私が廊下を歩いていると…
凛「高坂…穂乃果…。」
穂乃果「あなたは…?」
凛「私は星空凛。μ'sガーディルのパイロット。」
穂乃果「そっか、あなたが…。」
凛「ちょっと、聞きたいことがあるの。時間、少しあるかにゃ?」
穂乃果「う、うん。」
私たちはベランダに出た。
凛「あなたには完敗だったにゃ。私なんかじゃ足元にも及ばなかった。」
穂乃果「ううん、あなたの身軽な操縦技術、ガーディルにはぴったりで当てるのに苦労したよ。」
凛「そうかにゃ…えへへ…。」
「ねぇ、かよちん…小泉花陽は元気?」
穂乃果「うん。元気だよ。
あと…あなたのこともすごく心配してるよ。」
凛「うん…分かってる。でもね…やっぱり許せないんだ。
家族を守れなかったμ'sが。」
穂乃果「…織姫のパイロット南ことりちゃんがね…謝ってた。私がもう少ししっかりしていれば凛ちゃんの家族を守れていたのにって。私は取り返しのつかない失敗をしちゃったって。」
穂乃果「だけど、ことりちゃんはそれを償おうと頑張っていると思う。それが凛ちゃん達の敵であったとしても。」
凛「敵だったら意味ないにゃ!凛の…みんなの願いに逆らおうとしてるオトノキの言うことなんか…!」
穂乃果「じゃあ凛ちゃんの敵って何?」
凛「私の…敵…?」
穂乃果「凛ちゃんの敵はμ's?私?オトノキ?それとも、はなよちゃん?」
凛「凛の敵は…私の想いを踏み滲ろうとするすべて。本当は穂乃果ちゃんだって希ちゃんや海未ちゃんのこと憎いと思ってないの?」
穂乃果「憎いよ。彼女らは私の大切な人を殺した。」
「だけどね、殺されたから殺す。やられたからやり返す。そんなことしても争いは終わらない。その争いの後に残るものは何もないんだよ。」
凛「……。」
「今の凛ちゃんは過去に囚われてるだけ。凛ちゃんが今やらなきゃいけないのは仕返しじゃない。今と、そしてこれからと向き合う覚悟なんじゃないかな。」
凛「穂乃果ちゃん…」
穂乃果「それに凛ちゃんは1人じゃない。ちゃんと大事にしてくれてる人がいるよ。それが今は敵であったとしても。」
凛「…ありがとう。穂乃果ちゃん。でも凛、パイロットとして引き返せないところまで来ちゃった。」
穂乃果「ううん。想いが変わっただけでももう変われてるよ。いつかそれが形に変わるといいね。」
凛「うん!」
凛ちゃんの笑顔を…いや、人の笑顔をこの時の私は久しぶりにみた気がした。
あれから結局博士の言葉に乗せられ甘えてしまった私は、もう数日ここに泊まらせてもらうことにした。
そろそろ出発しようかなと思った5日目の夕方頃…。
ーーブォーン!!
オトノキ勢力が接近!!
敵μ'sは…織姫、バローニャ、シャドー、シフル!
博士「そちらから攻めてくるとは…珍しいじゃないか。では我々もありがたく迎え撃つとしよう。」
「 コンディション・レッド発令!
各μ'sパイロットは直ちにμ'sに乗り、敵μ'sを迎撃せよ!」
博士「ああ、穂乃果君はここに残って結構だよ。」
穂乃果「いえ、そういうわけにはいきません。私も直ちに出撃します。」
博士「まさかさせるとでも思ったかね?そういうと思って、格納庫にはロックをかけておいた。たまには君外で戦いの様子をじっと見ているといい。きっとこれが最期の戦いになるだろう。」
まんまとはめられた…。
確かにピュペリオンの武力介入は今や戦況を最も混乱させる危険分子。
博士「私もそこまで馬鹿ではないさ。
さて、穂乃果くん抜きでどう出る?南理事長。」
「それと海未君、君には無理をさせてしまうね。」
海未「いえ、これくらい平気です。」
「それと、凛。」
凛「にゃ?」
「私に考えがあります、そちらにデータを送りますね。」
凛「うん…。」
「こ、これは……。」
「(海未ちゃん…本気なの…??)」
真姫「そろそろ出撃よ。わかってる?」
海未「今度こそコントロールしてみせる…!」
「園田海未、μ'sヴァルフリード、行きます。」
凛「まずは意思を示す。戦うのはそれから…!」
「星空凛、ガーディル、いっくにゃー!!」
真姫「パパには指一本触れさせないわ…!!」
「西木野真姫、μ'sフレアシス、出るわっ!!」
あれ…?
穂乃果「なんで希ちゃんを出さないのですか?」
博士「彼女は今機体の調整中だ。まぁ新型2機あれば、彼女抜きでもなんとかなるだろう。」
真姫「海未、あなたは前をお願い。援護は私がするわ。」
海未「はい。後ろは任せましたよ。」
にこ「新型がなんのー!!」
海未「死角を狙い不意を突いたつもりですが、遅すぎます。」
ーースパンッ!!
ビームサーベルを素早く引き抜き、シャドーの腕を切断した。
にこ「速い…!!スピードが桁違いだわ…!」
海未「あなたはおとなしくしていて下さい。」
ーーバァキィィ!!
ヴァルフリードの蹴りがシャドーの胴体に当たり、後ろに思い切り吹き飛んだ。
にこ「なっ…?!うわああああ!!」
μ'sシャドー、行動不能。
絵里「にこ…!このぉー!!」
海未「なんでしょうこの感じ…ヴァルフリードがまるで自分の手足のように動かせる…。」
「…そうか、今は私にも…。」
「守るべき人がいるからですね!」
ーーピィキィィン!!
ヴァルフリードの目が光った。
海未「絵里も!下がってください!」
ヴァルフリードがバローニャに向けてビームブーメランを投げた。
絵里「あれは分裂するビームブーメラン。だったら…!」
「スキルバニッシュ!!」
ビームブーメランは一本のままバローニャに向けて移動する。
海未「そうでなくては!」
対艦刀を横に降るが、バローニャはそれを上昇して躱した。
海未「上出来です、絵里!ですが!」
絵里「(あれは…アローシュート…。あんなのくらったらガードしててもイチコロね…)」
「ならば…!!」
海未「行きます。アローシュー ト…!!」
ーーバシュ!!!
バローニャにアローシュートは命中しなかった。
しかし、バローニャは片脚は切断されていた。
おそらくバズーカの爆風を利用して移動したのだろう。
絵里「ふぅ…なんとか躱したわね…。穂乃果の発想が役に立ったわ。」
海未「クスッ。それも、計算済みですよ。」
絵里「え?」
真姫「狙いは完璧よ。」
「フレア・ピット、一斉発射!!」
絵里「しまった…!!きゃあああ!!」
μ'sバローニャ、行動不能。
海未「ナイスです、真姫。」
真姫「海未もやるじゃない。」
「このまま一気に残り2機も叩くわよ?」
海未「…そうですね。」
「では、あなたから…。」
真姫「え…?」
ーースパンッ!!
フレアシスの主兵装のスナイパーライフルを一刀両断、さらにメインカメラを損壊させた。
海未「ふふっ、ごめんなさい。真姫。」
「しかし私はもうあなた側の味方ではありません。」
真姫「う…裏切る気…?」
海未「まぁそれに近いですが、その必要もなくなります。」
真姫「なにそれ……、」
「イミワカンナイッ!!」
ーーバババババッ!!
フレアシスはヴァルフリードに向けてビームガトリングをばら撒いた。
ーーパシッパシッパシッ!!
その弾丸はすべて展開式シールドピットによって防がれた。
真姫「ヴェ?!」
「あれはシフルの……!…っわ!!」
「今度はフェザーファング…!?」
フェザーファングがフレアシスの装甲を貫いた。
「きゃああああああ!!!」
フレアシス、行動不能。
ことり「間一髪だったね、海未ちゃん♪」
海未「ええ、助かりました。ことり、花陽。」
花陽「なんとか防ぎきれましたぁ〜。」
凛「上手くいったね、かよちん♪」
博士「なんと…!!」
穂乃果「これは一体…。」
ことり「穂乃果ちゃん!今そこから出すよ!」
ーーバキバキバキ!!
織姫はピュペリオンの格納庫を壊した。
穂乃果「これなら格納庫に入れる…!」
「今いくよ!ことりちゃん!」
私は急いでμ'sピュペリオンに乗った。
穂乃果「よくわからないけど、行って確かめるしか…!」
「高坂穂乃果、μ'sピュペリオン…」
「行きます!」
どうも!ハイネ1021です!
1日で連続投稿!
いやあ〜今日はペンが進みますね(笑)
まさかの海未、ことり、花陽、凛までもが味方組織を裏切り手を組む展開になりました。
これは一体どういうことなのか…?
気になる続きは…次回をお楽しみに!