魔法先生ネギま!破皇龍の転生(旧題転生したのは?) 作:北方守護
武昭が亜子に自分の血を飲ましてから数分後………
「うん……アキラ?……裕奈………」
「亜子?……良かった!」
「ねぇ……武昭はさっき亜子に何をしたの?」
亜子の傷が完治したのを見たアキラは抱きついて、裕奈は武昭に事情を聞いた。
「簡単だよ……亜子の中に合った魔族の瘴気を浄化したんだ……
俺の血には、それだけの力があるからな……」
「魔族の反応があったから来てみたんだけど………
ちょっと、コレはまずい状況かな?」
声のした方を見ると高畑が気まずそうに頭を掻いていた。
「高畑先生?なんでここに……」
「うーん……それを含めて話したい事があるから僕についてきてくれるかな?」
「皆、悪いけどここは高畑先生に従ってくれ」
「私はええよ、武昭に助けられたんやから」
「私も……何があったのか………」
「私だって同じだよ!」
「じゃあ、来てくれ………」
高畑は武昭達を連れて、その場を離れた。
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高畑に連れて来られた場所は学園長室だった。
「学園長先生、高畑ですけど 連れてきました」
〔うむ、入って良いぞ〕
返答があったので入ると学園長ともう一人男性がいたが武昭は分からず女子達には見覚えがあった。
「えっ?お父さん………」
「あぁ、そうだよ裕奈」
「なぁアキラ……この人が、さっき話してた裕奈の父親なのか?」
「うん………魔帆良の敷地内にある大学で教授をしてるんだ……けど……」
「ここに居るって事は裕奈の父親も
ですよね、学園長先生、高畑先生」
「うむ、彼の言う通りじゃ……実は……」
学園長は自分達の事について話し出した。
話し終えてしばらくの間静かな空間が広がっていたが……
「学園長先生……じゃあ武昭君の、あの身体は……」
「それに関しては武昭君本人に聞くと良いじゃろう……
それに遅くなりそうじゃから、もう帰ると良い……明石君送って行きなさい」
「はい、ありがとうございます学園長先生……」
明石教授は学園長に頭を下げると子供達を連れて学園長室を出て行った。
「ふぅ……まさか、あの娘達が、あの様な事になるとはのう……」
「それに彼女たちは龍舎君の事を受け入れてくれるでしょうか?……」
「もし、拒絶したとしても……儂等だけは味方でいようでは無いか……」
「はい、私達があの少年にあの様な事をさせてるのですから……」
学園長室で学園長と高畑が話していた。
一方……
「明石教授、亜子とアキラは俺が送って行きます……」
「あぁ、すまないね龍舎君……今日は娘とその友達を助けてくれて、ありがとう……」
「俺みたいなガキに頭を下げないでください……
「武昭、それって……」
「裕奈、今日はここまでは詳しい話は今度にしてくれ……」
武昭は裕奈を送るとアキラと亜子と一緒に帰った。
「ほら、裕奈……家に入るんだ……」
「お父さん……お父さんは武昭の事を知ってたの?」
「あぁ……けど詳しい事情は僕も知らないんだ……」
「そうなんだ……(なんで武昭は、あんなに悲しい顔をしてたんだろ……)」
自室に入った裕奈は武昭の事を考えていた。
アキラと亜子を送っていた武昭は2人から問い詰められていた。
「ねぇ……武昭君て……何者なの?」
「ん?何者って、どういう事?」
「私達が、あの魔物に襲われてた時に武昭の両手が龍みたいに変化してたの……」
「……簡単だよ……俺は体内に……
「え?……それって……どういう事なん……?」
武昭はアキラと亜子に自分の事を話して、それを聞いた2人は泣いていた。
「そうだったんや……けど、なんで武昭なん!?」
「さぁな……俺には家族と呼ばれる人達が居なかった……そして、儀式を行う人達に連れられてディスに会ったんだ」
《ふむ……その者達は我を利用しようとしていた……その時に器としての武昭に出会い、今に至るのだ》
「ねぇ……今、武昭君とは違う声が聞こえたけど……」
「あぁ、今のが俺の中にいるディスだ」
《元の世界では破皇龍と呼ばれており、その力は世界を破壊すると伝承されていた》
「えっ!?そんな危ないのが武昭君の中に入ってるんか!?」
「安心しろ、ディスは俺の中にいる限り、滅ぼす様な事はしないよ」
《それに、今の我は武昭と一体化してるから武昭が命を落とす事があれば我も命を落とす事になるのだ》
「そうなんだ……良かった……」
「さてと、悪いけど、俺はもう寝させてもらうよ」
「そうやな、もう時間も時間やし」
3人は、それぞれの寝床についた。