②この作品はμ'sのメンバーがスクールアイドルグループを結成しなかった世界のお話です。
③この話はオリキャラが含まれます。
それではお楽しみ下さい。
第10話 眠れる花、目醒めの時 後編
海未「私は忠告しましたよね?次会うときは手加減せず落としに来ると。」
穂乃果「海未ちゃん!なんでこんなことするの?」
海未「それは私の願いのためです。それを成し遂げるためだけに、私は上の者従い戦う。」
穂乃果「そんなことしなくても、願いを叶える方法があるはずだよ!もうやめてよ!海未ちゃんっ!!」
海未「あなたに私の何がわかるというのですかっ!!」
穂乃果「⁈」
海未ちゃんの剣幕に思わず身をすくめる。
海未「あなたこそ、なんのためにμ'sに乗ってるのです?なんであなたは、なんのために戦っているのです?」
穂乃果「海未ちゃん…。」
海未「その程度の覚悟なら…私はあなたを討ちますっ!!」
穂乃果「私は…。」
白夜が対艦刀降った。
私はもう…ダメなのかな…。
私は何もわからないまま、本当の自分のことを知らないまま…終わっちゃうのかな…。
視界がだんだん暗くなってきた…。
ーー穂乃果ちゃん。
…あれ?
私の名前を呼んでる声が聞こえる。
穂乃果「あなたは…誰?」
ーー私は…、μ's。
今はあなたの心の中にしか話せないの。
穂乃果「あなたが…μ's?てことは、意志があるってホントだったんだ…。」
ーー正確には違うかな。私はμ'sの意志と密接にリンクしてる者、いわば代行者みたいなものなの。
穂乃果「代行者…。」
穂乃果「よくわからないけど…」
穂乃果「けどね、なんだかとっても懐かしい気持ちがするの。私、多分、あなたに会ったことが…いや、私にとってとっても大切な人だった気がするの!」
ーーありがとう。穂乃果ちゃん。
今はその気持ちだけで十分だよ。
ーーあなたの想いに私も応えるよ。
ーー大切な人たちを守るために、私も穂乃果ちゃんの…
ーー剣と盾になるよ…。
その声は次第に小さくなり、また視界が真っ暗になった。
穂乃果「……。そうだ…。私はまだ負けてない。負けていられない。
大切な人を…私たちの想いを守るために私は…!」
穂乃果「戦うっ!!!」
ーーピキィィィンッ!!
ヘリオスの目が私の想いに応えるかのように光った。
頭の中に次から次へと何かが入ってくるような感じがする。
でもこの感覚…、私、覚えがある!
穂乃果「翔ちゃん。今、私がなんとかするからね!」
翔「穂乃果…?」
私はコクピットにあるキーボードを取り出し、
穂乃果「システム改変、OSコード1195752タカサキから、8355672コウサカに移行。μ'sシステム、ニュートラルリンクゲージ・ネットワークをOSコウサカに再構築……。」
ーーカタカタカタカタ……。
入力信号のように次々に頭の中に入ってくるものを、出力を出すかのように早口で小言でつぶやきしつつ、
しかしそれに負けないくらい、素早くキーを打つ。まるで自分の中に別の人格が芽生えたかのように。
前にいる翔ちゃんも、驚きのあまり唖然としている。
穂乃果「オペレーション全制御をビハインドコクピットに移行確認。運動ルーチン接続、システムオンライン、ブーストラップ起動!!」
穂乃果「私、やる!やるったら…」
穂乃果「やるっ!!!」
するとヘリオスが…、
ーードゥウィィィインッ!!!
オレンジ色の装甲が光り出し、
まるで太陽のように輝いた。
さらに、切断や破損されたはずの部位が次々に元の修復されてくる…!
海未「こ、これは…!」
真姫「なにこれ!イミワカンナイ!」
海未「こんなこと…。ふざけないでください!!穂乃果っ…!」
ーービュン!ビュンビュンビュンッ!
白夜は、増殖し終えて本体が戻ってきたブーメランを再び投げる。
穂乃果「…やれるね?ヘリオス!」
ーービキィィン!
ヘリオスの目が光り、再び増殖を始めたブーメランに当たる瞬間…、
ーーヒュンッ!
ヘリオスはオレンジ色の粒子を残し、
消えた。
海未「……⁉︎消えた⁈そんなバカな!」
穂乃果「海未ちゃん。ここだよ。」
海未「⁈」
ーーザシュザシュザシュッ!!!
白夜の頭部・胸部・脚部のコクピット以外のすべてが一瞬にして切断された。
海未「そんな…!きゃあああ!!!」
白夜は機体の破損による激しい爆発に襲われ、システムがダウンした。
凛「す、すごいにゃー…。」
真姫「感心してる場合?凛!」
真姫「せめてシャドーだけでも持ち帰って離脱を…!」
花陽「そうは……、」
花陽「させませんっ!!」
凛「⁈かよちん⁈」
花陽「シフル!全アーマーを…、」
花陽「パージッ!!!」
ーーガチャン!!
アーマーを解除されたその姿は、図体の大きかったシフルとは全く異なっていた。ただ、全身がエメラルドのように輝き、両手に噴射口のようなものが見えた。
凛「なに…これ…。」
真姫「…さっきはビーム効かなかったけど、パージされた状態なら…!」
ーープシュオゥンッ!
ロゼルはシフルに向けてビームスナイパーライフルを撃った。
ーーキィィンッ!
しかし、弾く音とともにシフルはビームを無力化した。
花陽「凛ちゃん、真姫ちゃん…。そんなもので人を傷つけることは…、」
花陽「罪だよっ!!」
花陽「シフルゲート33番、45番、52番、解放!!」
花陽ちゃんのその叫びとともに、複数のエメラルド色の粒子の渦がシュヴァルツ・グレンの近くに発生し…、
ーープシュオゥンッ!
ーープシュオゥンッ!
ーープシュオゥンッ!
さっきロゼルが発射したビームとそっくりのビームが、発生した複数の渦の中から次々に放出される。
ーーバババババンッ!!
里奈「いやぁ!真姫ちゃーん!!」
ーーバーンッ!
激しい爆発とともにシュヴァルツは粉砕した。
真姫「里奈ーーーッ!」
凛「かーよちーんっ!」
ガーディルが再び四足獣型に変形し、シフル突撃しようとする。
すると今度はシフルの脚部付近にエメラルド色の粒子の渦が発生した。
花陽「シフルゲート!8番解放!」
ーーシュン!!
一瞬にしてシフルが渦にのまれた。
凛「あれ?消えた?」
真姫「…!わかったわ!これはまさか…!」
今度はロゼルの目の前に渦が発生した。
真姫「μ'sシフルの能力、空間転移っ!」
その渦からシフルが出現してきた。
花陽「たあああぁぁ!!」
蓮「真姫様!危ない!」
ーーガシッ!!
ヴァイスがロゼルをかばい、シフルに両手で掴まれた。
花陽「にこちゃんを返してーー!!」
ーーチュイィィン!ヴァーーーーンッ!!!
シフルの両手にある噴射口から勢いよく太いビームが発射された!
真姫「蓮ーー!!」
ヴァイスはそのビームにより一瞬にして塵と化した。
希「あっちゃー…、3機も撃墜されてちゃったかー…。」
希「真姫ちゃん、凛ちゃん、撤退や。」
凛「…了解だにゃ。」
真姫「まだよ!まだ私はやれるわ!」
希「撤退は絶対や。それとも真姫ちゃんもあんな風にされたいん?頭のいい真姫ちゃんならわかるはずやん?」
真姫「……。わかったわ。」
ロゼルとガーディルはシャドーを残し、戦場から離脱した。
第10話to be contenued
どうもハイネ1021です!
いかがだったでしょうか?
こっちは後編です。
2機の覚醒振りはすごかったですねw
海未ちゃんはコクピットは破壊されず生きてるので
ご安心を(笑)
誤字・脱字等ありましたら指摘していただけると嬉しいです。
それでは次回もお楽しみに!