く返事を千冬へと返すのであった。・・・一名、弟さんを除いて、であるが。
◆
さて、まさか初日から濃い授業を開始するとは思っていなかったが、私はなんとかクラスに馴染むことに成功していた。どうやら、専用ISを持っている事がプラスに働いているらしく、様々な人から話しかけられていた。
「へぇ~。たっちゃんは昔からISに乗ってるんだね~」
のんびりとした口調で話しかけてくるのは、布仏本音という女生徒である。袖を垂れさせて、人懐っこい笑みを向けてきてはいるものの、少し違和感がある。
「うん。中学校のはじめぐらいから。ちょっと家が特殊で、その伝手でISに乗れたんだ。」
違和感だ。会話をしていてもどうも違和感がある。常に笑みを浮かべているが、その瞳が時折こちらの観察するように見つめてくるのだ。
「わぁ、そうなんだ~。いいなぁ~」
と言いながらも、私の手や首筋など、体の一部を見つめてくる。・・・あ、そうだ。この感じ。前世の海軍情報部の同僚にそっくりなんだ。本来は生真面目な奴が一枚仮面を被って『演じている』感じ。もしかするとこの本音さんは、そういう職業の人間なのかもしれない。
「楽しくていいよ。好きなときにISに乗って空を舞えるから。」
「へぇ~!空を舞うってどんな感じなの~?」
まぁ、よくよく考えれば、こういう人間がクラスにいて当然であろう。なにせ、このクラスには世界で一人の男性操縦者がいるのだ。当然、拉致やハニートラップといった力技を仕掛けてくる組織があるかもしれない。世界最強の千冬が担当しているクラスとはいえ、千冬が常に側にいるわけではない。となれば、生徒の中に護衛者が居ても当然であろう。
そうだな。老婆心だが一応確認しておこう。ハズレだったら千冬に報告して、処理をしてもらえば良い。
「そうだなぁ・・・。全てから開放された感じ、かな?」
「わぁ!いいなぁ。私も早く空を飛んでみたいなぁ~!」
「気持ちいいよ。ま、それはそうとして。」
私はそう言うと、本音さんの耳元へ顔を近づける。
「・・・本音さんって弟さんの護衛?」
小さな声で囁きながら本音さんの顔を見た時、本音さんは少しだけ驚いた表情をしながら、眼光鋭く此方を見つめていた。なるほど、此方の眼がこの人の素か。
「あぁ、うん。判った。別に弟さんをどうしようっていうわけじゃないよ。千冬さんには昔からお世話になっているから、その周辺がどうなっているのか確認したかっただけ。」
「・・・どうしてそうだと思ったの?」
「何か隠している感じがしてね。猫かぶりというか」
口調すら変わっていることから、やはり間延びした喋り方は演技なのであろう。と、考えていた時に、彼女は少しだけ悩むしぐさを見せると、私の耳元で小さく声を発していた。
「・・・あなたはどっちなの?」
愚問だ。
「弟さんの味方。彼は学園にいる間、せめて平和に過ごしてほしい。」
「そう。私も彼の味方。彼が正しい学園生活を送れれば本望かな。」
私達はそう言い合うと、互いに顔を離して、笑顔を見せる。笑みを見せる本音の瞳には濁ったものはない。なるほど、弟さんに関しては、少なくとも本音は信じられる仲になりそうだ。うん、ま、念のため、千冬にも裏をとっておこう。
◆
さて、本音とちょっとした問答をした直後、千冬からクラス代表の話があった。どうやら、これから行われる全ての行事において、代表者として闘わなければならないらしい。その他にも委員会の出席やらもしないといけないという、つまりは部隊長みたいなものであろうか。
「私としては企業代表を務めている小鳥遊を推薦する。」
「企業での仕事がありますので、常に学園に居なくてはいけないクラス代表はお断りします。」
「・・・そうか。」
千冬とこんな問答があったが、結局のところは織斑千冬の弟、織斑一夏が推薦されて、弟さんがクラス代表になるということで決まりかけていた。と、その時だ。国家代表候補生である、セシリア・オルコットが声を上げたのである。そして、何を言うかと思えば、イギリスの貴族である彼女の口からは、信じられない言葉が連発されたのだ。
「納得がいきませんわ!男がクラス代表だなんていい恥さらしですわ!」
・・・ほう、男が代表で恥さらし、と。
「このセシリア・オルコットにそのような屈辱を一年間味わえとおっしゃるのですか!?」
・・・貴様は屈辱がどうのこうの言える程度に偉いのか。まぁ、貴族だしな。
「大体!文化としても後進的な国で暮らさなくてはならない事自体!私にとっては耐え難い苦痛で・・・!」
・・・ほほぉ?命を呈して戦うに価値のある、我が祖国を、イギリス代表候補生である、イギリスの代表とも言える貴様が、馬鹿にするか。そーか、そーか。
残念だ。非常に残念だ。ヨーロッパには『特権的な地位には相応の義務が伴う』という言葉があったはずだ。そして、特にイギリスの貴族、つまりセシリアのような一族には欠かせないほどの誇り高き言葉である。その言葉は、イギリス海軍を元に作られた日本帝国海軍にも引き継がれていたほどの、素晴らしい、誇り高き言葉なのだ。
その言葉を、精神を持っているはずの現代貴族のイギリス国家代表候補生が、その精神を以って我が日本を、日本男子を馬鹿にするのか。
「イギリスだって大したお国自慢は無いじゃないか。世界一不味い料理で、何年覇者だよ」
弟さんが思わず言葉をセリシアに発していた。まさに、売り言葉に買い言葉であるが当然だ。国を馬鹿にされて黙っている奴なんてそうそう居ない。
「な・・・あなた、私の祖国を侮辱しますの!?」
どの口が言うんだどの口が!そして、少しの沈黙の後、セシリア・オルコットは弟さんに指を向けて、大声で叫んだのである。
「・・・決闘ですわ!」
「あぁいいぜ?四の五の言うより判りやすい。で、俺はハンデはどれだけつければいいんだよ?」
「は・・・?」
セシリアに弟さんが言葉を発した時である。
--あははははは!織斑君、本気で言ってるの?--
クラスに笑いが巻き起こっていた。そして、所々から男を馬鹿にする言葉が巻き起こる。曰く
「男と女が戦争したら3日で女が勝つって言われているよ」
あり得ない。ISでカバーできない補給線と人員を潰したらそれで終わりだ。それに、女性になったからわかるが、体調が一定しないのだ。その隙を狙われでもしたら、逆に戦闘にもならずに、男が勝つであろう。
「男が強かったのはISが出来る前だよ~!」
あり得ない。ISが出来た後でも、男のほうが体が間違いなく強い。忍耐力も間違いなく男のほうが有利だ。もし、女性と戦争になった暁には、ISに乗っている時に女性が強いというのであれば、男はISを装備しなくなるタイミングを、1周間でも1ヶ月でも1年でも待って、操縦者だけを殺すであろう。ISを365日、24時間いつでも装着して睡眠も食事も排泄も必要としない女性がいたならば、話は別だが・・・千冬なら出来そうだな。
ISが生まれて十年と少し。男卑女尊の世界になったとは言え、ここまでひどい物言いは見たことがない。千冬もそう思っているのか、眼光が鋭く生徒達を見つめていた。
なんだろうなぁ。私は、このように男子女子で差別をする世界にするために、空に散ったわけではないのだがなぁ。
「むしろ、私の方がハンデを付けなくていいのか迷うくらいですわ!日本の男子はジョークセンスがあるのね。」
「そうだよ織斑君。ハンデ付けてもらったほうがいいよー。」
こればっかりは悔しいが正論だ。セシリアも専用機持ちである。実力から言えば、ハンデをつけるのは、セリシアのほうであろう。・・・だが。
「男が一度言ったことを覆せるか!なくていい!」
ほう、実力が上の相手によく言った、弟さん。否、織斑一夏。
そうだ、織斑一夏。強者に謙って自分を曲げるようならば、お前はもう日本男子ではない。ただの誇りのないクズだ。
なるほどなるほど、これほど酷い男卑女尊が進んでいるIS学園で、しかも男で「否」と言える織斑一夏は本物の戦人と言えよう。流石、千冬の弟だ。
・・・それであれば、戦人としては先達である私が援護しないでどうするのだ!
「よく言った!織斑一夏ぁ!」
私は普段より低い声色でそう叫び、机を叩きながら勢い良く立ち上がる。そして、ぽかんとするオルコットと一夏を尻目に、鋭い眼光の織斑千冬へと口を開いていた。
「織斑教諭!気が変わりました!先ほどの発言を撤回して私も模擬戦に参加いたします!」
「ほう。そうか。先程は企業を引き合いに出してまで断ったというのに、どういう風の吹き回しだ?」
「簡単なことです。「織斑一夏」の男気に心動かされただけです。」
「あら、貴女、さっきはお逃げになったくせに、今更・・・」
「黙れ。他国の誇りを、戦人の誇りを汚す貴様に言葉を発する権利はない。」
「なっ・・・!貴女!人を小馬鹿にして!」
「我が祖国を小馬鹿にしたセシリア。貴様が言えた台詞ではない。いい加減、その恥ずかしい言葉しか発せない口を閉じたらどうだ!」
私が怒気を含めた言葉を叫ぶと、セシリアは顔を真っ赤にして小刻みに震えていた。そして、私に指を差し、セシリアが口を開こうとしたその瞬間である。
「クハッ・・・フフ!」
千冬がどうやらこらえきれずに吹き出したようだ。獰猛な笑みを添えて私を見ているあたり、千冬も相当キていたんだろうか。
「んんっ。まぁいいだろう。参戦を認めよう。では、模擬戦は次の月曜に第三アリーナで行う。各自それまで準備を怠るなよ。では、日直!」
次の瞬間、千冬は笑みを消してポーカーフェイスで口を開いていた。流石教師。切り替えが早い。
「起立!礼!」
「「「ありがとうございました!」」」
「励めよ、小娘共。」
千冬はそう言いいながら、私にまた獰猛な笑みを向けていた。まぁ、当然であろう。アレだけ日本を邪険にされて、頭に来ない奴はいない。
さて、それはそうとして、これから一週間は忙しくなる。
オルコット・・・否、「敵」の機体データを十二分に収集し、パイロットデータを解析し、相手の癖を分析しなければならない。それに合わせてIS学園のアリーナの地形を記憶し、把握して戦略を立てておかなければ十全な状態では戦えない。更には、セシリアに対抗できるよう、織斑一夏にISの基礎を叩き込む。
私はこれらの準備を、僅か一週間弱で行わなければいけないのだ。
そうだな。まずは織斑教諭と山田教諭に協力を仰いでアリーナを優先的に使用させていただいた上に、同時進行でチーフと篠ノ之束にも協力してセシリアの全てのデータを収集し、戦術と装備を揃える、という感じでいいか。
よし、方針は固まった。見てろよ、男を馬鹿にしたひよっこの餓鬼共。そして日本を馬鹿にした特にイギリスの!そのフザケタ性格を私みずから、叩きなおしてやる。
余談ではあります。
ここだけの話、キャラクターを描く際にキャラクターの基礎として曲を決めております。 例えば、カメコレ級のレ級さんは「時には昔の話を」、自由なエリレさんは「いつでも誰かが」。
IS学園の主人公も、例外なく基礎として曲を決めています。で、ふとISのTVシリーズを見ていたら、その曲とよく似た曲に出会いまして。そいでもって曲名を調べたら驚くことにキャラクター名だったんですね。こりゃ、キャラと絡ませるしか無いという考えに至りました。
◆
オルコット「東国の猿!」
一夏「メシマズがぁ!」
千冬「・・・ずいぶんな喧嘩をふっかけるもんだ。小鳥遊はどう動くものか」
小鳥遊「我が日本帝国を馬鹿にしたかそーかそーか。
我が日本男子を馬鹿にするかそーかそーかぁ・・・。
海軍精神注入棒ちょっと持ってくるわ。容赦はせん。」
温度差こんなもんです。自分の死の瞬間でも相手に怒りを見せなかった主人公が、祖国と男を馬鹿にされたことで、Imperial Japanese Navy時代の精神が奮い立ったようです。果たして、どんな模擬戦を見せることやら。