魔法先生ネギま!破皇龍の転生(旧題転生したのは?) 作:北方守護
その名を麻帆良と言った………
そして、その麻帆良にはもう一つの顔が合った…………
それは魔法使いがいると言う事…………
更に、そこには吸血鬼…… ガイノイド…… 忍者…… 対魔師………
そんな中、また普通の人間とは違う者が居た、その者は………
ある晴れた春の日…………
麻帆良内にあるブティックに一組のカップル?が居た。
「うーん……亜子だったら、コッチが似合うと思うけどな……」
「そうなん?武昭がそう言うんやったら、コレにするわ」
「だったら、レジに行くぞ」
武昭と呼ばれた男性は亜子と呼んだ女性の服を持ってレジに向かったが亜子は慌てた。
「そんなんえぇよ!私の買い物やから、私が払うで?」
「気にするなよ俺がしたいんだからよ。それに、たまには良いだろう………
“彼女”の為に買いたいんだから………」
「か、彼女………そこまで言うんなら……お願いするで……」
亜子にそう言った武昭は頬を染めながらポリポリ掻いており、彼女は顔を真っ赤にして俯いた。
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買い物を終えた二人は通りすがりに合った公園で休んでいた。
「武昭ありがとうな、服買ってくれて」
「気にするなって言ったろ?俺がしたかったんだから……お金はあるんだし」
「それって……【いつもの警備員の仕事の報酬】やろ?」
亜子は不安そうに武昭に聞いた。
「あぁ……そうだ【例の仕事】で貰った奴だ………(俺が、この世界に来てどれ位だろうか?)」
武昭はベンチの背凭れに体を預けると空を見た。
女性の名前は和泉亜子と言い麻帆良学園女子中等部に通う中学一年生で
男性の名前は龍舎武昭(たつびや たけあき)と言い男子中等部に通う中学一年生で………
魔法を使える人間である。
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ここは、麻帆良がある場所とは違う世界………
光も差さない樹々が生い茂る深い森の奥…………
そこには樹々が生えておらず何本かの石柱と一つの祭壇が合った。
そして、その祭壇の傍には白いローブを纏った数人の人間………
祭壇の真ん中には、今よりも少し若い年齢の武昭が手枷と足枷、首輪をされて立っていた。
「ふん、まさかあの様な孤児の少年に【器】の資格が合ったとはな」
「別にいいではないですか?例え、失敗しても悲しむ者などいないのですから」
「では、儀式を始めましょう……」
ローブの者達の数人が何か唱えると周りの石柱が光りだし、それに付随して武昭の足元も光りだした。
そして、その光が何らかの形を作り、暫くすると巨大な龍になった。
「ははっ!見ろ!伝承にありし破皇龍ディストカイゼルドラゴンだ!!」
デ《我を呼び出したのは貴様らか?》
ドラゴンは声を出さずに、その場に居た者達に問い掛けた。
「ああ!我らが、この世界において支配者となる為に呼び出した!!」
「破皇龍よ!お主がこの世界で活動する為の【器】も用意した!」
「その者に宿りて我らに従い給え!!」
《ほう、確かに久方振りに見る【器】か………
確かに、この者がおれば我は、お主らの世界で自由に動く事が出来よう………》
「そうだ!だからこそ《だが………我がお主らの言いなりになると思うのか!!》なっ!?」
《我に言う事を聞かせられるのは我自身だ!お主らの様な下等な種族になど従うものか!!》
ドラゴンが炎を吐くと祭壇に居た武昭以外の者達が燃え尽きて命を落とした。
《ふん……我を従わせようなど出来る筈がなかろう………では、お主の体を貰うとしよう
ん?お主は何故、泣いておるのじゃ?》
ドラゴンは武昭が泣いている事に気付いた。
「俺は………生まれた時から一人だった………そして、周りの人達にも迫害されてきたんだ……
そんな俺が死ぬ前に何らかの役に立てるんだ……そう思うと自然と涙が出て来たんだ……」
《ならば、お主は我に、その体を捧げると言うのか?(この様な人間は初めて会った)》
「ドラゴン………俺の体なら幾らでも使ってくれ………」
《そうか……ならば、ありがたく使わせてもらうとしよう》
ドラゴンが何らかの呪文を唱えると祭壇が再び光り出し収まった時には武昭しかいなかった。
《どうだ?体に不具合は無いか?》
「えっ?今の声は………ドラゴン?けど、どこからだ………」
《我はお主の体の中だ……今まで我を呼び出した者達は
我を恐怖や権威の象徴と言った目でしか見てこなかった………だが、お主は違った……
我の為に涙を流した者など初めて見たのだ………
だから、我はお主の体に宿り共に生きる事にしたのだ………》
「ドラゴン……本当に、それで良いのか?」
《我が自分で決めた事だ………後悔などするくらいなら最初から宿ろうとはせん》
「そっか………ありがとうなディス」
《ん?ディスとは我の事か?》
「あぁ、いつまでもドラゴンなんて呼ぶ訳にもいかないからな、もし嫌ならやめるけど?」
《ハハッ、我をその様に呼ぶ者も初めてだ。お主が呼びたいなら好きに呼ぶが良い
所で、お主の名前はなんだ?》
「俺の名前はタケアキだ。気が付いた時には名乗ってた感じだ」
《そうか、では我もタケアキと呼ばせてもらおう、これからよろしくな》
「あぁ、こっちこそよろしくなディス」
《それでタケアキに一つ提案があるのだが、違う世界に行く気は無いか?》
「違う世界って、どういう事だ?」
タケアキが尋ねるとディスが説明した。
その説明によるとディスは長い間生きている為、あらゆる魔法を会得していて、
その中に異世界へ行く魔法があるとの事だった。
だが、その魔法は多量の魔力を使い、どの様な世界に行くかはわからなかった。
「だったら、違う世界に行くよ」
《本当に良いのか?失敗すれば、どうなるか分からないんだぞ?》
「構わないよ、一度は捨てた命だ、どうなろうとも関係ない」
《ふっ、さすが我が初めて認めた者だ、では行くとしよう!》
ディスが呪文を唱えると足元に魔法陣が浮かび光り輝くとタケアキの体が光にのまれていき
光が消えたと同時にタケアキの姿が無かった。
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龍舎 武昭(たつびや たけあき)
登場時 中学一年生 身長 170cm 体重 56kg 髪・瞳 共に漆黒
所属 麻帆良男子中等部1年A組
戦闘方式 魔法を体や武器に纏わせて戦う。苦手距離が無い為、警備する相手によって変える事が可能。
麻帆良とは違う世界の魔法を使う為、始動キーと呼ばれる物が無い。
破皇龍 ディストカイゼルドラゴン 異世界において古から伝承されているドラゴン。
長い間生きているので様々な魔法を使える。
とりあえずは、こんな所です。
新しい作品ですが皆さん楽しんでください。
それでは、次話をお待ちください。