魔法先生ネギま!破皇龍の転生(旧題転生したのは?) 作:北方守護
武昭が亜子の繋がりでアキラ、裕奈と知り合いになって暫く経ったある日の夜……
「ふぅ………話には聞いてたけど、侵入者がたくさんだな」
〔だが、我の力を宿す武昭の相手ではないな〕
麻帆良に入って来てた魔物達を始末していた武昭がディスと話していた。
「まぁ 倒せば倒した分だけ金にはなるからな」
〔そうだな、金という物は合って困る物ではないからな〕
「ディスの言う通りだな……ん? この気配は……」
「あっ、武昭だ」
「こんな時間に何してるん?」
「余り、遅い時間に歩いてたら危ないよ」
魔物退治を終えた武昭が帰ろうとした時に荷物を持った亜子と裕奈、アキラがいた。
「あぁー それは、ちょっとした用事があったんだ………それよりも皆こそ、どうしたんだ?」
「私はお父さんの部屋の片付けをしてたんだ」
「お父さんの部屋の片付けって?」
「裕奈のお父さんは麻帆良で先生をしてるんや」
「それで今日は私達が片付けを手伝ってたの」
「そうなんだ……ちょうど用事も済んだから送ってくよ」
「そんなんええよ、武昭とは行く場所が違うんやし」
「それに、私達の帰る所はすぐそこだから」
「うん、私達に構わないで武昭君も帰った方が良いよ」
「そうは言うけど………〔武昭!気を付けろ!!〕〔ディス!どうしたんだ!!〕」
武昭が亜子達と話してるとディスが心の中から注意を促した。
「チッ!皆は早く、離れるんだ!!」
「武昭? 急にどうしたの?」
「話してる暇は無い!」
「何かわからないけど、ここは言う事を聞いた方が良いかも……亜子!?」
「え? どうしたんアキ……ガハッ……な、何や………」
アキラが武昭の言う通りにしようと声を掛けた時に亜子の後ろに魔物がいて、その手で胸を貫いた。
「亜子! テメェ!何してんやがんだよ!! 大丈夫か!亜子!?」
魔物に気づいた武昭が魔物を蹴り飛ばすと同時に亜子を助けると裕奈達に渡した。
「亜子!亜子!」
「ねぇ、一体あの化物は何なの?」
「悪いが、その話は後にしてくれ……今はコイツらの始末が先だ……」
武昭が言うと周りに多数の魔物達が姿を見せた。
「こんなにたくさん?………早く逃げようよ!?」
「けど、どうやって?………武昭……君?」
「悪いな……俺がもっと早く皆を帰してれば、こうはならなかったんだ………」
声を掛けたアキラは武昭の様子が変わった事に気付いた。
「皆は俺が守る……そして、亜子も助けてみせる」
「けど、こんな奴等なんか、どうしたら……危ない!」
「こんな奴等位なら問題無い………“俺の本当の力”を使えばな………
〔ディス……亜子達に防御結界を張ってくれ〕」
〔あぁ……だが、武昭は良いのか? 我の力を使って?〕
「構うもんか………目の前の皆を守る為なら……俺は………」
〔武昭……そうか、お前がそう言うのなら我は、もう何も言わん………〕
「武昭……この光の壁は………それに、その腕………」
裕奈が武昭を見ると両腕が黒い鱗に覆われていて、まるで龍の様だった。
「俺は、ちょっと変わってるんだよ………
この世に迷い出た者達よ我が力にて、生まれ出ずる世界へ帰してやろう!」
武昭は魔物達に向かった。
「あれが本当に………武昭君?」
「あんなの………見た事無いよ………」
アキラと裕奈は魔物達と戦う武昭を見て信じられないと言った表情を見せた。
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それから暫くして………
「これで………終わりだな………」
〔あぁ、もう魔物達の気配は感じないぞ〕
武昭が魔物達を全て倒すと亜子達の所に向かった。
「皆、大丈夫だったか?」
「う、うん……大丈夫だよ……」
「けど、亜子の具合が………」
「安心しろ………俺がいれば大丈夫だ……〔ディス……〕」
〔我の事など気にするな……武昭がやりたい事をすると良い〕
「〔ありがとう、ディス〕裕奈、アキラこれから俺がする事を見ても驚かないでくれ」
「う、うん……分かったよ……」
「じゃあ………行く……か!」
「武昭!?何をしてるの!!」
アキラは武昭が自分の左腕の爪で右腕を切り裂いた事に驚いた。
「これ位なら………平気だよ……それよりも見てみろ」
「嘘……亜子の傷が………」
武昭が出血する右腕を亜子に翳して血をかけると亜子の傷が塞がった。
「これで外傷は塞がったな……あとは亜子、聞こえるか?」
「武……昭?………私………」
「聞こえてるなら、これを飲むんだ……」
「うん……ゲホッ!ゴホッ!ゴホッ!」
「苦しいのはわかる………けど無理をしてでも飲んでくれ……」
武昭の言葉を聞いた亜子は無理をしながらも“ソレ”を飲んだ。