①この作品はSF要素が含まれています。
②この作品はμ'sのメンバーがスクールアイドルグループを結成しなかった世界のお話です。
③この話はオリキャラが含まれます。
それではお楽しみ下さい。
私の目にうつるのは粉々に大破されたルシファーの姿だった。
目の前にある現実を私は理解できない、いや、したくなんてなかった。
どうして翔ちゃんが死ななきゃいけないの?
私はただそれだけを自身に問い続けた。
私だけではないようで、まわりのみんなも凍りついたかのように動かない。
ただ一人を除いては…。
希「……っふふふ…、ふははははっ!翔ちゃんが死んじゃった、確かにこれでもう、ウチはあの人のことを想わずに済むわけや。」
海未「希……?」
希「言い換えればウチの望みは壊されたんや。そう、誰かさんのせいでなぁ…。」
希「なぁ!!ウチの大事な人を殺した園田海未ちゃん…っ!!?」
海未「希!落ち着いてくださいっ!相手を間違ってませんかっ!?」
希「相手を間違えてるのはオマエの方やっ!!翔ちゃんを討てとは一言も言わなかったやろ?!!」
海未「仕方ないでしょう?向こうから勝手に出て来て穂乃果をかばってきたわけですし。」
海未「それともなんです?あなたはそんな生温い覚悟でこの戦場にいるのですか?」
希「……。」
海未「怒りを鎮めて…、いえ、その怒りをぶつけるべきものがいます。」
海未「現在、ほとんどのパイロットが疲弊してまともに戦えないでしょう。今私たち2人がかりでなら、オトノキ勢力叩くのも十分可能です。
栄華を極めるのも、ここで共倒れするのも、あなたの行動次第です。さて、どうしますか?希。」
希「…キミを沈めるのは後にしよう。」
希「確かにウチの目が曇ってたみたいやな。先に殺らなきゃいけないのは、」
希「高坂穂乃果。」
海未「行きましょう。今日こそ落とします。」
ヴィーナスて白夜が一気に私の方に近づいてくる。
昔から変わらないなぁ海未ちゃんは。
ほんとに人の気持ちを抑えるのが得意。でも家のことと私に対しては全然気持ちを抑えられないところも、相変わらずだなぁ。
私の昔の記憶がそう言った。
もう1人の私はそんな思い出まであるのか、なんかずるいな。他にもことりちゃんとの思い出もたくさんあるんだろうね。
…でも今の私にだって、
大切な思い出が一つだけあるんだ。
それは…、
ーー私があの日あの場所で翔ちゃん…
ーーあなたと、出会えたこと。
すると突然、私の脳裏に「歌」が横切った。初めて聞くはずなのに、
なんだかとても…懐かしい。
〜〜♪
風が呼んでる樹が騒いだ
桜色踊る季節
思い出がまたひらひら
ああ、舞い降りて
出会いの日を思い出すの
最初から熱く強く
始まりの胸騒ぎ 感じ続けていたよね
約束しましょういつかは
離れ離れになっても
再びここで見つめ合えば
美しい花咲き誇るーーー
「「ーーsome day of my life」」
ーー 2人の「私」が重なった………。
海未「穂乃果ああああ!!!」
白夜が対艦刀を振り下ろそうとした。
その時…!
ーーバシバシバシッ!!!
天から降り注いだ複数のビームが白夜を襲う。
海未「?!これは一体…!?」
空を見上げると黒い影がこちら側に急降下して近づいてきている。しかもとてつもない速さで。
海未「くっ…!いい加減に…!!」
ーーズバンッ!!!
海未ちゃんが言いかける頃には白夜の片腕は切り落とされていた。
海未「は…っ!今何が起きたのです?!」
私の目の前には純白の翼を持った、白銀の機体がいた。
???「ただいま、『穂乃果ちゃん』」
穂乃果「その声は……!!」
昔にたくさん聞いた懐かしい声。
そしてある日突然いなくなった声の主。
そう、だって彼女はもう…。
でもなんで…。
希「ウソや…。なんで…なんで織姫が…、大破されたはずのμ'sシリーズNO.1の機体がここにおるんや?!」
海未「あれが…織姫…。μ'sシリーズの原点にして最強の機体。」
希「だとしたら、パイロットは…まさか…。」
穂乃果「南…ことり。ことりちゃんなの??」
ことり「うんっ♪」
間違いない。あれは南ことり…ことりちゃんだ。
私の代わりに『運命』を背負ってくれた大切な友達。
でも結局、私もその歯車に巻き込まれちゃったわけだけど。
穂乃果「ことりちゃん!私…っ!!」
ことり「穂乃果ちゃん、その話は後にしよう。もう一機、野蛮な娘がいるみたいだから。」
希「ん〜?、野蛮なのはどっちなん、亡霊さん?」
ことり「希ちゃんも久しぶりだね〜。
でも…穂乃果ちゃんを傷つける人は…ことりが容赦しないよっ!!」
希「がっかりさせんでくれよ〜伝説のパイロットさん♪
…ファンネルッ!!」
12本の浮遊物が織姫を襲う。
しかし…、
ーーバババンッ!!
それは爆発音とともに、12本一斉に破壊された。
希「え…、何が起きたんや?!」
ことり「言ったでしょ?容赦しないって。」
爆風が晴れ、見えた織姫のその姿は…
穂乃果「翼…。」
そう、織姫の背中の両側に大きな純白の翼が光輝いていたのだ。
ことり「いくよ。フェザー・ファンネル、モード・アサルト。」
その掛け声とともにその翼から無数の羽が飛んできた。狙いはヴィーナス。
しかしその羽の軌道は目では追いつけないほど速い。
ーーーバシバシバシバシッ!!
そして複数の羽がヴィーナスの装甲をいとも簡単に貫いた。
希「そんな…ウチがこんなにあっさり負けるなんて…っ!!」
ーーー バーーーーンッ!!!
ヴィーナスが大破した。
一方、織姫は一つも傷がついていない。
海未「…ニシキノ博士、ヴィーナスが撃墜されました。なお、希は脱出に成功した模様。戦況は現在こちらが不利です。…はい、承知しました。真姫、凛、撤収します。」
真姫「そうね、了解。」
凛「了解にゃ〜♪」
こうしてニシキノ勢力が撤退していった。
機体が回収されるのを待っている間、私たちは地上に降りた。
降りたのは花いっぱいに広がるきれいな花畑だった。
ことり「ただいま、穂乃果ちゃん。」
穂乃果「うん、久しぶり。ことりちゃん。それと…初めまして。」
ことり「…初めてまして?」
あ、ことりちゃんは記憶をなくしたことも、取り戻したことも知らないんだっけ。
穂乃果「まぁそれはいろいろあって…。」
ことり「知ってるよ。記憶、なくしてたんだよね。」
穂乃果「ええ⁈なんで知ってるの?」
ことり「ある人がね、全部教えてくれたの。」
穂乃果「そう、なんだ…。」
すると突然、
ことりちゃんと翔ちゃんが重なってみえた。
穂乃果「……!
ごめん。ことりちゃん…。
ちょっとコクピットに用があるから戻るねっ!また後で!」
嘘をついた。
ホントは何にも用なんてなかった。
あのまま話してたら涙が止まらなくなっちゃうから。
穂乃果「翔ちゃん……っ!!!」
私はただひたすら、花畑の中を走り続けた。
ーーto be contenued
どうも!ハイネ1021です!
遂にことりちゃんが登場しました!
彼女は伝説のパイロットだけあって、機体共々強さがチート級でしたね(笑)
一方、彼女が目立ってる分、真姫や凛が空気と化してる気がします…。だ、大丈夫ですよっ!次回以降は出番あると思います!というより頑張って出しますからっ!(汗)
そして今回は副題を出してみました!
some day of my life ですね。
この曲はこのお話と密接に関わってる設定なので、歌詞の意味を(なるべく)意識して描いています。
今後の展開に期待ですね。(笑)
そして今日は…!穂乃果ちゃんの誕生日!!
おめでとうございます!!
ホノキチの私としても嬉しい日です!
これからも穂乃果ちゃんを愛でていきたいものですね!
それでは次回もお楽しみに!