ラブライブ!〜only desire〜   作:ハイネ1021

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*注意
①この作品はSF要素が含まれています。
②この作品はμ'sのメンバーがスクールアイドルグループを結成しなかった世界のお話です。
③この話はオリキャラが含まれます。
それではお楽しみ下さい。



第14話 契りの代償

穂乃果「拒絶…?」

翔「そうだ。もうヘリオスは俺の言うことを聞かない。」

 

穂乃果「え…、それじゃあ…。」

 

翔「うん、ヘリオスのパイロットは穂乃果だけってことになる。」

 

穂乃果「でもなんで…?」

 

翔「…僕にもわからない。」

 

翔ちゃんはそう言ってうつむいた。

その瞳の奥は何かを知っているようだった。

 

穂乃果「そうなんだ…。」

私のせいなのかもしれない。

あんなこと想ってしまったから。

でもそうおもわずにはいられなかった。

 

もう誰にも迷惑をかけちゃいけないんだ。誰の手も借りず自分の力で、倒さなくちゃ。希ちゃんを。

そうでないと…。

 

穂乃果「翔ちゃん…、ごめん…ッ!!」

 

希ちゃんに翔ちゃんを盗られるから。

 

私はコクピットから出てしまった。

 

翔「穂乃果っ!!」

 

絵里「拒絶、これで2度目ね。」

 

翔「…ああ。」

 

絵里「翔くん、これからどうするつもり?」

 

翔「女神に振られたくらいで俺はパイロットを降りるつもりはない。」

翔「僕は…いや、」

 

翔「俺たちは一心同体だからな。」

 

絵里「ふふっ、流石ね。翔くんは穂乃果のこと好きなのね。」

 

翔「なっ、いきなり何言ってるんだよっ!」

 

絵里「あら、図星かしら。」

 

翔「…そうだよ。俺は穂乃果が好きだ。だから俺が穂乃果のことを守ってあげなきゃいけない。絶対に。」

 

絵里「そうね。でもあなたも無茶しちゃダメよ?穂乃果が…いや、みんなが悲しむから。」

 

翔「…そうだね。でももしものことがあったら…。」

 

絵里「ん?」

 

翔「いや…なんでもない。僕もそろそろ上がるよ。」

 

絵里「そう。わかったわ。おつかれ。」

 

翔ちゃんは部屋から出て行った。

 

 

 

ーーガチャガチャガチャガチャ。

穂乃果「………。」

戦闘のシュミレーションテスト。

なんだかいつもと感覚が違う。

すべてのもの透き通って見える。そんな感覚。

 

ーービンッ!オツカレサマデシタ。

機械の音声とともに、モニターには

射撃・格闘・回避・撃破数のスコアの評価がSと表示されていた。

 

花陽「ぜ、全部Sランク…!信じられませんっ!」

 

にこ「穂乃果…どうしたのよそのスコア⁈」

 

穂乃果「…まだ足りない。」

 

花陽「え?」

 

にこ「足りないってどういうことよ?」

 

穂乃果「こんなんじゃ希ちゃんには勝てない。」

 

にこ「…なんでそんなに希に拘ってるのよ。」

 

穂乃果「…負けたくないから。」

 

にこ「よくわかんないけどあんたのその焦り、危ない予感しかしないわ。」

 

焦ってる…?私が?

 

にこ「だって今のあなた、南ことりとそっくりだもの。」

 

穂乃果「それってどういう…。」

 

私が言いかけたそのとき、

 

ーーヴィーン!ヴィーン!!

突然、警告音が鳴りだした。

 

亜莉紗「穂乃果さん、にこさん、花陽さん、絵里さん出撃準備お願いします。高崎さんはしばらく待機よろしくです。」

 

艦内に亜莉紗ちゃんのアナウンスが流れた。

 

にこ「話は後よ、出撃するわよ。」

 

穂乃果「うん。」

 

私たちはコクピットに乗った。

 

穂乃果「しょうちゃ……、あっ…。」

 

いつも後ろにいるはずの翔ちゃんがいないことに気づいた。

 

そうだ。もう彼の力に頼らないで戦うって決めたんだ。

 

穂乃果「高坂穂乃果、ヘリオス。いきます。」

 

にこ「矢澤にこ、ビシャドー。出るわよぉ!」

 

花陽「こ、小泉花陽、シフル。いきますっ!」

 

絵里「絢瀬絵里、バローニャ。出るわ!」

 

 

ーービュン!!

4機が出撃した。

 

ーーピピピッ!

さっそく希ちゃんの機体を捕捉した。

 

希「また会えたね、穂乃果ちゃん♪」

 

穂乃果「希ちゃんっ!!」

 

ーーバンッ!バンッ!

私は希ちゃんに向けてビームライフルを撃った。

 

???「希、下がってて下さい。」

 

その瞬間、ビームが真っ二つに両断された。

 

穂乃果「その声は…。」

 

海未「もう一度勝負です、穂乃果。」

 

白夜が改修された機体が目の前にいた。

 

穂乃果「…どいてよ、海未ちゃん。」

 

海未「嫌です。私は今、あなたにリベンジするためにここにいるのですから。」

 

穂乃果「わかった。じゃあすぐにどいてもらうよ。力ずくでもねっ!!」

 

ヘリオスはビームサーベルを引き抜き、白夜に突撃した。

 

ーービシィィ!!

 

海未「甘いですね、穂乃果。その程度で私に勝とうなど…、」

 

海未「思わないで下さいよっ!!」

 

お互いに剣を交わらせていたが、白夜の剣が突然すり抜けるように消えた。

 

そして同時にヘリオスの胸部に斬撃が命中する。

 

穂乃果「きゃあああ!!」

 

海未「どうです?強くなったでしょう?」

 

穂乃果「海未ちゃん…。」

 

絵里「穂乃果!大丈夫⁈」

 

穂乃果「直撃ではないから大丈夫だよ、絵里ちゃん。」

 

穂乃果「海未ちゃん、もうやめよ?

私、もうこんなことしたくないの!」

 

花陽「そうです!もうこれ以上みんなが傷つくのは嫌です!」

 

海未「あなたにする気がなくても私にはあります。なので落とすしかないでしょう。」

 

凛「かよちんは優しいね。でも、もう止められない。どっちかが尽きるまでは。」

 

真姫「そうよ。私たちにはもうそれしか方法がないもの。」

 

希「よう言った真姫ちゃん!

ほないくで〜、ファンネルッ!!」

 

ーーバシュバシュバシュ!!

 

遠隔操作のビームが私たちに襲いかかる。

 

花陽「シ、シールドピット展開っ!」

 

シフルのシールドピットが、

ヴィーナスのファンネルのビームから味方の機体を守った。

 

希「へぇ、やるやん花陽ちゃん。」

 

海未「ですが!」

 

白夜がヘリオスに急接近してきた。

接近戦でまたすり抜ける剣を振られたら…でも避けるだけの時間もなければ中距離戦闘でも敵の的にされるだけ。

どうすればいい…?

 

絵里「たああああ!!」

 

ーービシィィィ!!

バローニャのビームサーベルと白夜の対艦刀が刃を交わした。

 

絵里「久しぶりね、海未。前はよくこうしてあなたと特訓してたわ。」

 

海未「絵里!邪魔しないで下さい!

いくらあなたでも切りますよ!」

 

絵里「切れるものなら…切ってみなさいっ!バローニャ、スキルバニッシュシステムッ!!」

 

海未「はっ⁈剣がすり抜けない…。これが希の言ってた…。」

 

絵里「穂乃果っ!」

 

穂乃果「はいぃっ!」

 

絵里「もっと仲間を頼りなさい。あなたは一人じゃないわ。」

 

絵里「それともそんなに私たちのことが頼りないかしら?」

 

穂乃果「そ、そんなことない…!」

 

穂乃果「……ごめん。私一人で戦った気がする。もう誰にも頼っちゃいけないって。」

 

にこ「そんな寝言吐くのは後にしなさい。」

 

真姫「にこちゃんっ!!」

 

ーープシュゥンッ!!

遠距離射撃が割って入ってきた。

おそらくローゼルのものだろう。

 

にこ「この人数の中で狙撃はキツいわね…。」

 

真姫「今度は外さないわ。」

 

にこ「させない!」

 

希「おっと、何処にいくつもり?」

 

確かに複数人を相手にしてる中だと隙が生まれやすい。そこを狙われたら…。

凛「よそ見は禁物だにゃー!」

 

穂乃果「うっ…!」

 

真姫「でかしたわ、凛。いくわよ!」

 

スナイパーライフルの照準をヘリオスに合わせ、収束撃ちの態勢に入った。

 

真姫「終わりね、穂乃果。」

 

ローゼルが撃とうとしたその瞬間、

 

ーー バーーーーンッッ!!!

ローゼルの目の前で爆発音がした。

 

真姫「……⁈」

 

爆発音が鳴ったところには破損したスナイパーライフルがあった。

 

真姫「何よこれ、イミワカンナイ!」

 

穂乃果「あれは狙撃…?だとしたら一体どこから?」

 

あたりを見渡してみると…いた。

あれは…!

 

翔「間一髪だね、穂乃果。」

 

穂乃果「翔ちゃん!」

 

あの機体は見覚えがある。確か量産機のルシファー。

それが今回は所々カスタマイズされている。その一つが狙撃用スナイパーライフルというわけだ。

 

海未「向こう側にも狙撃手が現れましたか。ではそろそろいかせてもらいます!」

 

絵里「無駄よ、あなたのμ'sは私のバローニャが封じているわ。」

 

海未「ふふっ、μ'sは…ですか。」

 

海未「ならそれ以外ならどうなのでしょうかね?」

 

絵里「何がいいたいのかし……うっ!」

 

ーービシィィィ!!!

絵里ちゃんが言ってる一瞬の間に、

バローニャの背部に斬撃の音が轟いていた。

 

海未「もう実力が違うのですよ。私とあなたでは。」

 

花陽「あの絵里ちゃんが背中を取られたなんて…。」

 

絵里「くっ…まだよっ!…あれ、動かないわ…。」

 

海未「この対艦刀にはちょっとした細工を組み込んでましてね、当たると激しい衝撃波を与えます。そのため硬直状態になるのでしばらく機体は動きません。」

 

絵里「やるじゃない、もうお手上げよ。」

 

海未「あなたは生かしといてあげます。私が討つのはあくまで穂乃果ですから。」

 

絵里「海未っ!!」

 

にこ「させないわよ!」

 

海未「邪魔です。」

 

にこ「は、速いっ…!」

 

花陽「ニコちゃんっ!?」

 

希「人のこと心配してる場合?花陽ちゃん。」

 

花陽「うぐっ…。これ以上は…っ!」

 

希「ふふっ、これでもう…。」

 

私だけ…!

気づけばもう3機に囲まれていた。

 

でもみんなが立て直せるまでの時間は稼げる。

海未ちゃんからなるべく距離をおき、逆に希ちゃんには接近戦を持ちかければ…!

 

海未「甘いですね。そんな考えでは私には勝てませんよ。」

 

対艦刀が変形した。

 

海未「受けなさい、アローシュート!」

 

花陽「シールドピットッ!!」

 

海未「無駄です。」

 

ーーバリバリバリ!!

シフルが展開したシールドピットの透明の障壁が燃え盛る矢により砕けた。

そして狙い先は私、ヘリオスだった。

 

ああ、もう私ダメみたい…。

ごめんね、翔ちゃん。

 

その時だった。

私の目の前に黒い影が現れた。

 

ーービシィィィィ!!

そしてその黒い影はシールドで私を海未ちゃんの矢からかばった。

その姿の正体はルシファーだった。

 

穂乃果「えっ…。翔…ちゃん?」

 

翔「ははっ。ごめん、来ちゃった。」

 

穂乃果「…バカ。バカバカバカ!なんで私を守ったのっ!?」

 

翔「約束したはずだ。絶対に君を死なせないって。」

 

穂乃果「そんな…、嫌だよ…っ!あなたがいなきゃ私…っ、ダメだよぉ!!」

 

翔「ごめん。でも大丈夫。僕がいなくても穂乃果はもうひとりじゃないから。」

 

穂乃果「そんなことない!

誰よりも愛してるのに!

ずっとずっと一緒にいたいのに!

お別れなんて嫌だよぉ…!

置いていかないでよ!

一心同体って言ったじゃない!」

 

翔「…ありがとう。僕も……。」

 

ーーバアァァァァァァンッ!!!

ルシファーが矢に貫かれ大破した。

 

穂乃果「翔ちゃぁぁぁんっ!!!うああああああああん!!」

 

 

to be comtenued

 

 




どうも!ハイネ1021です!
またしても久々の投稿な気がします(笑)
海未ちゃんが強くなって帰ってきました!
ちなみにまだラブはシュートできない模様です。(笑)

翔ちゃんが…。(泣)
次回から僕乃果がどうなってしまうのかが見どころです。
そして遂にあの子が戦場に舞い降りる!
果たしてこの戦いの先には何があるのだろうか?
次回もお楽しみに!
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